Monthly Archives: 9月 2013

You are browsing the site archives by month.

3才の子が,2年生の算数ソフトを完全攻略!

b85473才の子です!
楽しんでいるソフトは2年生のかけ算のソフト。

きまり発見を楽しむ感覚が3才の子にすでにあることがわかりました。これは,大発見です!

このスナップを撮影したのは,お父様です。
曰く。「試作品の算数ソフトに娘は大層気に入ったようで、かけ算が使える・使えないを完全攻略しました。」

算数はきまりで成り立っている学問です。
ですから,きまりの発見ができれば,算数は半分がシッカリできたことになります。

その「きまり発見」を3才の子が楽しんで取り組んだのです。
しかも,ご家庭で!

「きまりを見つけた」「きまりがわかった」という嬉しい瞬間がソフトではやってくるので,それが魅力なんだと思います。
実に,素晴らしいことです。
※写真の掲載は許可をいただいています

このお嬢さんのアタック笑顔を見ていると,何か大きな変革の可能性を感じます。
もしかすると,3才4才5才児用のソフトを開発したら,子供たちの算数基礎学力は急速に高まるかもしれません。
そんなことを思って,ちょっと効果的な工夫を考えつつ,目下,試作品を作っています。
8625_400
10までの数の中の「量と数詞の概念一致」を推し進めるソフトです。
完成には,まだ時間がかかりますが,これが完成したら,就学前のお子さんをお持ちの先生にプレゼントしたいと思っています。
頑張ります!

本居宣長の「古事記伝」総論を読みました。

持っていた本居宣長の本に「古事記伝」の総論が載っているので,そこを読みました。
驚きの研究者です。

日本書紀と古事記は,日本人として読んでおかないとならない書と思っています。
でも,その中身がどうのと,研究者のように読む必要もないので,好きな算数や作法の世界がちょこっと顔を出すところを見つけては楽しんで読んでいました。

古事記や日本書紀の話しになると,たいていの人は古事記の方が面白いというのですが,それがどうしてなのか,よく分からずにいました。私には,日本書紀の方がとっても面白いと感じられているからです。

どうして日本書紀の方が面白いと感じるのかは,自分でもよく分かっていません。
でも,「古事記伝」を読んで,その理由が少し分かった気がしました。
日本書紀には儒教や仏教の考えが入り込んでいるということが,よく分かったからです。
儒教は作法の根本的な存在なので,それが私を惹きつけているのです。
こうわかってくると,もう一度,日本書紀,古事記を読み返したいと思います。

「古事記伝(総論)」を読んで,「まことの日本」の意味が少し分かってきました。
時間をおいて,「古事記伝」の中身も読み進めてみたいと思っています。そうして,「まことの日本」を感じてみたいです。

そうそう,「古事記伝」を読みつつ,宇佐美寛先生がダブってしまいました。
日本書紀・古事記のここがダメだと明確に指摘し,その根拠も記しているからです。
引用の仕方も宇佐美先生と同じです。
江戸時代が本居宣長なら,今の時代は宇佐美寛先生です。

本居宣長の「玉勝間」はいいですね。

河合隼雄先生の『こころの最終講義』を読んで,読書熱が高まり,今日は本居宣長の「玉勝間(たまかつま)」を読みました。
何度読んでも,ズシンと響いてきます。
それは,学ぶ人の学ぶ姿勢がしっかりと記されているからです。

◎未熟な学者が,心はやって唱え出す新説は,一途に「他人より優れよう,勝とう」という気持ちで,軽率に,前後を十分に考え合わせずに・・・・
戒め的に,自分に降りかかってきます。

◎だいたい旧説は十の中で七つ八つの点は悪いのも,その悪いところをおおい隠し,僅かに二,三の用いるに足る点があるのを特に持ち上げて,出来る限り援護採用する。新説は十のうち例え八つ九つの点はよくてみ,残りの一つ二つの悪い点を特に批判して,八つ九つの良い点をも抹殺し・・・・
新説を唱えるときに,何に留意すべきか,示唆多いところです。

こういう内容がビッチリ載っています。
天狗にならないように自分に語りかけるに,ちょうど良い書です。

本居宣長と言えば江戸時代の国学者です。
まことの日本を愛し,研究した人です。
そのまことの日本は何かというと,これは「玉勝間」を読んでも分かりません。
古事記と万葉集を読まないと分からないのです。
その学びには,本居宣長の「古事記論」は読んでおかないとなりません。
「古事記論」までは踏み込む予定はなかったのですが,学びにも勢いというものがあります。
明日から読み進めてみようと思っています。

河合隼雄先生の『こころの最終講義』を読みました

b8548_300昔,一緒に仕事をしたことのある福田さん,河合隼雄先生の大ファンなのです。そういうちょっとしたことがきっかけとなり,『こころの最終講義』を読みました。
これは,良い本です。
専門的な何かを見つけ出した先生には,お勧めします。

読み進めるにつけ,次第に,もっと本を読みたいと思う衝動に駆られました。
この本に出てきた,『日本霊異記』をさっそく注文しました。
すると,突然,本居宣長を読みたくなり,本棚から引っ張り出して,「初山踏(ういやまぶみ)」を読んでしまいました。
他にも,あれもこれもと思ったのですが,そんなには読めないだろうから,ぐっと我慢しました。

何か来そうと感じたのは,「語り」についてのところです。
何がどう来そうなのかは,漠然としていますが,算数ソフトはたんたんと客観的に説明する世界より,もっと密着感のある,自分なりの語りが自然発生的に出来る強いインパクトを持っています。そこに河合先生のお話が絡まりそうで,それが実に楽しかったです。

その算数ソフトですが,5年生の文章問題,差し引く・代入の2つのソフトが入ったソフトが,DLマーケットでダウンロード購入できるようになりました。
良かったです!

ワイアレスマウス

第4回「教育の原点セミナー」に神奈川から吉田先生が参加されました。
ソフトを紹介するとき,いつものようにワイアレスマウスを使ったのですが,それがとても良かったようで,ワイアレスマウスを購入して授業のレベルアップを進めることを話してくれました。

b8549_300ワイアレスマウスがあると,子ども達がクリックする事ができます。
自席にいながら,大写しの画面を見て,子ども達がクリックします。
自分にマウスが回ってくるのが嬉し恥ずかしになります。
自分の番の時は,すこぶる集中します。これは当たり前です。
嬉しいのは,自分に番が来ていないときでも,集中がとぎれない事です。
ここが,普通の授業との大きな違いと思っています。

私の持っているワイアレスマウスはこの黄緑色のマウスです。もう一つ,白いのを持っていますが,愛着がありセミナーにはこちらを持っていくことが多いです。

マウスの横にあるのがUSBの差し込みです。これがマウスの中にセットされています。それを取りだして,PCのUSBに差し込めば,授業が急速に楽しくなりますし,子ども達のやった感もグッと高まります。

このマウスを使って,8628_400場合の数のソフトを動かしました。
普通の図がマウスクリックでジワッと樹形図になります。
その様子を見て,先生方は見れば分かることに納得してくださいました。
このソフト,DLマーケットでダウンロード購入できるようになりました。関心のある先生,是非,ご覧ください。

第4回「教育の原点セミナー」はとても充実しました!

b8550_300第4回「教育の原点セミナー」が終わりました。
算数ソフトの大大大ファンである神杉先生ともお会いできましたし,今回ご参加くださった吉田先生が,算数ソフトの使い方が目当てで参加されていたことを知り,もう,それだけで,非常に楽しい1日になりました。

写真は,今回のセミナー最終講座でご講演をされた,野口芳宏先生です。
テーマは,最後まで「?」のままだったので,どうなることかと思っていましたが,とても勉強になった内容でした。
もし,テーマを着けさせていただけるとしたら,『「終戦の詔勅」「天皇の人間宣言」を読む』だろうなと思います。

どちらも,全文を読んだことがありません。読んだことがないのに,あれこれ思いを持っています。
こういう状態が浮いている状態というのだなと思いました。
今回,玉音放送,人間宣言について全文を通して学ぶことが出来ましたが,こんな機会はまず無いと思います。
せっかく全文を読んだので,これを機会に,自分でもさらに読んでみて,自分なりの考えを持てるようにしたいと思います。