\横山験也のちょっと一休み/

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山田洋一先生の『発問・説明・指示を超える 説明のルール』は素晴らしい!

Posted in 友達の先生, 良書 by 横山験也
4月 03 2012

山田洋一先生の新刊『発問・説明・指示を超える 説明のルール』は,とっても良いです!
読んでいて,何度も「なるほど!」と思った本です。

説明は端的に短く。
そういわれると,そんな気がします。
でも,そうではないのです!

冷蔵庫に入っているケーキを捨てることになりました。短く伝えてみましょう。
「このショートケーキ捨ててくれる」
無駄もなく,やって欲しいことをきちんと伝えています。
これで良いように思えます。
しかし,聞いた人はどう思うでしょう。
えっ?どうして捨てるの?と思いますよね。

これを,「これ2週間も冷蔵庫に入りっぱなしだったの・・・」と,言っていれば,聞いた人も「了解!」となります。過去の経験からの実感がわき起こってくるからです。
説明のポイントは,こういうところにあるのです。

1年生が入学してきました。6年の担任であるあなたは,次のどちらの言い方が好きですか。
---------
A。1年生から「優しいから大好き!」と言われる6年生と,1年生がそばに一人も寄ってこない6年生がいるんです。
B。1年生には優しい言葉遣いで接するようにしましょう。親切にして上げられる子はいい子です。
---------
差は歴然としています。Aはなりたい自分が見えてきます。心に伝わります。

このようにAB2つの言い方を並べて,どのように説明をすると良いのか,それを紹介しているのがこの本です。
その事例数は44!
これだけの事例があると,読み通すだけでかなりの勉強になります。
自分があまりしていない納得のいく説明があることに気付かされます。
そういうところは,声に出して読んでみると,また,なるほどと感じるものが出てきます。

実に良い本です。
推薦します!

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有田先生,絶好調でした!

Posted in 友達の先生, 大先輩の先生方 by 横山験也
4月 02 2012

強風でJRが止まりました。
でも,私鉄が走っていたので,乗り換えて東京へ向かいました。

三省堂本店での有田先生の御講演会。
一番乗りは群馬の大谷先生だそうです。なんと,1時間前から席に座って待っていたそうです。
さすがです!

有田先生の御講演は,終始絶好調でした。
納得の合間に笑いがあり,あっと言う間に時間が過ぎました。
個人的には,-30度と10度の差を20度と答える5年生の所に強めに反応していました。
これこそ,デカルトの出番です。
数を長さに置き換えることで,負の数のイメージがとらえやすくなったのです。
そんなことを思っている内に,有田先生のお話はどんどん進みました。
日本は世界一の豪雪地帯なのです。

私も少し話させていただきました。
算数ソフトを使いつつ,算数の指導について話しました。
算数の理解の流れ「きまり」→「感覚・体得」にも少し触れました。
「感覚・体得」のレベルまで高めるのが,従来の算数では難しかったのです。
算数ソフトの活用で,そこを超えられるようになりました。
そういう話しです。

座談会では横田経一郎先生の司会が実に素晴らしく,私もなめらかにお話しできました。
うまいなぁと思いました。

会場で目に付いたのは,城ヶ崎先生の姿勢です。
やっぱり,凛とした姿勢の方がいてくれると,話しやすいです。

その会場には江部さんも。とってもお元気でした。
嬉しかったのは,高名な佐藤正寿先生,神永典郎先生,関口芳弘先生とお話しできたことです。
いつもの野口塾の先生方ともお会いでき,語らえました。
関大初等部の先生と知り合いの渡辺千佳先生ともお会いし,珍しい切符の名刺を頂きました。
横須賀の田中康次先生,広島の井上努先生とも名刺交換しました。
たくさんの先生方との交流。これも有田先生のおかげです!

会場で有田先生の新刊『授業づくりの教科書 社会科授業の教科書 5・6年』が先行発売されました。正式の発売は4月20日です。
会終了後,有田先生のサイン会がありましたが,長蛇の列でした。
あまりに列が長いので,サインをあきらめて,地下一階の2次会会場へ行きました。

2次会では江部さんからスピーチを頂きました。
皆さん,しびれていました。江部さんはすごい方です。

三省堂本店でのイベント。また,できたらいいなぁと思っています。

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横藤雅人先生の『5つの学習習慣』

Posted in 友達の先生, 良書 by 横山験也
3月 28 2012

友人の横藤雅人先生の新刊『5つの学習習慣』です。

わかりやすく書かれているので,どんどん読み進めることができます。
気に入ったところは,「子ども部屋は「貸す」」という考え方です。これは,作法に通じる実によい考え方です。
子どもの環境を「大満足」にしてはいけません。大満足は,その時はよいのですが,後から「わがまま」とか「甘え」とか,負の心根を持つことになります。
2分3分ほど,満たされない部分がある方が,「辛抱我慢の心」「全体が良いから,細かいところは目をつぶる」といった,良い心根が育つことになります。
特に,子ども部屋は毎日活用するところです。
長い年月をかけて使うところです。
部屋を借りつづける子どもの心に何が育っていくのか,それを考えるだけで,幸せな気持ちになってきます。

「腰を立てて椅子に座らせる」という章もありました。これもいいですね。
「良い姿勢は一生の宝」と横藤先生も記されています。
本当にそう思います。
良い姿勢で座れるようになると,姿勢の良い人がどんどん目に付くようになります。
良い姿勢の人を見ると,それだけで良い気分になってきます。
この本からも,姿勢よく座ることが伝わります。有り難いことです。

若い先生にも,若いお父さん・お母さんにも勧められる良い本です。

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岩﨑淳先生の『新しい国語科教育 基本指導の提案』には,学習院の風が!

Posted in 友達の先生, 良書 by 横山験也
3月 19 2012

学習院中等部の岩﨑 淳 先生の新刊『新しい国語科教育 基本指導の提案』です。

岩﨑先生は,教育出版の小学校・中学校の教科書編集委員もされていますが,学習院中等部の先生でありながら,学習院大学・学習院女子大学・早稲田大学でも教鞭を執られています。

学習院・教科書編集員・大学。

私のような在野から見ると,まさに,「ストライクゾーンのど真ん中」というイメージです。
とくに,関心が高まるのは,学習院です。
学習院でどんな学習がなされているのか。
それを学ぶだけでも,大きな修養になると思っています。

副題にある伝統的な言語文化の指導が真っ先に書いてあります。
その中で響いてきたのは,老舗の話しです。
老舗の経営のコツは,思い切ったことをしていくこととあります。

「コツ」というのは,小手先のことではありません。
「コツ」は,漢字で「骨」と書きます。
もっとも重要な勘所,それが「骨」です。

古典は継承することであり,その学びから自分を新たに創造することです。
学習院の風を感じてしまいます。

この本は3月22日に発売なのですが,amazonnではすでに販売されています。
私は学会で先行発売されたので,そこで手にし,岩﨑先生からサインを頂きました。
読み進めながら,学習院の風にあたることができました。こういう国語,嬉しいです!!

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深澤久先生の授業を見てきました

Posted in 友達の先生, 良書 by 横山験也
3月 17 2012

一日公開をするとメールに書いてあったので,ちょっと行ってきました。

見学した授業は4時間目と5時間目。
子どものやる気,取り組み,スピード・・・。見事でした。
途中から気になったのが,学級づくりの全体の構造です。
4時間目が終わり,給食に移り,ああなるほどと,かなり合点がいきました。

協議会では,深澤学級の見えてきた構造を話しました。
子ども達はスポーツチームの選手であり,劇団の団員であり,といった所に位置付いており,深澤先生は先生でありながら,監督でありコーチなのです。
ただ,このチーム・団といった比喩では,4月のスタートにおける取り組みをカバーできません。
この部分のカバーとして必要な頭は,大衆運動・大衆組織の論理です。
私の話を受けて,この不足部分を具体的に話していた久さんはさすがでした。

深澤学級の全体の論理については,いずれ,本人がどこかにバシッと書くと思います。
「学級づくり原論」
こんなタイトルでしょうか。
読んでみたいですね。

懇親会では羽鳥先生と少し歓談。
日本人を育てる研究の話しです。
私の作法研究と少し重なる所があり,羽鳥先生の向かう所などを伺えたらと思っていました。
でも,やっぱり酒の席はダメですね。
雰囲気がイマイチなので,まともな話しは前に進みません。
日を改めて,羽鳥さんとは話したいと思います。

道中読んでいたのは,『都鄙問答』。石門心学の石田梅岩の本です。
心学と書いてあると,心理学かなと思えてきますが,左に非ず。
江戸時代の思想書です。

面白かったのは,イザナギ・イザナミの「殺す生む」の話しが,生きるための殺生と関連づけられたいたことです。苦笑しつつも,このつなげ方の姿勢が勉強になりました。
短気の論理もわかりやすく,面白いです。この論理を板に付けようとすれば,それはそのまま優れた修養になります。深いです。

こういう細かい面白さが所々に書かれているので,思想書は魅力があります。
でも,一番の楽しみは,「人としての考え方」です。現象面に目を奪われないしっかりとした考え方の素養を養えます。

本を読みつつ,つらつらと思ったことは,「姿勢の研究を城ヶ崎先生と進める必要があるな」ということです。

 

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朝日新聞の窓に渥美学級が!

Posted in マスコミ, 友達の先生, 算数ソフト by 横山験也
3月 13 2012

朝日新聞の窓です。
算数ソフトを使って授業をしたら,難聴のお子さんが数を理解できるようになり,九九も難なく習得していった渥美学級の様子が記されています。
胸が熱くなります。
障害のあるお子さんの算数理解へのお手伝いができたのです。
嬉しくてなりません。

渥美先生から,大きな成果が出ているとの話を知らされたとき,居ても立ってもいられなくなり,釧路まで行きました。
そこで見たのは,算数ソフトをごく自然に使っている楽しい暖かい授業でした。
どの子もこの子もどんどん手を挙げて発表しています。
クラス全体が優秀な子の集まりなのかと思うほどでした。

ところが,北海道の釧路市は学力低下で大変な事態になっています。
学力テストで北海道は全国47位です。
釧路市はすべてのテストで北海道内の平均点を下回っています。
何とかしなければと,学校が地域が動き出して子ども達の学力回復に取り組んでいます。北海道新聞がそのことをとりあげています。
http://blog-imgs-44-origin.fc2.com/k/o/u/koulutus/20120306_dousin_gakuryokukiki01_mini.jpg

算数ソフトも,釧路の取り組みへの一つの役割を果たしてるのかもしれません。
私は直接何もできませんが,子ども達が算数の力を付けていける,そういうソフトをこの先も開発していきたいと思います。

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長瀬拓也先生の『社会科授業のつくり方』

Posted in 友達の先生, 良書 by 横山験也
3月 07 2012

若い先生が教育書を書いています。
実によいことです。

長瀬先生の本を読むと,まず驚くのはその筆力です。
日頃から,かなり本を読んでいるのだろうなと思います。

若い頃の私は固い感じで書いていましたが,長瀬先生の文章は暖かいです。
その暖かさで『社会科授業のつくり方』(黎明書房)を書き上げています。
その根本として,学級経営という立ち位置を感じさせる本です。

面白いのは「とりあえず大きくしてみよう」です。
当たり前のことが,しっかりと書かれているのがうれしいです。
社会の名人,有田和正先生も資料は大きくして子ども達に提示しています。

5W1Hも載っています。課題づくりに役立つとあります。
その章には,授業の流れの大まかな学び方も書いてあります。
そこにある,「守破離」を見て,この本は「守」の本なのだなと思った次第です。

「まだ若いけど,いつか本を書きたい」と思っている先生にも,良い刺激を与えてくれる本です。

有田和正先生の新刊『 社会科授業の教科書』は4月に発売になります。

 

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作法 教えの図

Posted in 作法, 友達の先生 by 横山験也
2月 16 2012

この図が,「作法 教えの図」です。

真中に表されているのは,「自分」です。
両脇の空欄には,自分を高める言葉が入ります。
初心者なら「辛抱我慢も七日か十日」。
大人でしたら,それに「外が内を養い 内が外を資ける」を加えます。

「作法を学ぶ」とは,その所作を学ぶに止まりません。
人の道を正しく歩む心も同時に養えるのです。
それ故,ふさわしい適切な言葉も学び,それを書き記すようにします。
学びが高まれば,自然,書き表す言葉は変わってきます。

先日,チーム算数が開催されました。
私の目の前に座っていたのは,城ヶ崎先生です。
城ヶ崎先生には,12月の例会で手の置き方の話しをしました。
「何もしていないときの手は,どうしていたらいいのか」
「なぜ,そうするのか」
お話ししたのは,一度です。
それなのに,城ヶ崎先生の姿は実に凛とし,終始,感じの良い雰囲気を出していました。
一つの作法を知ること。
わずかなことですが,これが意識を変え,姿を変えていきます。

次回のチーム算数では,この「作法 教えの図」を配り,少しお話しをしたいと思っています。

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『関大初等部式 思考力育成法』 堀 泰洋先生が唸りました!

Posted in 友達の先生, 良書 by 横山験也
2月 05 2012

facebook友達の堀 泰洋先生から,熱いメッセージをいただきました。

「公開研で手に入れ、唸りながらむさぼり読んでいます。・・・すごい本です。」

『関大初等部式 思考力育成法』を読んでうなったのは,私だけではなかったのです。
堀先生も唸ったのです。
子ども達が考える力をつけ,「考える達人」 へと育っていく。
これは,教師なら誰しもが願うことです。

北海道の友達に福嶋顕勝先生がいます。福山先生のMLで御一緒させてもらっています。
福嶋先生は,将棋をされるので,
『この本の内容を「将棋の初心者の学び」と重ねてみてください。将棋に各種ある戦法(矢倉囲いなど)が,この本の「思考法」に相当します』
とメールしました。

そうしたら,非常に納得されたようで,濃厚な返信を頂きました。

ある目的を達成するために,どの思考法を用いるか。
これが将棋だと,相手の王を捕るために,序盤はどの戦法(矢倉囲いなど) を用いるか,これに相応してきます。
もちろん,将棋には,中盤には中盤の攻め方があり,終盤には詰め方があります。
そうした上に,棋風が備わってくるのが将棋です。

将棋を子どもに教えたことのある先生は,きっと,その教え方と『関大初等部式 思考力育成法』に通じる何かを感じると思えています。
もしかしたら,関大初等部の思考法は読んだ先生方の手によって,将棋のように発展していくのではないかと思っています。

堀先生のメッセージ通り,すごい本です。

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分数が持っている2つの時制「過去」と「今」

Posted in 友達の先生, 算数考 by 横山験也
1月 31 2012

このブログには,コメントが書き込めるようになっています。
昨日は,渥美先生,槙本先生,福山先生からコメントを頂きました。
有り難いことです。

コメントを読みながら,フッと分数の教材開発について思ったことがありましたので,その話をいたしましょう。

カステラを4つに等しく分けた,その1つ分。

これが「1/4」の言い回しになります。
「4つに・・・分けた」「1つ分」と言うことは,「1/4」という一つの数は,過去と現在を同時に表現している数と見ることができます。

◆ 分けた=過去
◆ 1つ分=現在

この2つの時制を同時に言い表してるのが分数なので,過去も現在も両方とも見えるようにすると,分数の意味がわかりやすくなります。

また,「過去と現在」をちょっと考えてみると,そこには,時間差が生じていることが分かります。
時間差を教具で生み出すには,どうしたらいいのでしょう。
その解決法は,教具に「動き」を生じさせることです。

◆ 「動き」が出せて,
◆ 2つの時制を示せる

そんな教材が出来れば,確実に子ども達の頭にストンと落ちます。
試行錯誤して,「分数の紙」になりました。
--

分数の図と言えば,左のような表し方が普通の表し方です。

「分数の紙」を知った先生には,この図は「4」と「1」を重ねて表現していることがわかります。
そうして,その重なりが,学習上,ちょっと困難を発生させていることも,何とはなく感じられてきます。
実際,ちょっと理解が難しいと感じる子も何人かは出てきます。

それでも,先生がこのような「重なった図」しか知らない場合は,あれこれ説明して,理解を進めていきます。
この努力,なかなか大変です。

でも,「分数の紙」を知っている先生は,ここをかなり良い感じで,楽しげに導けます。
分数の表記の意味をしっかりつかんだ上で,普通の図を学べば,「分数の抵抗」は激減します。

今日,釧路の渥美清孝先生が「分数の紙」を使って授業をされました。
非常に盛り上がり,子ども達は非常に集中していたそうです。
子ども達が,とっても前向きになるので,「分母」「分子」「括線」などの用語も,どんどこ教えていったそうです。
きっと,私が授業をしたときより,さらに,今風に進化したグッドな授業だったのだろうな,と想像しています。
--

こういった「教材開発」で救われる子が,ドーンと出るのが算数なのです。
有田和正先生は,「教材7分,腕3分」と仰います。
これは,社会だけでなく,算数にもドンピシャで言えることです。

渥美先生の明日の授業では,「算数ソフト 」が登場する予定だそうです。
場外ホームラン級の授業の連続になりますね。

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