Category Archives: 算数

私の専門は?

埼玉の大宮で、元気いっぱいの若い先生方に道徳の話をしてきたのですが、会場で私を初めて知ったという先生もいます。
そういう先生は、きっと私のことを道徳の先生と思いこんでいるでしょう。

専門は算数です。
得意は国語。
極めつけは道徳です。

算数が専門と聞いたら、びっくりすると思いますが、きっと、「分かりやすい算数」なんだろうなと推測できるはずです。
あの曖昧模糊とした道徳の根本的なところを、かなり分かりやすく、図入りで話したのですから、算数はどうなるのだろうと思いますよね。

私の算数というのは、今現在は、算数ソフトがその代表作となっています。
1年から6年までの算数の内容をソフト化しました。
その一つ一つが、面白く、分かりやすいです。

右のソフトは、4年生の直方体の「垂直な面」を学ぶ場面用のソフトです。
今現在は、「え」の面に垂直な面が問われています。
子どもが「先生、「い」です!」と答えてきたら、直方体の下の「い」ボタンをクリックすると、その面が緑色になります。
クリック一つで、すぐに対応できるので、先生もぼけやつっこみを楽しむことができます。
講座で私が演じたように、ソフトを使うと先生も楽しく授業を進行できます。

このソフトは、さくら社のネットストアで販売されています。
ダウンロードすると、13ヶ月使えます。
学年まとめて購入することも、単元1つを購入することもできます。
私の講座のような、楽しくってためになる授業をと思う先生には、絶対のお勧めです!!
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前田康裕先生の『まんがで知る教師の学び2』が、まだ発売前なのですが、アマゾンで597位となっていました。
昨年発売した『まんがで知る教師の学び』を読まれた先生が、どんどん予約をして下さっているのだと、感謝の気持ちで一杯です!
「学び2」の発売は、3月10日です。
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石井敦先生の授業

b7375先月、九十九里浜小学校で石井先生の授業を2時間、参観させていただきました。
特別支援級での4年「面積」の学習。
それと、6年「比例」の学習。

4年の面積は、研究授業でよく扱われるL字形の場面です。

石井先生の授業展開に、驚きました。
子どもに応じて、対応を切り替えています。
できるところは、しっかり取り組ませ、そうでないところはサッとフォローします。
これが見事で、横に切る、縦に切るは、子供たちが考えて既習の長方形にすればいいことを見出していました。
そこから、さらに、考え方3(全体から部分を引く)まで子どもたちは考え始めたのです。
ここまで授業を高められるのかと、感心させられました。
石井先生が、受け持ちの子を深く理解していることがよくわかりました。

b73746年では、比例のグラフです。
20人学級のが全員参加した授業でした。
こちらでの石井先生の指導は軽快でした。飛び込み授業なのですが、クラスをあっという間に石井オーラで包み、子ども達をのびのび学習させていました。

子ども達の感想を1つご紹介します。
◆授業では、分からなかったところがわかり、すごく考えやすかったです。
ソフトは、一つ一つ分かりやすくて、すごく勉強になりよかったです。

授業後、佐瀬校長先生と一緒に給食をいただきました。
校舎が豪華なので、しばらく学校のことを伺っていました。
それから、もしかしたら・・・ということで、アフリカのルワンダの教育関係者が日本に留学した時、九十九里小学校を見学させていただくことは可能かどうか、伺いました。
御快諾をいただけましたので、もしかしたら、来年の夏ごろ、ルワンダの先生を一人九十九里町小学校へ案内することになるかもしれません。
ルワンダは内陸国なので、九十九里の海も見せたいと思いました。
そんな日が実際にやってきてほしいです。
そうしたら、また、石井先生の授業を参観できます。
さらに、日本の小学校のことを、佐瀬校長先生から教えていただけるかも知れません。
そうなったら、うれしいですね。
ルワンダに九十九里小の風が届きます。
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日本標準のDVDセットも評判が良いです

b7381算数ソフトは、DVD版も人気があります。

右は、日本標準から発売されているDVDの学年セットです。
1つのトールケースに、DVDが5枚入っています。
書籍で販売されているDVDブックの1学年分が全部収まっているのです。
1つのトールケースに、1学年分のDVD5枚が全部入っているので、何かと便利です。

『教師のチカラ』の秋号、特集は算数でした。
もう、読み終わっていますよね。
深澤先生が、算数と言えば・・・ということで、私にも書くよう設定してくれたので、算数ソフトのことをしっかり書きました。
とにもかくにも、教室で使うと使わないとでは、大きな違いがでるのが算数ソフトです。
まだ、未体験の先生、日本標準からの算数ソフトでスタートするのもいいですね。

算数ソフトの英語版は、目下、ルワンダの教育局と友好的に前進する方向になっています。
それもこれもJICAが場を与えてくれたおかげです。
来週、10月に渡航したルワンダでのあれこれをJICAに報告に上がります。
順調にルワンダで成果を上げているので、報告会が楽しみでなりません。

算数は世界に通じる教科です。
日本の学校での指導は世界一丁寧と私は感じています。
だからこそ、算数好きの先生には、「いつかは世界へ」と心の奥で闘志を燃やして欲しいと願います。
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縮図の応用

b7384野口塾ビギナーズで6年生の「縮図」がでました。
右のような図が載っていました。
10mを10cmとして縮図を書き・・・と進めていくと、木の高さが求められるという学習です。

縮図を見て、そこから実際の長さを求める学習は、縮図のありがたさがわかる良い授業となります。

私も現役の時、学校の縮図を印刷し、子供達に配布して授業をしたことがあります。
学校の敷地を売りに出すとしたら、いくらになるか考えさせたのです。

事前に、学校の近所の不動産屋へ行き、学校の近くの家の土地価格が1坪いくらになっているか、調べました。
また、学校の縮図に記されていた寸法は、全部消しました。

実際の長さを図る個所をできるだけ少なくして、売値にたどり着けるか検討します。
まあ、面白かったです。

算数の単元は、「基本」と「応用」に別れています。
応用では、基本で学んだ事項のありがたさや便利さ、面白さなどが伝われば、ナイスです。

b7383ところで、木の高さですが、これを求めるのに縮図を使うのは、ちょっと見当違いと思えます。
角度を「40度」に設定しているのは、どう考えても、縮図を使わせるためです。
木の高さを求めるだけなら、40度はダメでしょう。高さを求めるまでの手順が複雑だからです。

江戸時代から、角度を45度にする、ということが伝わっています。(江戸時代には角度という概念がなかったので、二等辺の考えです。)
ご覧のように股ぐらから木の梢が見えると、それがちょうど45度ぐらいになります。
多少の誤差を気にしなければ、これが一番手っ取り早いです。

b7382もう一つは正方形の紙を半分におり、そこに重しをつるした45度の計測器をつくります。
測る時の姿勢が重要で、片膝で座り、片手を地面に着け、上げた腕と三角形の斜辺が一致するようにします。腕で直角二等辺三角形の斜辺を作っているのです。

こういう事例は、江戸時代の算術書『塵劫記(じんこうき)』に紹介されています。

歴史的にも、基本は45度(二等辺)とわかります。
こういう事を知っていて、その上で、ちょっと複雑になるが、実は縮図でも・・・と進むとすごい!と感じますね。

もちろん、1mの定規を立てて、その影の長さを測り、木の影がその長さの何個分になるかなど、各種方法はあります。

算数は「応用」部分が実に奥深いので教材開発が楽しめるところです。
算数ソフトで授業の進度が早くなったクラスは、こういう応用を楽しむ時間が生まれるので良いですね。
※2つの図は、岩波文庫の『塵劫記』に載っています。算数好きの先生にお勧めです。
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ルワンダ、珍しい計算

10月上旬にルワンダへ行った時の写真を、スタッフの松山さんからいただきました。
その中に、小学校3年か4年と思われる板書の写真がありました。

b7401その板書の1部がこの写真です。
計算式です。
白いチョークの部分が問題で、赤チョークは答えです。

式と答えを見比べて、式の意味が分かればナイスなのですが、日本では習わないので、ちょっと分からないだろうと思います。

松山さんとは、11月にルワンダでの事例紹介のスピーチをすることになっています。
聞き手は、「途上国でビジネスを!」と考えている企業の方々です。
そういう場で話すことになり、少々驚いています。
短い時間ですが、しっかりとお話をしたいと思っています。
今日は、松山さんとスピーチ内容の打ち合わせをしました。
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「ルワンダ-日本 共同プロジェクト」の第一歩的授業ムービー

b7441この4月。
日本からはるか離れたアフリカで、日本で開発された算数ソフトを使った授業行われました。
授業をしたのは、ルワンダの先生です。

もう、これだけでも、「ルワンダ-日本、共同プロジェクト」の第一歩を感じます。

その時の授業の様子がビデオに収められていたので、その滑り出しをムービーとしてアップしました。
全体で2分ほどの短いムービーです。

今、さくら社のサイトにアップしていますので、関心のある皆さん、是非ご覧になって下さい。
さくら社のサイトの右上の方に「算数ソフトの世界展開」というコーナーがあります。
そこの「ムービーはこちらをご覧下さい」をクリックするとムービーの画面に入ります。

b7440右はそのムービーの一こまです。
現地の先生(アーサー先生)が、算数ソフトをスクリーンにどーんと映し出して授業をしています。
子ども達もどんどん手を挙げています。
まさに、「ルワンダ with 日本」の授業です!

目下、文科省による「日本型教育の海外展開事業(EDU-Portニッポン)」が動き始めています。
途上国の教育に日本が貢献する時代がいよいよ始まったのです。
日本の教育はその質がとても高いので、きっと10年20年30年の後には、優れた先生が世界に大貢献するようになっているだろうと思っています。
時代の動き始めを感じています。
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