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『日本人はなぜ英語ができないか』

b7903鈴木孝夫氏の『ことばと文化』が面白かったので,続けて購入したのが,『日本人はなぜ英語ができないか』です。

実に,面白かったです。

戦後,日本は世界の超大国になりました。
そうなる以前なら,今のような英語教育でもOKなのですが,大国となった今は,これまで通りじゃダメでしょう!というようなことが,かなり詳しく書いてあります。
その説明が,面白いのです。

どう面白いかは,読んでみると,次々とわかります。
「日本が好き!」という人には,たまらない説明なので,断然お勧めです。
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この本を読むと,自分も英語会話ができそうな気がしてきます。
自分の知っている範囲の英単語を羅列するだけでも。
しかも,日本人的発音でも。

カンボジア・タイに行ったときのことです。
若い現地の人と片言で話したのですが,そのとき,「あなたの英語は日本の英語だね」と言われました。
どうも,「英語の日本方言」という意味合いなのです。
それでも,単語の意味は通じています。
それなら,日本人的な英語で話し続けても,そこそこ通じるだろうと思います。

自分が話す分には,これで良いのですが,英語で会話するには,あと2つ大きな壁を越えないとなりません。
1つは,相手の言葉を聞き取れるようにすること。
もう1つは,相手に気後れしないこと。

気後れは,少し経験を積めば,通過できそうですが,聞き取りは鬼門です。
耳に入ってくる英語は,私の耳が自動的に「雑音」として扱っています。
極東放送でも聞いて,耳を慣らす必要があります。
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こうやって,努力すれば,私でも少しは・・・と思います。
でも,私が良い感じで話せるようになる前に,携帯電話に同時通訳機能が付いていることでしょう。
そのときには,宇佐美先生から教わった「一文一義」で話せば,世界中の人と話せます。
そう言う日が来たら,算数ソフトがドーンと映っている前で,携帯持ちつつ,面白い授業をしてきたいと思っています。
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