10月上旬にルワンダへ行った時の写真を、スタッフの松山さんからいただきました。
その中に、小学校3年か4年と思われる板書の写真がありました。
その板書の1部がこの写真です。
計算式です。
白いチョークの部分が問題で、赤チョークは答えです。
式と答えを見比べて、式の意味が分かればナイスなのですが、日本では習わないので、ちょっと分からないだろうと思います。
松山さんとは、11月にルワンダでの事例紹介のスピーチをすることになっています。
聞き手は、「途上国でビジネスを!」と考えている企業の方々です。
そういう場で話すことになり、少々驚いています。
短い時間ですが、しっかりとお話をしたいと思っています。
今日は、松山さんとスピーチ内容の打ち合わせをしました。
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広島の福山市へ行ってきました。
日吉小学校で『デジタル思考ツール』の話しをしてきました。
聞けば、広島県は県をあげて思考力育成に取り組んでいるそうです。
次の指導要領で思考力育成が求められてきます。
それを先取りして、県全体で取り組んでいるのですから、頼もしいです。
広島へ行くことになっていたので、三宅先生とお会いした時、あれこれ大事なポイントを伺いました。
さすがは三宅先生です。納得のいく内容をずばずば話してくれました。
その話しをお土産に、日吉小学校で話しました。
熱心な先生方のおかげで、私も円滑に話ができました。
「聞く人の力が話し手を助ける」
この日も全くその通りでした。
日吉小学校で、とても驚いたことがあります。
それは校長先生の姿勢です。
座った時の姿勢も素晴らしいのですが、もっと素晴らしいのは、研究に取り組む姿勢です。
驚くほど前向きです。
「かくあるべき!」と自分自身に内言しました。
模範の校長先生を見ている気持ちになり、時間があれば、日頃の心得など伺いたいなぁと思いました。
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道中、『論語』を味わいつつ読みました。
今回、グッと来たのは、
「人にして信無くば、その可なることを知らざるなり」
です。
読む時によって、グッと来るところが違うのは、こちらの様子に変化があるからです。
その変化に応じて得心できるから、論語は道徳を学ぶにふさわしい書なのです。
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さくら社のホームページ内の「世界に広がる算数ソフト」コーナーに新着記事がアップされました。(こちら)
タイトルは、「REB(ルワンダ教育局)局長と合意」です。
REBというのは、Rwanda Education Board (教育局)の略称で、「レブ」と呼ばれています。
教育局は、指導要領も教科書も教員研修もと、教育現場のことを全部扱っています。
その局長のGasana I. Janvier氏とミーティングをしてきました。
その内容について、さくら社のHPにアップされました。
ぜひ、お読み下さい。
写真は、ミーティングの後、会議に参加した皆さんで撮影した記念の一枚です。
REBのGasana I. Janvier局長と私が握手をし、その周りをJICAルワンダの方2名、現地の小学校の先生2名と、さくら社の調査団の一行が囲んでくれました。
さくら社のHPには、もう一枚、写真が載っています。
その写真も非常に重要な写真です。
調査団のチーフアドバイザー長沼氏が、REB局長発行の公文書を受け取った写真だからです。
この日の夜は、JICAルワンダ事務所の皆さんとの懇親会の日でしたので、みんなで公文書の発行を祝いました。
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「文坂」と掘られた石。
御茶ノ水駅からさくら社に歩いていくと、その途中に出てきます。
どういう意味なのかは、全く分かりませんが、見ると何となく良い気分になります。きっと、自分の世界観とフィットしているからでしょう。
「文」という字がいいですよね。
若い頃から教育論文をたくさん書いてきましたし、本も出してきました。
そうして、出版社まで。
自分のたどってきた道が文に重なり、ふつうの人がやらない、自分の世界を作り上げる、そういう努力をし続けろと言っているような気になります。
さらに、「坂」がついています。
上り坂の時もあれば、下り坂の時もあります。
努力をしていても、下り坂になることもあります。
一瞬にして上り坂になることもあります。
自分ではどうにもならない世界を感じます。
「文坂」の文字に、フッと人生を感じ、グイッとやる気がでてきます。
そうして、自分に言い聞かせます。
「実力が無いのだから、努力という鎧を身に着けろ」と。
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昨年の9月に視察したケニヤの小学校の給食室です。
薪が1年分用意されています。
この薪4本で1日の給食を作ります。
計画的に薪を準備し、使っています。
この給食室を見た時、日本の小学校の電気・ガスの行き届いた給食室がいかに恵まれているかと痛感しました。
そうして、1年経って、この10月にルワンダの学校の給食室を見学できました。
ケニヤの給食室がとても立派に見えます。
熱効率の良い竈。
薪のストック。
パッと見ただけでも、明らかな違いが分かります。
どちらの小学校も国の首都にありますが、大きな差が出ています。
ケニヤはアフリカの中では極めて良く発展している国で、ルワンダも発展していますが、ケニヤにはまだまだ届きません。
こういう国の発展の姿が給食室の違いにも現れてきます。
給食室の改善には、私は無力ですが、こういう状況を知るにつけ、私も全力でルワンダの算数教育を応援したいと思います。
そうして、ルワンダの子がどんどん計算や算数ができるようになり、1世代、2世代と進むことでアフリカ有数の国に発展してくれたらと願います。
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