学校が指導する行儀作法の原点となる本がこの本です。
作法教授要項は大正時代に入ってから正式に発表されたのですが,その前の明治44年に,この本が全国の師範学校や教育委員会に配布されました。
何のために配ったのかというと,小学校で実際に指導に当たっている先生方からのご意見を伺うためです。
そうして,意見を集約し,大正2年に正式に「小学校作法教授要項」は発表となりました。
このあたりの経緯が,序言などに記されている大変珍しい本です。
この半年後に中学校の作法教授要項の本も配布されました。
この本,表紙に蔵書印がありますが,保存状態がとっても良いです。よくぞ,こんなに良い形で残っていたものだと感心させられています。
今年も野口先生の御自宅で「素麺流し野口塾」が開催されます。
午前中に実践発表があり,午後から俳句会や敷地内の散策などが行われ,夕方前には懇親会となります。
今年も参加して,楽しく皆さんと一時を過ごしたいと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第102回「授業道場 野口塾」in 野口家
~素麺流し野口塾~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
野口芳宏先生のご自宅での野口塾のご案内です。
野口先生の御講話と俳句会、野口先生御手ずから流してくださる流
しそうめん、参加者による実践発表、慈母観音様拝観、野口先生御
書斎見学等々、盛りだくさんの野口塾です。
どうぞご参加ください。
●期日 2012年7月7日(土)
●場所 野口芳宏先生ご自宅(千葉県君津市)
●費用 無料
●日程
10:30~11:30 実践発表
11:30~13:30 素麺流しと散策(慈母観音様、宥坐之器など)
13:30~15:00 俳句会
15:30~ 懇親会 ※野口先生の「酔講」あり
※学期末の事務処理の忙しい時期ですので、十分ゆとりを持ってお
仕事をお進めの上、ご参 加ください。
※日程や内容は変更になることがございます。
※当日は慈母観音様参詣の折に、1000円程度のお賽銭をご用意
くださいますよう、お願い申し上げ ます。
※集合は君津バスターミナル反対側のセブンイレブンです。
※「東京駅八重洲口」と「羽田空港」から高速バスが君津バスター
ミナルまで出ております。
短時間で到着できて便利ですのでご利用ください。
------------------------------
○「君津バスターミナル」への(からの)時刻表
------------------------------
★君津バスターミナル~東京駅・浜松町
http://nitto-kotsu.co.jp/kosoku(kimi-tyo).htm
★君津バスターミナル~羽田空港
http://nitto-kotsu.co.jp/kosoku(kimi-hnd).htm
★君津バスターミナル~君津駅南口
http://www.city.kimitsu.lg.jp/contents_detail.php?co=cat&frmId=2479&frmCd=15-6-4-1-0
※バス会社や路線は上記の他にもあります。
※君津駅から「周西線」に乗り、「小糸行政センター」バス停で
降りれば、野口先生の御自宅まで徒歩10分くらいですので、
直接おいでくださっても結構です。
──────────────────────────────
●お申し込み・お問い合わせ
「授業道場 野口塾 in 野口家~素麺流し野口塾~」
事務局 山中伸之 yama-san@par.odn.ne.jp まで。
★件名を「素麺流し野口塾2012参加希望」としてください。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
★下記を貼り付けてお使いください。
————————————————————
○「素麺流し野口塾2012」に参加を希望します。
御 氏 名:
御勤務先:(※都道府県からお願いいたします)
E-mail :
実践発表: 希望有 希望無 (※どちらかを残してください)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
フェイスブックを開いたら,朝から嬉しいニュースが2つもありました。
1つは,後藤能敬先生から頂いたコメントです。
市教研で算数ソフトとその実践を御紹介下さるのです!!
3年生のわり算の授業の様子を,フェイスブックにアップされていました。算数ソフトを電子黒板に映し出しての授業です。子ども達には理解しづらい等分除,包含除の区別も,子ども達はしっかりできるようになり,テストの結果も素晴らしかったです。
今日の午後3時過ぎに,後藤先生がお話し下さるのかと思うと,遠く千葉にいるのですが,私までワクワクしてきます。「嗚呼,感動」です。
もう一つは,皆川 寛先生のフェイスブックです。読まれた本を写真に撮り,それがアップされていました。その写真には6冊ほどの本が映っているのですが,ど真ん中にあったのが『関大初等部式思考力育成法』です。
思わずシェアしました。
後藤先生,皆川先生,ありがとうございます!
とっても嬉しかったです。
かなり気に入っているソフトです。
パッと見,3年生の棒グラフ関連のソフトかなと思えますが,「差に非ず」です。
これも1年生の「長さ比べ」のソフトです。
右上のクリックボタンをクリックすると,左側にカードが登場します。そのカードを並べたとき,どの番号が一番長くなるかを考えるソフトです。
楽しいところは[ならべる!]ボタンです。
これをクリックすると,イヨーッ!のかけ声と共に,カードが右の方へ飛び出し,積み重なります。
見ているだけでも,楽しいです。
「1」「2」「3」のカードを全部並べ終わると,一見棒グラフのようになります。
画像では,横のラインが出ていますが,これはオプションです。最初はラインがありません。[?]ボタンをクリックすると,ラインが登場します。
算数ソフトを使われている先生には,すぐに分かると思いますが,何回かやる内に,並べる前にどれが一番長くなるかわかる子がどんどん出てきます。
そういう子はうんと褒めて上げたいですね。
同じ物の場合は,「枚数が多い方が長くなる」という事が理解できた事になります。これは棒グラフの「表」と「グラフ」の関係の理解に通じています。
そういう学習が1年生からできるのですから,嬉しい気持ちになってきます。
--
「長さ比べ」も終盤に近づくと,方眼を読む勉強へと進みます。ますで幾つ分か考えるのです。
ちょっと気になるのは,この時に,ますの真ん中あたりを1つ2つと数える子もいることです。
それでも良いのですが,左のように0から1,2,3・・・とラインのところで数えられるようになると,グッと算数的となります。
「ます1個分」は,「ラインから次のラインまでの長さ」の意味だからです。
この「1ます分=ラインからラインまでの長さ」という概念はなかなか難しいところがあるのですが,わきに数を示すとかなりわかりやすくなります。この感覚が数直線の読み方にも,グラフの読み方にも通じる考え方なので,こういったところでもしっかり示していくとは大切な学習となります。
1年生の「長さ比べ」のソフトです。
間接比較にはタイプが2つありました。
1つは,長い物に印を付けるタイプ。
もう一つは,短い物で何個分か調べるタイプです。
このソフトは,「短い物何個分?」 というタイプのソフトです。
ちょっと見づらいかもしれませんが,長方形の青の線の下には,「消しゴム」がセットされています。
[よこ]ボタンをクリックすると,消しゴムが1個ずつ,横の長さ分出てきます。
[たて]ボタンをクリックすると,縦の長さ分,消しゴムが出てきます。
その上に,さらに[桜]スライダーが作ってあります。
この[桜]スライダーを上に動かすと・・・。そうなんです,長方形の背景に方眼(座標)が登場してきます。
消しゴムが縦・横に向いているので,方眼は縦も横も同じ長さとなっていることがつかめます。
消しゴムと方眼がつながれば,この先は方眼で長さ比べですね。
そうして,方眼で長さを比べている内に,座標の見方の基礎力が付いてきます。そういうソフトはこの先に御紹介します。