今度の土曜は「授業道場「野口塾」 in 大阪Special」です。
中嶋郁雄先生の「叱り方と学級経営」もあります!
作文で大きな成果を上げている阿部雅之先生の「作文四十二変化で子どもが書く!」もあります。
もちろん,野口先生の「発問&指導事項道場~大造じいさんとがん編~」もあります。
私も,「算数ソフトの有効活用法」ということで,お話をします。
お近くの先生,ぜひ,お越し下さい。
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4年生の小数で,小数第2位,第3位を学びます。
右のソフトは,小数第2位までの数で答える勉強がスイスイとできるソフトです。
このソフトを使って授業をしたクラスを見学したときのことです。とても勉強になる場面と出会うことが出来ました。
先生がマウスでクリックをして,子ども達が元気に答えます。
右の場合ですと,答えは1.67Lですので,ほとんどの子は「1点六七リットル」と答えていました。でも,一部,「1点六十七リットル」と答えている子もいたのです。
私はこの答えに感動しました。
非常に自然でいいと思ったのです。
アメリカなど英語圏では,数を2桁ずつ読むことがあります。
「4521」なら,「四十五,二十一」という具合に読むことがあるのです。
ですので,「1.67」を「1点六十七」と読むことも実際にあるのです。
こういう事を知っていると,正しい読み方は「1点六七」だけと限定することが,本当に良いことなのか分からなくなってきます。
基本は「1点六七」としつつも,場面に応じて,伝わりやすいように発音することが望ましいと私は思っています。
とは言っても,学校では教科書に書いてあることが優先されます。
「1点六十七」は,やっぱりバツとなるのですが,そこを「アメリカではOK。日本ではNG」などと話せば,バツとして却下するより,すこし豊かな算数となりますね。
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「有田和正継承セミナー」でお話ししようと思っていて,しなかったのは,『日めくり 有田和正 追究』の17日目のお言葉です。
授業のネタをためよう
若い頃は,まだ教科書でパンパンなので,ネタ集めどころではないと感じるかと思います。
そこを,グッと乗り越えて,ちょっとした材料を手に入れておくと,授業ってこんなに面白いのだと感じるようになります。
そんな思いもあって,家にある材料を会場に持って行きました。
もう,私は使う場面が無いので,フロアの先生方に差し上げようと思い,袋に入れたのです。
それもこれも,有田先生の追悼セミナーだからです。
話の節々で差し上げた材料は,主に6年生の歴史に関するものでした。
☆関ヶ原の合戦,東軍・西軍の旗が載っている下敷き
☆関ヶ原の合戦の屏風のミニチュア
☆徳川家康の下敷き
☆小判のレプリカ
☆金印のレプリカと判子
☆伊能忠敬の日本地図絵はがき
☆カンボジアの地図帳
小判は大変怪しい使い方をしました。
セミナーの最後には,QAが予定されています。
自分は関係がないと思っていたのですが,会場に入ったらQAにも御登壇をと言われ,急遽,小判の使いどころを変えました。
質問が出て,答えに困った時,知ったかぶりをして話すのは礼に反します。
だからといって,知りません・分かりませんとストレートに言うのも何なので,ちょっと戯れて小判を渡して「お主も悪よのう」とすませることにしたのです。
そうしたら,本当に答えにくいQが出たので,小判を出して「後はよしなに」としました。
これが妙に受けて,質問をした先生も納得してくれました。
材料は魔力を発揮する事があるのだと感じた一瞬でした。
席に戻ったら,隣の俵原先生が「前に,私も小判をいただきました」と言っていました。
材料は記憶に残ります。
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このセミナー,中央の最前列に品川先生とそのお友達2名が姿勢良く陣取っていました。
姿勢の良い人は,基本的にまじめです。
この3人も礼に違わず,非常にまじめに協力してくれました。
おかげで,私の口調もなめらかになりました。
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野口先生との忘年会(13日の土)の参加者が1名増えました。
5人になったので,盛り上がりそうです。楽しみです。
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朝日学生新聞社に,久しぶり行ってきました。
昔,小学生新聞に10年間も連載をさせていただきました。
当時の担当の方ともご挨拶ができ,白石部長ともしばし歓談できました。
その帰り道。
新橋駅に向かう途中に,「旧新橋停車場」の建物があったので,一枚パチリ。
汽笛一声新橋を・・・とはじまる鉄道唱歌の時代の建物なので,なんとなく,小学校教育に関わっていそうで,思わずカメラを出しました。
当時は,界隈随一の建物だったのでしょうね。
カメラと言えば,ミラーレスカメラを検討中です。
軽量なのに,レンズ交換ができます。
ちょっと良いなと思っています。
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「有田和正継承セミナー」で,松田寿雄先生とお話ししました。
社会の授業に詳しい先生のようで,そういうことを教えてもらえたことが嬉しいです。
セミナーに行くとたくさんの先生方と出会うのですが,どのような力を持っているのかを知るのは,なかなかできません。
どこかで機会があれば松田先生のお話を拝聴してみたいと思います。
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来週の5日(金),カンボジアの副首相補佐官の方と面談です。
特別に時間をとってくださるので,こちらも感謝です。
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年末,毎年のように野口先生とささやかな忘年会を開いています。
今年は,12月13日(土)の夕方,東京駅近くとなりました。
参加者は野口先生,山中先生,良知さん,私。
例年,私も!という方が一人二人参加します。
今年も,そのぐらいになるような気がしています。
会場は決まっていませんが,とっても楽しみです。
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「算数ソフトのセミナー」での中嶋郁雄先生です。
家庭で算数ソフトを使ったら,信じられないほどの算数力をお子さんが獲得するに至りました。
今,お子さんは1年生なのですが,お風呂の中でも「算数の問題出して」とせがまれるそうです。
学校の勉強をどんどんしたがる子。
目指すべき姿を体現していますよね。
中嶋先生がお話下さっているすぐ前の机の上。
林檎が乗っています。
この日のセミナーのために,工藤先生が持ってきてくれたのです。
毎年,工藤サプライズで林檎が出てくるのですが,段ボール一箱も出てくるので,毎度,驚いています。
林檎をハンカチでキュッキュと拭いて,かぶりつきました。
とてもおいしかったです。
懇親会で,算数ソフトのセミナー事務局が決まりました。
千葉県の小出先生です。
また,地方別事務局も決まりました。
東北地方事務局--工藤先生
関東地方事務局--佐々木先生
関西地方事務局--中嶋先生
中国地方事務局--井上先生
海外事務局----佐藤先生
来年のセミナー開催までが任期です。
この1年間の間に,ケニヤ・カンボジアと,驚きの国名が出てきています。
来年の懇親会では,海外も地方別に分けた方が良いかもしれません。
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有田先生のセミナーで,一番最初に話の材料として出したのは,有田先生の日めくりです。
『心に刻む日めくり言葉 子どもを育てるための 有田和正 追究』 (有田和正著)
特に5日目に記されている「教材七分に腕三分」をお伝えしたいと考えていました。
解説が載っています。
これが,実に良い言葉です。
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授業は,材料であるネタ(教材)をいかに面白く創るか,いかに新鮮なものにするか,いかに意表をつくものにするか,子どもの固定観念をひっくり返すものにするかということが七分です。
しかし,いくらいいネタを開発しても,ネタを生かす三分の腕(技術)がなくては,生かすことはできません。
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これですよ。
ここを読むだけでも,十分にOKです。
この有田先生の日めくりを持って行こうと思ったのは,この日めくりにも古川先生のご協力が入っているからです。
奥付には,
著 有田和正
執筆 有田和正
協力 古川光弘
と印刷されています。
古川先生には,新刊の『今こそ社会科の学力をつける授業を――有田式授業づくりに学ぶ』にもご執筆などのご協力をいただいていますが,ずっと以前から,有田先生と言えば古川先生ということで,お力添えをいただいています。
そんなこともあって,まずは,この日めくりを先生方に見ていただき,それから私の思う有田実践を語らせていただきました。
有田先生のセミナーは,これから先も,全国各地で展開されます。
有田先生の太い幹から,しっかりした枝が大きく育って欲しいと願っています。
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親友の中嶋郁雄先生がビジネス書を出しました!
『叱って伸ばせる リーダーの心得56』(ダイヤモンド社)です。
野口芳宏先生を師事し,「叱る」という教育的行為に研究の照準を合わせ学び続けていたら,ついに,ビジネス書を書き表すにまで至りました。
中嶋先生のような学びの道。多くの若い先生に見習って欲しいところです。
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リーダーとして部下から信頼される存在になるためには,「叱る」という行為は避けて通れません。
心に響く叱り方
叱られたい部下の存在
叱れない上司と叱られたい部下。この溝を何とかして埋めたい。私が本書を執筆するきっかけでした。
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この本の序章の太字部分です。
読んで,響くものを感じますよね。
続きをぜひお読みいただけたらと思います。
その中嶋先生が書き表した教育書の一つが『教師の道標 名言・格言から学ぶ教室指導』(さくら社)です。
中嶋先生は教育書としても,ビジネス書の走りのような本をすでに書き表していたのです。
実践の節々に役立つ金言・格言が実践と共に,分かり易くガッツリ記されています。
こちらもお勧めです。
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