自分がミスをしたときに、それを有耶無耶にしてしまいがちです。
これを何というか、皆さんはご存じですよね。
論語で言うところの「過ちて改めざる これを過ちという」ですね。
誰に強制されるでなく、偉い人に諭されるでもなく、ただただ自分で心が改まるようになりたいものです。
また、一方で、
これを知る者は、これを好む者に如(しか)ず。
これを好む者は、これを楽しむ者にに如ず。 (論語)
道徳をこのように思えたら、これもまた良い気分です。
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教室の先生の机の上に『日めくり 教室論語』を置いてほしいですね。
良い道徳が子供達に涵養されてきます。
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悲しいお知らせです。
佐々木正美先生が、昨日亡くなられました。
謹んで御冥福をお祈り申し上げます。
2011年の5月。
この2冊の本をさくら社から出させていただきました。
佐々木先生のお導きも素晴らしいのですが、それ以上に、先生のお人柄がたくさんの方々に届くようにと、自叙伝を出版しました。
発売されてすぐに読みました。
当時、書き込んだラインが今も本の中に残っています。
◆「ただ一生懸命やればいいというものではなくて、何をするかが大切なのだよ」と実に穏やかにおっしゃった臺弘先生の声が、心に響いたまま、今も残っている。(『私の半生』p22)
◆困ったこだわりなどの行動をなくさせようとするやり方ではなく、本当に意味のある好ましい概念や行動を教えてやることが、自閉症の人々との共生には重要であることを、私は多くのお母さんから教えられてきた。(『私の仕事』p87)
今、読み返しても胸が熱くなってきます。
人としての生き方を教えて下さっていると痛感します。
もっとも心を打たれたのは、どちらの本にも書いてあるこの言葉です。
この本を 妻 洋子に捧げます。 佐々木正美
本を開くとすぐにこのように記されています。
人生を教えてくれている本なのだとつくづく思います。
それにしても、悲しいですね。
素晴らしい先生です。もっともっとも人々に語っていただきたかったですね。
でも、もう、かないませんね。
心より御冥福をお祈り申し上げます。
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埼玉の本庄早稲田で開催されたセミナー。
事務局の岩村考治先生とあれこれ話しました。
やる気のある先生で、妙に面白味もあります。
面白味というのは、262の法則を研究しているのです。
なんとはなく、「262の法則研究家」です。
262の法則というのは、ビジネス書や学級経営書でたまに見かける人のあり方の法則のようなものです。
2割の人は優秀で、6割が普通で、2割がダメ。
そんな風になるのが、普通ですよ、という法則です。
教育書では、子供達の状態が262の法則のようになるので、Aというプランを立てようとか、Bプランもいいですと記されていきます。
読んでいると、その気になるのですが、どうにも法則に従順な思考です。
法則からスタートする思考とも言えますが、私から見ると、法則のしもべになっている思考です。
教えることを仕事としていたら、普通の先生は262になると考えるようにすれば、この法則も生きてくると感じます。
普通が262なら、最初から352になるようにするぜ!とか、ちょいと気合いが入っているので、今度は541にしてみせるぜ!なんて考えるのがその道の人という気がします。
要するに、262を実力を測る一つの尺度としてとらえるのです。
すると、子供に向かう姿勢がグンと変わってくるというものです。
全員参加の授業というのも、この数値に直すと、550とか、820とか、3つ目の数が0になるタイプの授業と捉えることができます。
こういう見方もできるので、262は一つの尺度として見ていくのは、なかなかナイスな考え方です。
思い出すのは、若い頃の私です。
私の用いていた尺度は、林家三平師匠の言っていた「楽屋に笑いバロメーターがある」というネタです。
これをもじって、「正面黒板の裏に、笑いのバロメータがある」と考え、その針が半分を切ると、給料どろぼうをしていると決めていました。
ですので、年中、笑わせる工夫をしていました。
それが板についてしまったのでしょうか、セミナーもごく自然に笑いを取るようになっています。
新庄早稲田の講座でも、「今年、一番笑った」と言っていた先生もいました。
岩村先生は、笑いのバローメーターより、もっとセンスの良い262をバロメーターに置いて研究をしているのです。
だからか、話をしていても、この先生ちょっと良いなぁという感触を得ています。
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「道徳読み」は評判が良いですね。
大阪の野口塾の会場では、篠塚先生が次のように話してくれました。
◎子供達が真剣に道徳の読み物資料を読むようになった。
また、次のようにも言っていました。
◎とっつきやすい。
◎実践しやすい。
篠塚先生は、丸岡先生からレクチャーを受けて実践をはじめた先生です。
私からの直接のレクチャーではなく、私から話を聞いた丸岡先生からの話です。
いわば、「又聞き」です。
それでも、道徳の授業を「道徳読み」でやってみたくなり、実際にやってみたら、上のような状態になりました。
たぶん、篠塚先生も道徳でお困りの若い先生に「道徳読み」を伝えてくれると思います。
篠塚先生に教わった先生が「道徳読み」で道徳の授業を充実して行えたら、
「道徳読み」は基本的なことが伝われば、実践したくなる授業と言えますね。
講座でも、「道徳読み」の話をしました。
先生方は大変喜んでくださいました。
講座後、自席に向かうと、近くに座っていた教頭先生から声をかけられました。
若い先生にも伝えたいとのことです。
嬉しいですね。
きっと、道徳の授業をしっかりできる立派な先生になってもらいたいと願っているだろうと思います。
「道徳読み」はその願いにフィットしてくれました。
『日めくり 教室論語』も講座で紹介しました。
教室の先生の机の上に、ぜひ置いてください。
じんわりと道徳が教室に広がります。
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『授業づくりネットワーク』の最新号に、私も少し書きました。
テーマが学習ゲーム系だったので、藤川先生が私にも・・・とお声を掛けてくれたのだろうと思っています。
ありがたいことです。
私がここに書いたのは、「新感覚の授業をしましょう!」ということです。
英語ソフトを使った新感覚の授業の一例、算数ソフトを使った新感覚の授業の一例を示しています。
セミナーで「道徳読み」の話を聞いて、目から鱗だった先生には、この雑誌に書いた内容も良い感じで受け止められると思います。
「道徳読み」で、3学期に10回も道徳の授業をした丸岡慎弥先生は、この雑誌を手にして、すぐにメールをくれました。
「授業作りネットワークでの横山先生の玉稿を拝読いたしました!!
算数ソフトの具体的な進め方、ソフトを事前に学習するからこそ語れる「教科書自力読み」
そして、わからないところは子どもたちで補っていく、なるほど!!!!と、横山先生から今まで学ばせていただいていたことが整理され進化致しました。
ありがとうございました!!」
「道徳読み」が気になるという先生も、余裕がありましたら、私の稿をお読み下さい。
原稿と言えば、今週、文章題について書いてほしいと依頼が来ました。
9月か10月頃に発売になる雑誌です。
こちらも、「道徳読み」を研究している先生には、読んでいただきたい内容になります。
勘の良い先生は、近未来に向かった新しいスタイルの授業の骨格を創れるかもしれません。
そう言う先生が、私の知り合いから出てほしいです。
『日めくり論語』は私の家の机の上にも置いてあります。
今日は23日ですので、「和して同ぜず」が出ています。
道徳の基本的な考え方が学べるので、私は論語をお薦めしています。
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ブログに、「道徳読み」の実践に関わることを書いていたら、昨日、とてもうれしい活動報告が入りました。
◆「道徳読みを研究する会」
が発足しました。
フェイスブック内のグループです。
発起人は丸岡慎弥先生!
実践を交流する場を作りたかったようです。
とても、ありがたいことです。
「道徳読みを研究する会」、目下、会員は私を含めて5人です。
近い将来、道徳教育の1ページをめくる先生が集うことになります。
これは、うれしい場となりますね。
大宮での「主張ある道徳授業を創る!」セミナーの感想に、次の内容がありました。
◆圧巻の内容。
読みもの資料を無理なく活用できる授業方法が確立しているように思いました。
「道徳読み」は授業方法としての形を確立した感があります。
しかも、その方法は、授業の手法という「利にさとる」方法ではありません。
そもそも道徳とは何を学ぶのかという「義にさとる」道から創られた方法です。
学校教育に大いに有益な方法ですし、国益にもなります。
自信を持って前進してほしいです。
「道徳読み」の大枠はできたので、いよいよ実践を通して、子細を詰める段階に入ってきました。
そのタイミングで、丸岡先生の活動です。
「道徳読みを研究する会」が充実していくことを期待しています。
参加御希望の先生、フェイスブックで「道徳読みを研究する会」で検索してみて下さい。
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今週の日曜日は、大阪の野口塾です。30分ほど「道徳読み」の話をします。
ぜひ、お越し下さい。
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