Monthly Archives: 3月 2014

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もし,小学校に勤めていたら,今日が最後の日。

今日は,2014年3月31日。
もし,小学校への勤務を続けていたら,今日が私の最後の勤務日となります。
家に帰り,ホッとして,明日からはノンビリ。
そうして,やってみたいと思いつつも出来かなったことを,少しずつやってみて,ああ人生はいいもんだと思う,そんな変わり目の日になっていたはずでした。

でも,そんな風になりませんでした。
今は,明日から取り扱いが始まる,クラウド新ラインナップが楽しみです。
月々300円(税別)で1つの学年の算数ソフトが全部使えます。
たくさんの先生方に使っていただき,算数で沈んでいる子を救ってほしいと願います。

もう一つの楽しみは,4月後半に取扱い予定のBタイプです。
ダウンロードすれば,そのあとはネット接続できないところでも算数ソフトを利用できる,優れものです。
1つの学年を1年間(12か月)利用して,5000円(税別)です。
インターネット環境が整っていないために,算数ソフトをバリバリに使えなかった先生方に,どんどん活用していただきたいと思っています。
そうして,算数で50点以下をとってしまう子が,そんな悲しい世界をさまようことなく,75点取れたとか,分かるようになったとかと,嬉しい気持ちで算数に向き合える子になって欲しいと願います。

b8433_2004月と言えば,新刊が2冊!
尊敬する野口芳宏先生の『道徳授業の教科書』(4月7日発売!)と,
大阪の池田小の鎌田富夫元校長先生の『しごこちのいい学校』(4月7日発売!)が出ます。
楽しみでなりません。
野口先生の『道徳授業の教科書』の発売を記念して,ジュンク堂池袋本店で4月3日(木)に講演会があります。
5月17日(土)には,三省堂本店で講演会があります。うれしいことです。
6月14日(土)に,私は大阪に行きます。その時,鎌田先生をお訪ねしたいと思っています。
まだ,打ち合わせが出来ていませんが,先行して楽しみにしています。

さらに,5月か6月か7月。
念願の,尊敬しているあの先生の本が出ます!
すごいです!

さらにその先には,幾つかの新プロジェクトが動き始める予定です。
いま,その下準備を着々と進めています。
やらなければならないことがあれこれありますが,とにかく一歩一歩着実に進むことだと思っています。

研究会は野口塾とチーム算数の他に,4月から再開する明石要一先生のSG会に参加して,多いに前進したいと思っています。

こんな調子ですので,毎日がとても楽しいです。

入学前の算数ソフト「11~19」

8518入学前の算数ソフトです。
10~19の数の学習用ソフトです。

「数の学習」と言っても,その中には,重要な概念が幾つか入り込んでいます。
それを全部まとめて学習することは出来ません。
重要な概念を小分けにして,勉強します。

このソフトでは,「1つずつ数える」という,「数と数唱」との一対一対応には,重点を置いていません。
まとめて,「10といくつ」という,位取りをちょっと意識した全体のとらえ方に力を注いでいます。
ですので,「?」ボタンをクリックすると,まず,10の束が出来るように作られています。
そうして,もう一度クリックすると,1のバラが幾つあるか学べるようになっています。

そうやって数を「10と幾つ」と学ぶところから,「15」などの表現を勉強できるように作っています。
たぶん,このソフトを見た子は,15を105と思わなくなると思います。
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この15を105と書いてしまう子がいます。
算数としてはイマイチとなりますが,日本語の表記は,「言ったとおりに書く」のが大原則になっています。
ですから,10・5と思って,105と書くのは,大原則に則った正常な頭の持ち主なのです。
じっさい,1や2などの算用数字が入る前の日本人は,「十五」と漢字で書いていました。
言ったとおりの表記でOKだったのです。

それが,明治になって,西洋の算用数字が輸入され,「十五を15と書く」なんて約束が強引に入り込んできました。
理屈抜きです。そういうものだから,そのように覚えなさいとされてきたのです。
ですので,明治初期の頃に算用数字を学んだ大人は,「15」をみて,「じゅうご」と発音しながらも,きっと心の中では,「いちご」ではないかと思っていたことでしょう。

言ったとおりに表記できない,このイレギュラーな表記を6歳前後でマスターするのですから,日本の子は大した能力を持っていると感じます。
「15」を「じゅうご」と読んだり,「じゅうご」を「15」と書いたりできたら,それは,かなり大きな山を越えたことになります。

野口芳宏先生の新刊『道徳授業の教科書」

b8434野口芳宏先生の新刊がついに出来ました!
『授業づくりの教科書 道徳授業の教科書』です。

第1章は
道徳授業の根本的考え方」です。
そこに記されているのは,
1,何を教えるのか
2,「道徳」の歴史的経緯
3,道徳教育の本質
4,道徳授業の方法
5,「道徳」の評価
です。

この第1章を読むと,道徳の大切さが伝わってきます。
「なるほど,そうか」という思いになります。
「道徳をしっかり教えたい」という気持ちになってきます。

そうして,第2章。
道徳授業のめざすもの」です。
1,「道徳」の内容を示す四つの視点
2,指導者の姿勢

第3章は野口先生の実践記録からの構成となっています。
私の授業実践-授業記録と解説
1,「愚者と賢者の分かれ道」
2,「叱るわけ,叱られる意味」
3,「生命の尊厳」
4,「国民と国家」

野口先生の道徳への考え方,その実践が,この1冊に編まれています。
これから道徳を学ぼうと思っている先生,
道徳をさらに深めたいと思っている先生,
この1冊をぜひ読んでいただきたいです。

数学者の秋山仁先生と会いました

有名な数学者,秋山仁先生とお会いしてきました。
場所は,東京理科大学の「数学体験館」です。

体験館の中は,メインが「数学体験プラーザ」です。その横に,「数学工房」と「数学授業アーカイブス 兼 サロン」があります。
サロンに通され,1時間ほど,あれこれお話しをさせていただきました。

重要な話しが一段落ついたところで,カバンから1冊の本を出しました。
『パノラマ 絵とき さんすうじてん』(小学館)です。
もう,15年以上も前の本です。
この本,監修が秋山仁先生で,私が中身を書きました。
せっかく,秋山先生にお会いするのだからと思って,持っていきました。
ご多分に洩れず,サインを戴きました。
「算数 だいすき」と書いてくださいました。
その時に,使っていただいた万年筆は,野口塾の皆さんから祝っていただいた万年筆です。
「とっても書きやすいね」と秋山先生が,書き味をほめてくださいました。
野口塾の皆さん,ありがとうございました。

話しが終わったら,秋山先生が「かけ算の塔って,知っているかい」と言いつつ,それを体験できるコーナーへ案内してくれました。
坪田耕三先生から,教えていただいていたことがあるので,少しは知ってはいましたが,体験させていただいたのは,はじめてです。
驚く無かれ,平方と立方のかなりすごい世界を積み木でスウッと理解できるように作られています。
「おお,これはすごい!」と感動していると,すぐに,次のコーナーへ案内してくれました。

数学体験館は,算数・数学好きの先生はもとより,子ども達にも非常に勉強になるところです。
ちょうど,今は春休みです。
東京の飯田橋駅から,歩いてすぐのところにあります。
ぜひ,足を運ばれてみてください。
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30秒で集中する算数のつくり方

4月5日(土)に「チーム算数」を開催します。
城ヶ崎先生と佐々木先生が参加予定です。
今回は,特別に,城ヶ崎先生と佐々木先生にインタビューをしてみたいと思っています。
本人にはまだ伝えていないのですが,テーマは
「30秒で集中する算数のつくり方」です。

興味を持たれる先生もいらっしゃると思います。
参加してみたいなと思う先生もおられると思います。

残念ながら,心臓の強い先生しか参加できません。
残り枠が最初から1名で,参加した先生を囲むように,城ヶ崎先生,佐々木先生,それと私が座ります。
この環境は,冷や汗ものだとおもいます。

4月12日(土)は,千葉県船橋市で開催されるセミナー「今なら間に合う 学級作りを学ぶ」でお話しをします。
私のテーマは「学力を高める1年間」です。
妙に堅いテーマです。
平たく言うと,「右肩上がりの算数のつくり方」という感じです。
30才前後の先生を念頭にした話しです。
こちらの申込先は,↓です。
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教育サークル「切磋琢磨」事務局・宮本将輝(船橋市立二宮小)masaki.or.maakun@gmail.com まで
また、FACEBOOKのイベントページ(河邊昌之)からも申し込みが可能です。
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8519入学前の算数ソフトをちょっと手直ししました。
枠の色を焦げ茶色から赤に変更しました。
やっぱり,赤は明るくていいですね。

学習の内容的な面でも,ちょっとグレードアップしました。
数に対する意識がグイッと良くなっています。

「算数の授業」ソフト,Aタイプ,Bタイプが出来ますよ!

4月3日(木)はジュンク堂で野口芳宏先生の御講演があります。
『授業づくりの教科書 道徳授業の教科書』が先行販売になります。
私も行きます。とっても楽しみです。
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もうすぐ,『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』のクラウドがAタイプ,Bタイプの2種類になります。

【Aタイプ】
これまで通りのクラウドです。
インターネットが接続されていれば,いつでも使えます。
1年~6年,全部使えるのは,月額1000円(税別)です。
4月から,新たに,1つの学年だけ使えるタイプも登場します。
1つの学年だけ使えるのは,月額300円(税別)です。
インターネットに接続されているので,アップされた新作が使えます。

【Bタイプ】
ソフトを全部ダウンロードするタイプです。
ですので,教室にインターネット環境が無くても使えます。
1つの学年が,年額(12ヶ月)5000円(税別)です。
4月後半の販売予定です。

書籍のDVD版もこれまで通り販売されています。
新年度も,バリバリ使っていただけたらと思います。
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8520入学前の算数ソフトも順調に開発をしています。
作りは至ってシンプルです。
1つずつクリックして数えていきます。
そうして,全部で幾つあるか答えます。

全部の種類を1回ずつやるだけでも,合計10回やることになります。
1日に10回も繰り返したら,それはかなりの量を勉強したことになります。
小学校の算数の授業でも,1時間で扱う問題数は,10問前後です。
あっという間に,かなり濃密に勉強したことになります。