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SG会の課題図書を読みました

18日(祝・月)の午前中、東京の調布で『道徳の教科化直前! 「道徳読み」で授業をしよう!』が開催されます。
コクチーズに、その案内が出ています。
これまでも道徳の授業をしてきたけれど、正直言って今ひとつだなぁと思っている先生、ぜひ、お越し下さい。
丸岡先生が「道徳読み」を講演した時、「目から鱗が落ちました」と感激した先生もいました。
この先、「道徳読み」のセミナーはしばらくありませんので、東京近郊の先生、この機会に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
目下、残席が2となっています。
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16日(土)はSG会です。
課題図書は『健康でいたいなら10秒間口を開けなさい』(吉野利明著)です。
後半を読みました。
私にとって、ためになることが点在していました。

このように快楽の上に快楽を続けると、本能をつかさどる脳幹と大脳辺縁系が優位になり、人間になって非常に発達した「人間らしく生きる」大脳皮質が抑圧され、人間らしい精神活動ができなくなってしまうのです。(p119)

道徳を学んでいると、こういう所に関心が集まります。
楽しいことを続けていると、人間としてダメになりやすいということです。
そうならないためには、道徳を学問として学ぶことですね。
それと、先端科学が解明してくれているあれこれを少しずつ知識として得ていくことです。

◆よくかんで(咀嚼して)食べる、そして飲食の回数を減らす、甘い物を(代用甘味料を含めて)できるだけ食べない、(p143)

毎日、健康的に食べ物を咀嚼している人は、脳機能が正常に維持され、認知症になりにくいというエビデンスが数多く出されています。(p149)

良く噛んで、食べ物と唾液とを混ぜることが大事だとなりますね。
貝原益軒は元気の素は「胃の気」と言っています。
良く噛んで食べることは、今も昔も同じですね。

医者の書く本は、勉強になりますね。

さて、明日からはルワンダのガブリエリ氏です。
日本の教育文化をしっかり伝えたいと思います。
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次回、SG会の課題図書、勉強になりますね!

16日の土曜日は、明石先生のオフィスでSG会が開催されます。
今回の課題図書は、『健康でいたいなら 10秒間口をあけなさい』(吉野敏明著)です。

冒頭から、良いことが書いてあります。
「異常の状態が長く続くと、自分が異常であることすらわからなくなる」(p23)

そして、正常な口の状態が記されています。
私が正常と思っていた口の中の状態と、本に書いてあったのが違っていたため、もしかしたら、私は少々の異常持ちであったのかもしれません。

まだ、半分弱しか目を通していませんが、なかなか面白いことが書いてあります。

本の内容もさることながら、やはり、先ほど引用したところが頭に刺さっています。
そのため、本を読みながら、道徳のことも少し考えています。
異常が続くと、異常を正常と勘違いするような現象は、道徳の世界でも起こっているからです。

手近なところでは、座る姿勢です。

大きなところを言えば、戦前までの日本で当たり前に言われていた、仁義礼智信です。こちらは、もうすっかりわけが分からなくなっています。

姿勢が悪くても、仁義などが分からなくても、生きるだけなら何とかなります。
でも、人間として少しでもよりよくと思うと、異常の世界には長くはいたくないと思えるようになってきます。

この本を読み進めていると、自分の好きな領域にも異常があると、今まで以上に感じてきます。
そういうことは滅多にないので、妙にありがたさを感じています。
残り半分も楽しんで読みたいと思っています。
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山中伸之先生の道徳の評価を学ぶセミナーが開催されます。
道徳の評価が気になる先生、所見を書かせたらピカイチの山中先生からぜひ学ばれるとよいです。
↓ に引用します。

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講座「特別の教科道徳の評価を学ぼう」
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道徳が特別の教科になります。
授業が特別になるということではありません。

でも、評価を文章で残すことになります。
どのような観点でどのように評価しどのように文章化すればよいの
でしょうか。


○日時  9月22日(金)18:00~20:00
     9月23日(土)18:00~20:00
     ※内容は2回とも同じです。
       
○会場  小山市立生涯学習センター 第2セミナー室 
     http://www.nem-shiteikanri.jp/shisetsu/oyama-center/index.html 
      栃木県小山市中央町3-7-1 ロブレ6F 
      JR宇都宮線小山駅下車 徒歩1分 (小山駅隣接のロブレ6F) 

○定員  10名 
○参加費 1000円 (当日、お支払いください) 
     ※今回のみ特別価格

○講師  山中伸之
      小学校教員必携『所見辞典』執筆者
      所見文例作成のスペシャリスト

●お申し込み
 「こくちーず」よりお申し込みいただけます。 
  9月22日(金)http://kokucheese.com/event/index/485619/
  9月23日(土)http://kokucheese.com/event/index/485628/

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○日程 
 17:50~18:00 受付 
 18:00~19:10 講座「特別の教科道徳 評価文の書き方」 
 19:10~19:20 休憩 
 19:20~20:00 語りによる道徳授業「サトーカメラ」 
 20:00     終了 ※質問があればお受けします。 

※日程及び講座内容は、予告なく変更になる場合があります。 
 ご了承ください。 

●お申し込み
 「こくちーず」よりお申し込みいただけます。 
  9月22日(金)http://kokucheese.com/event/index/485619/
  9月23日(土)http://kokucheese.com/event/index/485628/
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城ヶ崎滋雄先生、お勧めの本

SG会での出来事。
城ヶ崎滋雄先生の提案に、お勧めの本が記されていました。

何と、その本は私の書いた本でした。
『力をつける短い詩文の解読法』(明治図書)

すると、「国語の本も書いていたの????」と、明石先生が大変驚かれていました。
それほどまでに、私の印象は「算数」や「学習ゲーム」なのです。

城ヶ崎先生が勧めてくれたこの本、部屋の本棚をザザッと見たのですが、見あたりません。
いかに、今の私の意識から遠ざかったところに位置しているか分かります。

アマゾンで発売日を見たら、1991年5月でした。
四半世紀も前の本なのですね。
振り返ると、「教科教育が輝いていた時代」と感じます。

子ども達の姿勢が悪い、という話題もでました。
良い姿勢が1分と持たないとのことです。
悲しい現実ですね。
こんな時こそ、大阪の新田先生に一講釈していただきたいと思った次第です。

「姿勢」は、「すがた」に「いきおい」と書きます。
今座っているその姿、勢いがありますか。
悪い姿勢の人は、心に勢いがないのです。
だから、だらしなく思われるのです。
姿勢の良い人は心に勢いがあります。
自然と、凛とした姿になり、威厳も出てきます。

不思議なのは、姿勢良く、凛とした姿で、タバコを吸う人がほとんどいないことです。
たいていは、崩れた姿勢で、楽な姿勢で吸っています。
姿勢とタバコは関係が深いのかも知れません。
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SG会の課題図書『本物の思考力』は面白いです!

次回のSG会の課題図書、『本物の思考力』です。

著者の出口氏は現在年商100億のライフネット生命の会長です。60で定年をした後、生命保険の会社を設立し、今日に至っています。
そこから、私がレポーターとなりました。
退職後に会社を進めているつながりからのようです。

この本は読んで力が湧いてきます。
自分の人生を少し大きめに生きたい方にお勧めします。

気になるのは「腹落ち」という言葉です。
普通は「腑に落ちる」と使うところですが、それを略して「腑落ち」というと、意味が通じにくいです。
「腹落ち」
もう少ししたら、私の頭にも馴染むと思います。

次回のSG会は5月20日(土)です。
同じ日に、チーム算数も開催します。

その一週間前の13日(土)は野口塾ビギナーズの10回記念大会です。
参加者が26名となっています。募集が50名ですから、満席になるかもしれませんね。
私の出番は午後からです。
「『道徳読み』による教材解釈/題材『ブランコ乗りとピエロ』」をお話しします。

講座でお話しできるかどうかわかりませんが、この作品には次のように書かれています。

「団員たちは、サムに対するいかりと、ピエロに対する同情で固く口を閉ざしていた。」

国語で教材研究をすると、「いかり」は「怒り」と書くことや、「同情」はかわいそうと思うことであり、「固く口を閉ざしていた」を擬態語で表すと「ぎゅっと」となることなどを考えていくことになります。

それが道徳での教材研究になると、考えてメモする事柄が変わってきます。
「いかり」から教えるべき道徳は何か。
「同情」は何の基なのか。
「口を閉ざしていた」団員は立派か。

こういうようなことを考え、メモしていくと、次第にどこに力を入れるべきかも見えてきます。
また、この作品の場合、すっぽりと漏れ落ちしている道徳があることにも気づいてきます。

私程度の読みでも、道徳の読み物教材は「面白い!」と感じ取れています。
若い先生方がどんどん勉強をしたら、「非常に面白い!」と感じ取れるレベルに高まるでしょう。

教卓に日めくり論語。道徳が教室にじんわりと広がります。
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来週の土曜はSG会!課題図書は『議論を逃げるな』です!

前田康裕先生の『まんがで知る教師の学び 2』が、アマゾンの学校教育部門で1位になりました! 皆様の応援に感謝しています!!
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来週の土曜日は、明石先生のSG会です。
今回の課題図書は、宇佐美寛先生の『議論を逃げるな――教育とは日本語――』です。
レポーターは、付属中の桐島先生です。
どんなレポートになるのか、とても気になるのですが、当日、私は参加できません。

また、この日は、滝澤先生が「道徳読み」の実践レポートを提案されます。
こちらも、気になります。
でも、話を聞くことができません。

まあ、こういう事もありますね。

滝澤先生が発表される「道徳読み」の題材は「あとかくしの雪」と思います。
この「あとかくしの雪」は、いろいろと道徳がちりばめられていて、面白い作品です。

私が、かなり高いレベルで注目をしているのは、「貧乏」です。
好きこのんで貧乏になる人はいません。
でも、自分の意志とは無関係に、貧乏になってしまうことがあります。
特に、今の子は6人に1人が貧乏と統計で言われています。
ここに向き合うのは道徳の役割と私は思っています。
さてさて、どう考えると良いのでしょう。
いつか、どこぞのセミナーでお話をしたいと思います。

「道徳読み」については、この先、次のセミナーでお話をする予定です。
◆5月13日(土)野口塾ビギナーズ--東京にて
テーマ:「道徳読み」による教材解釈/題材「ブランコ乗りとピエロ」
◆6月10日(土)第2回 主張ある道徳授業を創る!--埼玉にて
テーマ:「道徳読み」を身につけよ!/題材「あとかくしの雪」
◆6月25日(日)野口塾in大阪
テーマ:未定(「道徳のそもそも論」と「道徳読み」を予定)

「道徳読みに関心があるなぁ」と言う先生、お近くで開催されるセミナーへお越し下さい。

足腰の強い道徳は、その根底に論語が染みこんでいます。
新年度も『日めくり論語』でスタートして欲しいですね。道徳が漢方薬のようにジワーッと広がっていきます。
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SG会に国際部?

SG会は第一部「勉強会」、第二部「懇親会」に別れて開催されています。

「懇親会」の部で付属中で数学を指導されている浜田先生と、数学について語らい、妙に盛り上がりました。
浜田先生は海外の数学事情に興味を持っておられるとのことで、そのことでも話しが弾みました。
すると、ボーイスカウトなどを通して、国内はもとより海外事情に詳しい小林氏と3人でさらに盛り上がり、勢い余って「SG会の中に国際部をつくりましょうか」となりました。

私は、次会(次会は欠席なので、その次の回)に、アフリカの教科書を持って行くことになりました。
教科書を見るだけでも、教える事への考え方の違いが手に取るように分かります。

写真は、ルワンダの丘の上にある小学校の校舎です。
校庭から見えるところに、ペイントされた掲示物が描かれています。
理科の内容が多かったので、きっと大規模な理科プロジェクトがあったのだと思います。
ユニセフの取り組みとのとです。

教室の外壁にこういうのがたくさん描かれていると、教室の中もさぞかし充実しているのだろうなと思えてきます。
しかし、教室の中は掲示物がほとんどありません。
掲示物という文化が感じられません。
ですので、当然、「教室環境」という考え方も無い状態です。

「教室環境」「机間巡視」「一斉指導」「班学習」「板書計画」・・・
私が新卒だった40年前にも、日本ではこうした言葉が存在していました。
日本の教育現場は、優れた教育思想に満ちあふれています。
「教育文化の高い国」それが日本なのだと、つくづく思います。
浜田先生たちと、国際貢献できる日が来たら、嬉しいなとふと思いました。
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