Category Archives: 笑い

学級通信に

いろいろと嬉しいお知らせが届いています。
今日は,学級通信の嬉しい話です。

「make smile」という題の学級通信で,4年生担任の阿部先生が書いています。
最近の号の冒頭。
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「笑い」というものを前面に出すことを私に教えてくださったのは,千葉県の横山験也という先生です。(立腰の大事さもこの方に教えていただきました。)この方は,もともと小学校の先生としても超一流だったのですが,ご自身で出版社を立ち上げられて現在は「さくら社」という会社の社長さんをしてらっしゃいます。その先生のお話を聞くと,とにかくご自身が楽しそうなのです。
「こんなに楽しそうに話をすれば,子供たちもたのしくなるなぁ。」
と感じたのが3年ほど前でした。
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とにかくご自身が楽しそうなのです」という所,なるほどなぁと感心しました。
どうも,自分で楽しんでいるのが私のようです。
これは実に嬉しいことです。

セミナーに講師で呼ばれると,時々,質問を受けることがあります。
3学期になると子供達とマンネリ化し,イマイチの状態になるのですが・・・。

何となくですが,学級が暗くなってきているのでしょう。
キチンとはしているのですが,覇気がないというか・・・。

こういうとき,頭を使ってあれこれやるのも良いのですが,基本は先生が明るくなることです。
明るくするには,明るく振る舞うのです。

すると,たいていの先生は,ニコニコすればいいのだと思うのですが,それは私の回答からは少々遠いです。

私が「・・・・」と,回答をしたら,会場がどっと沸きました。
笑いをとるために話したのではないのですが,「笑う」ということを少し知っていると,この回答は実に素直であり,原理に適っていると思えてきます。

「笑」という漢字の意味を漢和辞典で調べると,面白いことが載っています。
巫女さんが両手を挙げて舞っている様子なのです。
両手を挙げて踊ること。それが,「笑」の源なのです。

そうとわかれば,とにかく,授業中,ちょっとしたときに両手を挙げて踊るようにしてみて下さい。
先生の体に元気が走り,子供達は先生のオーラを浴びてしまいます。
体に元気が走ると,出てくる言葉も元気になります。
教室は明るく元気になり,笑いが増えます。
先生の目指す方向へ元気に歩み始めます。

でも,年と共に,こういうことができにくくなります。
ベテランが学級で困難を感じるのは,子どもが変わったのではなく,自分の両手がいつも下がっているからだと思った方がいいです。
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野口塾大喜利がはじまります

野口先生からお電話があり,これからの野口塾で「大喜利」を行うことになりました。
野口塾の終了際10分を使っての大喜利です。
どんなお題が飛び出すことやら。

b7764私は,来週の土曜日,大阪で開催される野口塾に参加します。
講師の先生方との野口塾大喜利をしっかりと楽しんできたいと思います。

「教育と笑いの会」の最後も大喜利でした。
こちらは60分間。
お題は「それでどうなりました?」だけでした。
このお題1つで60分も行うので,どうなることやらと思いましたが,案ずるより産むが易しで,これがまたなかなか面白かったのです。
笑いがあるのは当然のこととして,かなり真面目な教育論も飛び交い,そのコントラストにしばし酔いましました。

「それでどうなりました?」というのは,例えば,↓のようなやりとりになります。
(例)
回答者 「研究授業を失敗して落ち込んでいる若者に私の授業を見に来るようにいいました」
司会  「それでどうなりました?」
回答者 「めちゃくちゃ自信をつけたようです」

この例を見せてもらったとき,最後の回答者の言葉は,
「ああはなるまいと,めちゃくちゃ自信を付けたようです」と一ひねりした方がいいなと思いました。
落ち込んでいる人にどう対応するかは,それなりに昔からセオリーがあるので,それに則ると良い感じになります。
それはともかくとして,これからの野口塾,いっそう楽しみになりますね。
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「第3回 教育と笑いの会」は楽しかった

b7627「第3回 教育と笑いの会」は,面白かったですね。

本来の学ぶセミナーとは大きく違い,とにかく笑う会なのです。
その中に,教育のことが混じっていて,それなりに楽しみつつ学ぶことができました。

会のメインは,桂雀太さんの落語です。
そもそも落語家による落語はテレビかラジオでしか視聴したことが無かったので,今回は生で聞くことができたのが,実に感動的でした。
それ以上に,落語家の声や仕草などが非常に力強く,楽しんでいるのですが,かなり勉強になりました。
声といい,間といい,文脈と言い,さすがに歴史的文化を継承しているだけあります。

雀太さんの落語の後が大喜利という流れになっていて,私はその進行役でした。
ですので,雀太さんがどのような稽古をしてきたのか,チャンスがあれば聞いてみたいと思っていました。すると,運良く玉置先生がその方向で雀太さんに振ってくれました。
ありがたいことに,少しご披露いただけました。
それは,「いろはを抑揚を付けて言う」という稽古でした。

b7626教育と笑いの会は午後の時間帯を使って楽しく進行したのですが,私は出演者だったので,フロアの袖に席が設けられていました。
すると,前方に姿勢の良い方がいて,今回もホッと嬉しい一時になりました。
お顔をみたら,大野先生でした。大野先生が参加しているとは思ってもいなかったので,嬉しくなり,しばし歓談しました。

休憩時間などには,かなり多くの方々と名刺交換をし,旧知の先生方とも語らうことができました。
そうした中,嬉しかったのは「算数ソフト」話です。

横浜の佐藤先生からは,先日のチーム算数で出た話題とほぼ似たような実践を聞くことができました。
これについては,後日,改めて書きたいと思います。

また,野中先生も北海道で「算数ソフトがいいよ」と推薦して下さっていることを伺いました。有名な先生ですので,とってもありがたく思いました。

白百合女子大の神永先生ともたくさんお話をし,その中に少しアフリカのお話をしました。いつか,お力添えをいただくことになるかも知れません。

つくばの福田校長先生ともアフリカの話をしたのですが,翌日,電話がありタンザニアの大臣級の方と知り合いと教えていただきました。7月にルワンダに行くので,その方のことを聞いてみたいと思います。

算数ソフトを使って下さる先生方ばかりでなく,算数ソフトを広めて下さる先生方もいてくださり,そうして,アフリカの教育にも関心を持って下さる先生がいて下さるので,これから先,ますます頑張らねばと思いました。

充実した一時になりました。
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「笑いのバロメーター」

b77744月3日(日) 大阪でお話をします。

私が話すと,なぜか笑いが起こります。時には,ドッカン!ドッカン!と爆笑が起こります。

そういう「明るい先生」「明るい学級」が好きな先生,ぜひお越し下さい。
テーマとは関係のない予期せぬ面白い話も出てくると思います。

右の「笑いのバロメーター」。
これは私が新卒の時からずっと心に留めてきた一つの指導観です。
黒板の後ろには笑いのバロメーターがあるのです。
その針が半分を超えない授業をすることは,私にとっては御法度であり,給料ドロボーに値してしまうのです。
私にとって,授業のベースは笑いだったのです。
今風に言えば,エンタメ系の授業を心がけていたのです。

教室の前には「笑いのバロメーター」。
では,教室の後ろには,何があるのでしょうか。
そんな話もするかもしれません。

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テーマ「笑いのバローメーターを吹っ飛ばせ!!1年中大爆笑するクラスの作り方セミナー」
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会場:阿倍野ベルタ
13時受付開始 13:20講座開始
16:50終了予定

【講座内容】
1) 13:20~13:50
実践発表 15分×2

2) 13:55~14:40
誰でも爆笑間違いなし!笑いのバロメーターはこうして振り切る
※横山先生の子どもを惹きつける最強ネタ一挙公開

3) 14:50~15:35
子どもたちが、笑う!わかる!手を挙げる!クリックだけで大爆笑
※奇跡の算数ソフトの使い方

4) 15:50~16:35
なぜ横山先生の授業はいつも大人気なのか?
※教室に笑いを起こす横山流話術の秘密

5) 16:35~16:50
横山先生になんでもQ&Aコーナー
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参加費:3000円
お申し込みは→こちらまで
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笑いのある講座

b8010「笑いのある講座」
私が話すと,たいていはこうなります。

大阪の野口塾でもそうでした。
講座がスタートしたので,私は今回のテーマ(算数ソフトと事前学習)を,板書しました。

それから,算数ソフトについて知っているかどうか,手を挙げてもらいました。
「知っている人」と問うと,半数以上の先生が手を挙げました。
「知らない人」と問うと,少なめの先生が手を挙げました。
知っている先生の方が多いという結果になりました。

ここまでは,誰も笑いません。当然です。ただ,質問をして手を挙げてもらっただけだからです。

この状況を受けて,私は一言言いました。
この一言で,会場がクスッとなりました。
何と言ったかというと,
知っている人が多い中,「余り知らない人が多いようですね。」と言ったのです。
会場はこれでクスッとなりました。
手の上げ率と私の言葉が一致しないからです。
予期している方向とは違う一言が出たで,心が少しくすぐられたのです。

続けて,事前学習についても聞きました。
「知っている人」。大半の先生が手を挙げました。
「知らない人」。ほんの少しの先生が手を挙げました。
こちらも知っている先生が多いとなりました。

そこで,さらに追い打ちをかけるように,「大方の先生が知らないようですね」と言いました。
笑いが大きくなりました。2度続けて,状況とは異なる言葉を発したからです。

これで空気が暖まってきました。
こうなると,私は元気になります。
間髪を入れずに,語気を少し強めて私は言いました。
「今日は,算数ソフトと事前学習の“入門”の話をします!」
会場には笑いの渦ができました。
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講座の始まりですから,いわゆる「つかみ」というものです。
会場の人々の心を,スタートでつかむことができたら,後は良い流れになります。

でも,こういう笑いは些末なことです。
大事なことは,話の中身です。
事前の準備をしっかり行い,確かに納得という話ができれば,随所に笑いを入れることができます。
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大阪に,阿部先生という明るい笑いの得意な先生がいます。
若い先生ですが,かなり先が楽しみです。
阿部先生が,転がるように楽しんでくれた話を一つ記します。

野口塾ですから,「・・・はマル,・・・はバツ。」という指示がよく出ます。
私もそのように言って,会場の皆さんが,○・×を書き始めました。
その瞬間,私は「○の筆順が分からない人は・・」と言ったのです。
これが,阿部先生に大受けしました。
学級でも,やったそうです。
笑いは誰にどう響くか分かったものではありません。
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笑いのある話

野口塾IN大阪に参加してきました。
面白かったです。

講座が終わり,最後は質疑応答。
質問の中の1つが私への質問でした。
「笑いのある楽しい話,どうやって勉強してきたのか。どんなテレビを見ているのか・・」
私の「話っぷり」というか「話術」というか,そういう所への質問でした。

b8014こういう質問はセミナーを終えると,よく頂いています。
話の中身より,話術の方が印象深いようなのです。
その印象深い「笑いのある話」に気持ちが向くと言うことは,ご自身の授業の中に,「ビタミン笑い」が不足していたということに気づいたということなのです。
これは,「良かったジャン!」です。

今回,事務局をしてくれた阿部先生も,私の笑いを聞いて,授業に明るさを希求するようになりました。
そうしたら,子供が激変!
やる気は赤丸急上昇!
今や最高の連日になっています。
事前学習法の「バツタ」は,大ホームランだったそうで,あっという間にミラクルが起こったそうです。最高ですね!

「ビタミン笑い」は,授業という連日黙々と続く世界には必須の「知的栄養素」なのです。
感じ取った笑いは,「脳内笑いシナプス」の増加を促進し,学校大好きっ子へと子供達を変容させていくのです。
と,このぐらい,訳の分からない比喩表現を抵抗なく使えると,笑い力はアップします。

今回,御質問くださった先生は,私のことを「横山師匠」と呼んでしまうほどでした。かなり楽しかったのでしょうね。

笑いの質問を受けると,たいてい「昭和の爆笑王・林家三平師匠」の話をします。「笑いのバロメーター」の話です。
来年の冬に,どうも「笑いのある教育セミナー」が大阪で開催されるようですので,そこで,笑いのバロメーターなど,あれこれ「笑い根源の話」もできそうです。
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野口塾での私のテーマは「算数ソフトと事前学習」でした。
どちらも,「笑い」「笑顔」が必然的に出てきます。
事前学習をしたら,その後の子供達はやる気が高まり,満足的笑顔になります。
算数ソフトを使ったら,ソフトを使うそぶりを見せただけで,笑顔が増えます。
こういう明るさのある教育,私がイチ押しする教育です。
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写真は,叱り方の中嶋郁雄先生が撮ってくれました。ありがたいことです。
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