Monthly Archives: 1月 2015

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アマゾンに出ました!『関大初等部式 思考力育成法 ガイドブック』

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『関大初等部式 思考力育成法 ガイドブック』です。
刊行予定日は2月10日です。
その前に,関大初等部の公開研究発表会で先行販売されます。2月7日です。
この公開を盛り上げるかのように,アマゾンに予約を入れられるようになりました。
ありがたいですね。

この本のタイトルには,「ガイドブック」と入っています。
関大初等部の学習法が全国的に広がり,研修会や勉強会のテキストとして使えるガイドブックが欲しいとの声が高まり,この本を作るに至りました。
学校を挙げて思考スキルを使った学習を進める学校が増えています。この本が大いにお役に立つ思っています。
また,これから取り組んでみようと考えている学校や学年の先生方にとっても,必携の一冊となると思っています。
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関大初等部の公開の日,東京では第6回野口塾ビギナーズが開催されます。
私はそのどちらにも参加することができず,残念な気持ちでいます。

2月21日(土)は,野口塾IN大阪に参加します。算数ソフトを使った授業実践の報告を聞き,「効果と解説」を話します。
大阪近郊の先生,是非,お越し下さい。
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『関大初等部式 思考力育成法 ガイドブック』の表紙

『関大初等部式 思考力育成法 ガイドブック』『関大初等部式 思考力育成法 ガイドブック』の表紙です。
裁断前の表紙ですので,トンボも映っています。

表紙にも出ている思考ツールを使うこと,使い慣れて,使いこなすようにしていくこと。
この流れは,算数の学習とかなり重なります。
思考ツールはいわば,思考の基本公式です。

公式を知っているか,知らないままで自分なりにやるか。その差は算数では歴然としてきます。
例えば,67個のおはじきを数えるとします。
「10の束が幾つ」という数える公式を知っている子は,10ずつ並べるなどしていきます。並べ終われば,見た目で答えが分かります。
これを自分なりにと思って,どんどん数えて行くこともできます。
しかし,数え間違えが起こりやすく,数え終わった後,再確認したくてもできません。また,数え直しです。

思考法そのものを学ぶ学習。私が現役の頃には無かった学びです。
これからの時代に,こういった研究が進み,子供達の能力がグッと向上するのだろうなと思っています。

この『関大初等部式 思考力育成法 ガイドブック』は,2月7日の関西大学初等部の公開研究発表会会場に並びます。全国に先駆けての先行販売です。
楽しみですね。
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『小学』です!

『小学』この本は,明治書院が刊行を続けている新釈漢文大系の第3巻『小学』です。
とても,面白く勉強になります。

特にありがたいのは,言葉の解説です。
例えば,「弟」。
広辞苑を引くと「同性の年下のきょうだい。」など,意味が記されています。
この意味は,今の時代の意味です。
弟のように平素使っている言葉の意味ですから,「そうですか」という程度で,驚きや感動は特にありません。

それが,この本では次のように出ています。
○弟 年少者としての徳
さらに,余説として次のように記されています。
「弟」とは,元来,兄に対して敬意ある態度をとることである・・・・

この解説を読むだけで,ふっと二宮尊徳の「推譲」が思い出されます。
「人の道は譲りにあり」
弟として生まれてきたことは,大切な徳の一つ「譲る心」を厚めに学ぶことができるのです。
弟への見方が変わってきます。
こういうのが積もって,観に影響を与えていくのだと思っています。
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新釈漢文大系は,言葉の解説が実に豊富で,ありがたいシリーズです。
読んでいると,まるで野口先生の国語の授業を受けているような気持ちになります。
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関大初等部の公開,すでに申し込み終了です!!

時間がうまく合い,関西大学初等部の三宅先生とお会いしました。
いつものように気合いの入った話がとても楽しかったです。

来月7b8452日(土)は,関西大学初等部の第5回 公開研究発表会です。
参加して,校長先生に御礼を申し上げ,愛知の島原先生とお会いして・・・と思っていたのですが,どうしても抜けられない用事があり,見送りとなっています。

関大初等部と言えば,思考ツールを使うミューズ学習です。新しい学びなので,参加希望が殺到しているそうです。
聞けば,すでに800名を突破し,受け付け終了となったそう『思考ツール』です。

これから申し込みを・・・と思われている先生は,来年の公開申し込み発表を見逃さないことをお進めます。

三宅先生とは,私が算数好きなので算数の話題になりました。これは一時を楽しんだと言う程度でした。

面白かったのは,海外の話題です。
三宅先生は海外でも教育活動をどんどん進めていますので,各地のあれこれを話してくれました。
『思考ツールを使う授業』私も最近海外づいているので,一つ一つの話が面白かったです。
最も印象的だったのは,海外の教育の話になったときの三宅先生の雰囲気です。
真剣度が急上昇です。
なるほどと思いつつ,私もささやかな思いを話しました。
話している内に,海外の話で意気投合。
もしかしたら,いろいろとやっている内に,三宅先生と海外に行く日が来るかも知れないと,フッと思いました。

関大初等部の公開の日。
今年も,新刊が先行発売されます。
『関大初等部式 思考力育成法 ガイドブック』です。
まだ,アマゾンにも出ていません。
会場で2,3冊,買い込みたかった!!
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オープンスクールで,『特別支援教育対応さんすうセット』

特別支援教育 さんすうセット『特別支援教育対応さんすうセット』(さくら社)を使っているワンショットです。

この写真を送って下さった関田先生からコメントをいただいています。
ご紹介しましょう。
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本日は、オープンスクール。
来年度入学する幼稚園や保育所・保育園の子どもたち、その保護者が参観する。
算数の時間は、横山先生の特別支援教育のさんすうセットを授業後半に。
問題の出題も、絵をタッチするだけなので、幼稚園の子どもたちにさせた(笑)
保護者も、幼稚園の子どもたちも楽しんだようだ。
もちろん、特別支援学級の子どもたちも、授業に参加。
楽しい時間。まさに、楽習!(笑)

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パソコンがwin8.1なので,テレビの脇に置いてあるPCの画面をタッチするだけで簡単に操作しています。

驚いたのは,20分ちょっとぐらいの時間なのに,全員の子が最低2回は発表したそうです。
総勢35名の子が2回以上の発表です。
まさに,驚異的です!!
その中には,見学していた幼稚園の子もその中に入っているそうです。
どの子も,算数的体験をばっちり積みましたね。
すばらしいですね。
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千教研 「なぜ,げんこつ1つ分,空けるのか」(椅子の座り方)

千葉県千葉県松戸市千教研松戸市の千教研,学級経営部会に参加しました。

道徳の授業を見せていただいたのですが,授業を見て,痛く感動しました。
それは,「受容する心」を育てようとする授業だったからです。
この先生のクラスなら,私もかなり素直な人間になるだろうなと思いつつ,我が身を一層律しなければと思った次第です。

協議会では,授業をされた先生への高評と,もっと知りたいという質問が寄せられました。関心の高さが伝わってきました。

その後が私の講話の時間です。
授業とは関係なく,好きな話をして良いと言われていました。
ですので,「価値ある選択」か「せいの教育」を話す予定でした。
しかし,授業が良かったので,「受容の心」ということで,話を進めました。
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1,材料七分に腕三分(有田和正先生のお言葉)
① わかりやすい材料(マンガ,風船)
② 善悪の明瞭
③ 吹き出し
2,向上的定番用語(なあんだ何だ,リレーしたい・・)
3,椅子の座り方
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3の椅子の座り方は,事前に用意していました。
学級経営にも,道徳にも通じる,基本中の基本の学習事項だからです。

今回は若い先生が多かったので,誰もがやっているポピュラーな指導「げんこつ一つ分」の話もしました。
体と机の間のスペースを問えば,若い先生も「げんこつ1つ分」と答えてくれます。
正解です。
「では,なぜげんこつ1つ分なのですか」と問いました。
すると,少々とまどった様子になりました。

げんこつ一つ分は伝統的な空間です。
当たり前と思っている空間です。
それを改めて問われると,実はよく分からないままそうしていることに気づきます。
慣習として行っていることを,どうして?と考えてみるのは,実に有意義なことです。
「価値ある意味づけ」が見えてくるからです。

私は上体の動かし方との関連の話をしました。
終了の時刻が迫っていたので,ちょっと急ぎ足の話になりました。
うまく伝わっていれば良いのですが・・・。
どこかの野口塾で,げんこつ1つ分の話をしたいと思います。

松戸市の学級経営部会の先生方,大変お世話になりました。
授業をしてくださった先生,ありがとうございました。
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