Category Archives: 数学

数学、座標

座標の学習を日本でもしますが、ルワンダでも普通に行われています。
日本では「座標」と呼んでいますが、ルワンダではちょっと違います。
「The Cartesian plane」
と表記されています。
カルテシアンというのは、デカルト主義ということで、日本語に訳すと
「デカルト平面」
となります。

こういう名称、良いですね。
歴史上のデカルトとつながりますし、平面の学習をしているんだとわかります。

英語圏は、算数数学の用語がストレートに意味を表すようになっているので、それだけ効率の良さを感じます。
ところが、その中味となると、イマイチ、イマニ、イマサンぐらいとなります。
なんで、分かり易さを求めて工夫をしないのだろうかと不思議に思います。

その上、授業はチョーク1本ですから、キツイだろうと思います。
口頭で説明して分かる子だけが、先へ進む切符を手に入れる。
そんな様子が感じられます。

だからこそ、日本のソフトの出番なのです。
ルワンダ風味の数学ソフトを開発することが、ルワンダ数学を救う唯一の方法です。
きっと、ルワンダの中学生も、ニコニコしながら座標を理解していくことと思います。
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『単元別 中学数学ソフト』発売!

b7769お待たせしました!
中学のソフト『単元別 中学数学ソフト』が発売になりました。

内容は右の通りです。
・数学の準備(小学校の振り返り)
・正の数・負の数
・文字式
・一元一次方程式
・比例,反比例
・平面図形
・空間図形

USBかCD-ROMか,どちらかを選んで申し込むことができます。

ちょっとしたことですが,ソフトの目次画面には,ご購入いただいた中学校の「学校名」が出てきます。
ご注文をいただいてから,一つ一つに学校名が表示されるように作っています。
道徳の愛校心へのほんの少しのお手伝いにもなっているかと思っています。
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ユーチューブに3分ほどの紹介ビデオをアップしてあります。
お時間がありましたら,是非,ご覧下さい。

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タブレットの中の数学ソフト

b7899iiyama電気の8型タブレットです。
ここに来春発売の数学ソフト(α版)をインストールしてみました。

ごらんのように,ちょうど良い状態で映っています。
動作もサクサクで良好です!

手で持って,指で操作して・・・。
そこに算数・数学ソフトが動くのです。
ソフト開発を始めた頃には,全く想像できませんでした。
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「算数は動いている」
これが私の持論です。

画面に映っている「正の数と負の数」。
その足し算。
(-7)+(+5)。
ここにも,動きが出ています。

プラスは右へ,マイナスは左へ進む双六なのです。
スタートは「0」。

だから,0から左へ7,右へ5進んだところが,答えです。
そう言う動きを,どう見せるか。
そこがソフト開発者の腕となります。
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この中学数学のソフトが発売になったら,小学校の先生にも使って欲しいです。
方程式のソフトを,6年生の時に見た子は,中学の数学かなり楽になります。
完成まであと一息です。頑張ります。
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全国教科書供給協会のカタログ

b7909来年の春,発売になる『単元別 中学数ソフト(校内フリーライセンス版)』全国教科書供給協会のカタログに載りました。

このカタログ,中身が教科別に分かれています。
数学のところはデジタル教科書がズラッと出てきて,その後がさくら社の『単元別 中学数学ソフト』です。

ここ数日,このソフトの最終点検をしていますが,実に良くできているなぁと我ながら感心しています。

・天秤が動いて方程式の意味を把握できるソフト。
 
・マウスでドラッグすると線分が回転移動するソフト。

・8a+4aが(8+4)aであることがよくわかるソフト。

・負の数が正の数の逆方向であることがわかるソフト。

・回転体をぐいぐい作れるソフト。

どれもこれも,すごいです。
これ以外にもたくさんの優れものソフトが収録されています。
全体では100本を超えています!

中学校の先生,カタログが学校に届きましたら,是非ごらんになって下さい。

できれば,小学校で6年生の担任をしやすい先生にもおすすめしたいソフトです。
小学校にはこのカタログは届かないと思いますので,さくら社のサイトで見ていただけたらと思います。
http://www.sakura-sha.jp/sansu/
中学に入る前に,易しそうなところを選んで子ども達に見せたら,中学入学後,しばらくしてから,「先生!」と数学の様子を報告にくる子が出てくると思いますよ。
事前に頭にイメージが入っているので,数学がわかりやすくなっているからです。
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一次関数のソフト

「時事教育プレミアムセミナー」に参加しました。
大槻達也先生,貝ノ瀬滋先生,近藤昭一先生の講義を午前中から夕方まで,しっかり伺いました。
教育がこの先どの方向に向かうのか,それがとてもよく分かりました。
内容が充実していたので,あっという間に終わってしまいました。
大いに勉強になりました。
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b7991奥田先生が,一次関数のソフトがあることを見つけてくれました。2年前に私がブログで作ったことを書いたページを見つけてくれたのです。

でも,作った本人がすっかり忘れていました。
どのフォルダーにあるかな???と思いつつ,ハードディスクの中を検索したのですが,見つかりませんでした。
そこで,以前,使っていたHDを検索してみました。嬉しいことに,出てきました。

見つけた一次関数のソフトを開いてみると,以前ブログに書いたころより,ボタンがきれいになっていました。
どこかで直したのですが,今やその記憶も曖昧です。

このソフト,早速操作してみました。
aとbのスライダーをドラッグすると,一次関数の式とグラフの関係がつかめてきます。
見ているだけでつかめてくるのですから,面白いです。
あとは,見た生徒さんがどう理屈づけるかです。

奥田先生は,2学期にこのソフトを使ってくれます。
ミラクルな授業を展開する奥田先生ですから,生徒さん達の反応が楽しみです。

※このソフト,メーリングリスト「ICT算数研究会」で希望する先生にプレゼント中です。
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学参イタリック体のフォント

b8065モリサワフォントの学参イタリック体を購入しました。
エックスの字形がいいですよね。
「ヒュイ,ヒュイ」と書く,あの雰囲気が実に良く表現されています。

この学参のイタリック体は太さが,10,20,30,40,50,60と6種類あります。
右はその一番太い60です。
画面に1問ずつドーンと映し出すときには,このぐらいの太さがあるとメリハリも立ち,良いのかなと思っています。

退職して,算数ソフトを作るようになって気を遣ったのはフォントです。
何しろ,商用としてソフトを開発しているので,数千円で売っているようなフォントは全部使えません。
少ししか入っていないのに,何万円もするフォントを購入して使います。
そうでないと,フォントの著作権侵害が発生するからです。

そのフォントが数年前からクラウド化され,年間契約タイプになりました。
そこで,モリサワフォントとイワタフォントの両方で契約をしました。
そうしたら,フォント数が多すぎて,逆に使いたいフォントまでたどり着くのに時間がかかるようになってしまいました。
そこで,あまり使っていなかったモリサワフォントの方を,単品で購入するようにしました。
お陰様で,フォント数が半減し,目的のフォントがすぐに見つかるようになりました。
何事も,過ぎたるは・・・です。

それにしても,こうしてフォント一筋に作り続けて下るメーカーさんがあることに,感謝せずにはいられません。
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