Monthly Archives: 11月 2013

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もうすぐ,算数クラウドは新装オープンです!

b8505いよいよ12月がやってきます。
目下,急ピッチで,クラウドの本格スタートに向けての作業を進めています。

予定通りに進めば,12月1日には新装オープンとなります。
11月中のお試し版に,次のソフトが追加される予定です。

1年_ながさ くらべ
1年_かさ くらべ
1年_ひろさ くらべ
1年_かたち

2年_水のかさ
2年_分数

3年_円と球
3年_3けたのたし算・ひき算
3年_何倍の何倍
3年_三角形
3年_かくれた数

4年_何倍の何倍を使って
4年_計算のきまり
4年_ともなって変わる2つの数量
4年_直方体と立方体

5年_体積
5年_文章問題/差し引く・代入
5年_図形の合同
5年_割合の文章問題
5年_立体図形

6年_文字を用いた式
6年_対称な図形
6年_変わり方
6年_体積
6年_割合を使う文章問題/仕事算

一気に増えるのか,少しずつ追加されるのか。
それは,クラウドが新装オープンしてからのお楽しみです。
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12月以降のクラウドは,目次画面も少しずつ進化していきます。
どんな風に進化していくのでしょう。今から,楽しみです。

テスト直前にソフトでふり返り。効果バツグン!

b8537_400「第3回 奇跡の算数セミナー」は,「数と計算」部門,「数量関係」部門の次に,「量と測定」部門で工藤良信先生が発表されました。
真っ先に,青森大鰐のリンゴの話からスタートです。お土産にリンゴをどっさり運んでくださったので,みんなリンゴにひきつけられました。それから,算数ソフトの効能が話されました。グイッと入ってきました。
工藤先生が強く語られたのは,「単元全体を1単位時間,2単位時間でふり返る手段は,算数ソフトしか見あたらない」ということです。
しっかりとふり返る,しっかりと復習するのに,算数ソフトが最適という事です。
以前からも,ソフトを使って授業をしている先生から,「テスト直前にソフトでふり返ると,効果バツグン!」と聞いています。「思い出しが速い!」「スピーディに反復できる!」のです。
工藤先生の話を伺いながら,やっぱり!と膝をたたきました。
工藤先生の発表で,一番驚いたのは,「宿題をやらない」「落ち着かない」「手遊びする」ような子が,業間休みなどに,ソフトを使って勉強をしたがると言うことです。これは嬉しい話しです。勉強して欲しいと思う子ほど,勉強をしません。そういう子が,ソフトで勉強したがるのです。有りがたいことです。
しかも,ソフトには,注意散漫な子も目を釘付けにされるほどの効力があり,これはまさに「ユニバーサルデザイン教材」と語っていました。この高評に熱くなるものを感じました。

そうして,今回初の「高校」部門では,浜田肇先生が平方完成のリスニングの実際をソフトを使って模擬授業をしてくれました。やってみて分かったのですが,リスニングは「正確に書きたい」という心が強く働きます。慣れてくると,「音声より,ちょっとはやく書きたい!」という気持ちになります。
また,正確さが自分にわき上がってくるという感じで,これまでにない学習の面白さを感じました。
win8のマシンがあれば,リスニングソフトを活用できます。こういった方面の新しい道が見えてきました。

この後,藤本先生と浜田先生がどんどん語りだし,中身の濃い一時を過ごしました。
次回には,このフリートークの時間も設けたいと思います。

最後に私の方から,算数ソフトのこの先のことを4つ話しました。
1つは,「家でもソフトで勉強をしたい」という子の願いを叶えられたらと思い,クラウドを作ったこと。
2つは,クラウドは家庭でも使えるので,1日10分~15分,家庭で算数をしたら,驚くような成果がでるであろうことを話しました。
3つめは,普通学級用として開発したのですが,特別支援のお子さんにも非常に効果があることが分かったので,その方面でも充実を図りたいこと。上原先生に特別のお願いをしました。
そうして,4つめは,オフレコの話しをしました。これが,懇親会でも大盛り上がりをしました。オフレコ話はいつもこんな感じです。

次回は来年の7月26日(土)を予定しています。ここでも,きっと新しいオフレコ話をすることになると思います。

平均点33点が80点に!佐藤先生,発表!

第3回 奇跡の算数セミナー。
「数と計算」部門の発表は,若手の佐藤宗巧先生です。

2年生のたし算・ひき算の単元。b8532_260
テストをしたら,平均点33点でした。
これはまずいです。かなり,まずいです。
そこで,自分の考えを持たせるなど,あれこれ授業を工夫し,まとめで算数ソフトを使ったら,なんと平均点80点にまで伸びたのです。
33点→80点。
こういう驚異的な成長は,そうそう体験できません。
ですが,授業のやり方を工夫して,そこに算数ソフトで抑えを効かせるというスタイルで,この成果が出ました。
さすがは佐藤先生です!素晴らしいです。

他の先生からも,「計算は,1時間のまとめでソフトを使うと,とても効果的」という話しを聞いています。
計算がどうも苦手だというクラスを担当されている先生,まとめでソフトを使うという方法を考えてみるのも良いですね。
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「数量関係」部門は,藤本浩行先生の発表でした。
今回は,タイルとソフト。ブラックボックスとソフトという提案でした。
タイルの実物を見つつ,学生時代に友人と算数研究をしていた頃を思い出しました。
遠山先生の水道方式からしっかりと学びましたが,実に優れた教材です。

藤本先生のお話から伝わってくるのは,何よりも具体的な体験を大切にしたいということです。
パソコンでは具体的な体験ができそうにないと思えるのですが,藤本先生の発表を聞くと,それは全くの間違いだと分かります。
具体的な体験ではできないような,分かりやすい疑似体験ができるのです。

《具体的体験+疑似体験=学力向上》
藤本先生の発表を聞きつつ,こういう図式のようなものを感じました。
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セミナーでは,算数クラウドが画面に映し出されました。
違う学年のソフトも,簡単に選び出せます。
そのスピーディーさも,実に良かったです。

誰でもできるICT算数教育研究会を発足しました!

b8507「第3回 奇跡の算数セミナー」は,とっても面白かったです!
セミナーについては,追々書こうかと思っていますが,今回は,セミナーを主催する会が設立されたことが,とても感動的でした。

「誰でもできるICT算数研究会」
会長:横山験也(千葉)
副会長:藤本浩行(山口)
事務局
東北・北海道事務局長:工藤良信(青森)
関東事務局長:浜田肇(東京)
西日本事務局長:中嶋郁雄(奈良)

算数ソフトを使った効果的な学習を追求していく会ですが,力点は「誰でもできる」という所にあります。
優秀な人にしかできないやり方も,世の中にはあります。そこを追い求めるこもと大切な学びですが,この研究会では,算数が得意でない先生方にも,ちょっと勉強すれば効果がでる,そういう学習を追求していきたいと思っています。

写真の教室は,佼成学園のICT教室「学びの泉」です。
この教室は,実に充実しています。ごらんのようにソフトが大写しされます。しかも,ソフトが映っている白い壁は,ホワイトボード用のマジックが使えます。
ですので,ソフトを使いながら,そこに手書きで書き込むことができます。
大変便利な素晴らしい教室でした。

教卓の上に出ているのは,藤本先生考案の『わくわく☆ブラックボックス』です。
ブラックボックスを使って,3×1と,1×3の違いを説明しているのは,副会長の藤本先生です。
愉快なイラストまで登場させて,会場をどっと沸かせていました。さすが,本家本元の藤本先生です。

扶桑社のトップページに『奇跡のソフト』が載っていました!

b8514扶桑社のホームページを見てびっくり。トップページの本だなに『CD-ROM付き[奇跡のソフト]で小学校の算数がスッキリわかる!』が並んでいました。
いつから並んでいるのか,分かりませんが,また,いつまで並んでいるのかもわかりませんが,精魂込めて作った本がこうして版元さんのトップページに載るのは,嬉しいですね。

小学校の先生方が学ばれているセミナーに,私も時々呼ばれることがあります。主に,算数の話しをすることが多いです。

算数ソフトの他に,喜ばれているのは,算数の学習で使える手作り教材です。
昨日も,千葉県の小学校でお話ししたのですが,「0.1が12こで1.2になる」
という,数概念のかなり重要なところで使える手作り教具を御紹介しました。
先生方は,高いレベルで納得されていました。

今月は,30日に名古屋でお話しをします。こちらです。
内容は,「学習ゲーム」「明治時代の作法の話」「ICTを使った算数」です。
学習ゲームの時間に,算数の手作り教具を少し御紹介したいと思っています。
作法は,基本的に姿勢の話しです。
そうして,ICTの算数です。クラウドもできましたので,元気よく算数ソフトの奇跡などを織り交ぜながら,お話ししたいと思います。
会場に足を運ばれる皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

12月には,奈良と兵庫におじゃまします。楽しみです。

4年の角の作図ソフト。図形は絶品と工藤先生!

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工藤先生から,なるほどメールが届きました。そこには,図形は絶品だとありました。

4年生の角の勉強で,作図が出てきます。作図のやり方を学ぶソフトが,このソフトです。クラウドの4年の「角の大きさ」の中の「08B」がこのソフトです。

桃太郎を左右に動かすと,1°~180°の範囲で角度を指定することができます。
そうして,[1]をクリックすると,分度器と鉛筆が登場します。
鉛筆を動かすと,三角マークも動くので,「ここだ!」と思ったところで,クリックします。
外すと「ちがうよ!」と表示されますが,当たると「せいかい!」とでます。
それから,[2][3]をクリックすると,定規が出て,ラインが引かれます。

工藤先生は,こういう図形のソフトで,一番有りがたいのは,「繰り返し,何度でも見せることができる」点にあると書かれています。
しかも,操作はドラッグ・クリックだけでとても簡単。
それでいて,分かりやすく表現されています。
ですので,一斉指導の後,定着の浅い子や,まだピンと来ない子には,ソフトで確かめを促すことができ,その間に,先生は個別指導に回るという指導ができます。
一人で指導しているのですが,まるで指導者が2名いるような状態になるそうです。

マウスを操作する子ども達は,ソフトを操作できるので,「いやいや」という気持ちにはならず,自主的な前向きな気持ちになります。また,自力で進める子は,線が曲がるなど,ちょっとした所を先生に個別指導していただけるので,これまた,良い感じになります。

そうして,工藤先生は,「ソフトはイヤな顔をしないで張り切って繰り返し教えてくれる」と感想を書かれていました。
よく考えれば,そうですよね。何度も繰り返されたソフトが,イヤな雰囲気を出したら,気持ち悪いですよね。
教材なので,何度繰り返しても,初心忘るべからずのように,いつものように元気に表現してくれます。
こういう教材の活用が進むと,さらに,効果的な授業が進むのだろうと思います。