2年ほど前に,中学校に勤務していた友人に頼まれて,「円周角」と「中心角」のソフトを作ったことがあります。「円周角」と「中心角」の関係について学ぶソフトです。
でも,学習はいきなり「円周角」と「中心角」を学ぶわけではありません。
その前に,「円周角」について学びます。
ですので,「円周角」のきまりを見つけるときに役立つソフトも必要と思い,もっか,開発中です。
右の画像をご覧下さい。
P・A・Bは,つまみです。
マウスでドラッグすると,円周上を元気よく動きます。
ここでの学習は,AとBの位置をまず決めます。
それからPを動かします。
ようく見ると,∠APBは同じように見えます。
本当に同じかどうかは,[?]をクリックすると,角度が出るので,わかります。
このソフトで中学生の何人かが「おっ,わかった!」となってくれたらと思います。
完成した暁には,「もっと!算数」に「中3」コーナーをつくり,そこにアップする予定です。
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嬉しいお知らせがあります!
中学1年用の数学ソフトが完成しました。
『スパイラル 方程式1 関数1』(さくら社)です。
とてもわかりやすい数学ソフトです。
さて,どんなソフトになっているのでしょうか。
このブログで,少しずつ内容を紹介していきます。
◆このソフトのご購入は、学校出入りの教科書販売店さんにご注文ください。
教科書販売店さんから学校に分厚いカタログが届いています。事務室か職員室に置いてあります。
そのカタログの数学にこのソフトのページがあります。
販売価格は〔15000円+税〕です。
▼書店やアマゾンでは購入できません!
84画もある漢字です。
たぶんですが,この漢字が画数日本一の漢字と思います。
でも,百画を超えている漢字があると,どこかでチラッと聞いた覚えもあります。
しかしながら,その漢字に出会ったことがありません。本を読んでも出てこないのです。
ですので,まだしばらくは,この漢字が画数日本一と思っています。
この漢字は,『国字字典』に載っています。
「たいと」と読みます。
人名で使われていたようです。
雲3つで「たい」。
龍3つで「とう」。
それが組み合わさって,「たいと」なのだそうです。
国字です。
同じ漢字を集めた漢字を「理義字」といいます。
江戸時代の本の中にこの言葉が出てきますが,どうして「理義字」と言うようになったのか,全く分かりません。
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ところで,この『国字の字典』は東京堂出版から出版されています。
「東京堂って,ナニ?」という感じだと思いますが,この出版社は素晴らしいです。
なんと,辞書事典類の専門出版社なのです。
マニアックな辞書がわんさか出ています。
たまらず,東京堂にはまっていた時がありました。
『江戸語辞典』(東京堂出版)
『隠語辞典』(東京堂出版)
『日本俗語大辞典』(東京堂出版)
『集団語辞典』(東京堂出版)
などなど。
あれこれ買って思うことは,「東京堂出版にハズレ無し!」です。
2年生の「1万までの数」のソフトです。
数日前に,「50飛び」のメモリのソフトを御紹介しました。
「50飛び」ソフトは,すでに「もっと!算数」サイトにアップされています。
ぜひ,ご覧下さい。
今回は,メモリが「20飛び」です。
一番小さい目盛りが20ずつになっている数直線です。
クリックとスライダーとで,何問でも問題が出題できます。
その問題に対応した,数カードが補助として表示できるように作ってあります。
どうしても,メモリが読めない!困った!という子がいたら,数カードを見せてあげましょう。
じっと見て,「アッ,そうか!」となります。
それでも,頑固に??が続いたら,数カードが見えている状態で,かつ,答えも見えている状態で,[桜]スライダーを動かしてみてください。
スライダーの動きに合わせ,数カードも増減します。答えも対応します。
きっと,わかります!
学年末,算数の復習の時間などに御活用いただけたらと思います。
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昨日の続きで,『続・数のユーモア』を読みました。
1巻目より,続編の方が面白かったです。
二乗のかけ算と,そこから1減,1増したかけ算の答えをよく見ると,いつもその差が1となります。
これを見ただけでも面白いです。
「不思議!」という気持ちになります。
面積の図を書いて考えると,差が1になることが,「当たり前だ!」と思えるようになります。
これだけの材料があれば,楽しく考える授業が展開できますね。
進んで考える子は,この関係からさらに発展的に取り組むこともできます。
こういう数のユーモアがたくさん収録されていました。
でも,この本は単なるパズル書ではありません。
数学的にも国語的にも,質が高いです。
表面張力を利用して,双曲線を見せる実験も載っています。
野口芳宏先生,有田和正先生が御登壇されるので,フォーラムに参加してきました。
セミナーはとても面白かったです。
名人が昔生み出した授業を,今の若い先生がICTを使って実践します。
それをVTRで見て,名人があれこれお話し下さいます。
斬新なフォーラムでした。
今回の参加者について,facebookで話題になっていました。
島根の足立先生,飯國先生,片寄先生と,愛知の古田先生とは,オフ会を!と盛り上がっていました。
その通り,オフ会が開かれ,そこには,村岡さんと,熊本の前田先生も御一緒でした。
一番不思議な感じがしたのは,足立先生,片寄先生,飯國先生,古田先生とは,この日,初めて会ったのです。
ですが,facebook上での話題が共通しているので,爆笑と共に話しが進みました。
もっとも印象的だったのは,飯國先生のジュラルミンのカバンです。
私のような年齢には,3億円事件が浮かんでしまいます。
オフ会は盛り上がり,足立先生から島根県のグループに誘われました。facebookのグループです。
なんだか,面白いなあと思いつつ,参加することにしました。
主催者の玉置先生とも久しぶりにお会いしました。
5年ほど前でしょうか。愛知のセミナーに講師として呼んでいただいた事があります。
再会できて,何よりでした。
堀田先生と初めて御挨拶をしました。
これから先,いろいろと交流が深まる予感がしています。
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道中,読んでいたのは『数のユーモア』。
スタートはあまり面白くありませんでした。
でも,「月のただち」と出てきたところから,急速に面白みを感じるようになりました。
「ただち」というのは,「直ち」のようで,直径という意味に読み取れます。著者の吉岡先生も「直径」と解釈していたので,なかなか良い感じに読めました。
不思議なのは,面白くないと思った本でも,途中で面白い内容が出てくると,その後は急速に楽しい気分になります。読み進めることが楽しくなってくるのです。
そうして,何とはなく,好きな本の一冊に入っていきます。
こういう,読んでいる自分の気持ちを急速に好転させる所。
そこを私は「神の舞い降りる所」と思っています。お正月で言えば,門松です。
そういう縁起の良い門松のある本でした。
この本には下巻もあるので,近日中には読んでしまおうと思っています。
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そうそう,この本に,旧暦の1年がおよそ354日だったことが出ていました。閏月が2年半に1回ぐらい生じることになります。こういうのも面白いです。
個人的に,太陽暦に切り替わった明治5年にちょっと興味を持っています。学制が頒布された年でもあるからです。
この年は,12月2日で終わりました。でも,旧暦のままなら,その翌年には閏月がありました。
でも,翌年は太陽暦なので,閏月は消えました。
そうして,政府は12月は2日しかないのだからといって給料を支払わなかったそうです。
なんと,当時の政府は財政難だったのです。
公務員への給料支払いを減らしたかったので,太陽暦をこのタイミングで強引に入れ,12月分と,翌年の閏月分の合計2ヶ月分の給与支払いを霧のように消してしまったのです。
本を読むと,これまでの関心所とあれこれ繋がることが増えてきます。
閏月の感覚が『数のユーモア』でつかめたので,良い感じが一層高まりました。
たくさん読めば読むほど,面白くなってくるのが読書です。
中国思想を読んでいる内に,いつかきっと,買うことになるだろうと思っていた本を買いました。
『中国古典名言辞典』です。
なかなか購入できなかったのは,この本の作りに敷居の高さを感じていたからです。
第1章が論語,2章が孟子,3章が大学・・・とこういう順に名言が掲載されています。
開いてみたとき,「これでは・・・」と残念に思った事があります。
それが今では,なんだかこの作りが良い感じなのです。
今の感触で古典を読んだら,後にはかなり有益な本になると感じ,購入に至りました。
先ほども「荀子」の「宥坐」の所を読みました。
手元の『荀子』の該当箇所と微妙に書き方が違っています。
おかげで,良い言葉に触れることができました。
「満則覆」 満つれば即ち覆る
「宥坐之器」が登場するお話しです。
「得意になりおごる者は,必ず滅びる」と締めくくっています。
グッと良い気持ちになります。
中国古典に限らず,古典を学ぶことは,「良い言葉体験」なのだと思っています。
日頃,世俗的な言葉にずっぽりと使って生活をしているので,時々,古き良き言葉に触れて,そこから人としての道を迷わないように・・・などと思うのです。
「算数数学好きを増やす会」を昨年立ち上げました。
主たる活動はメーリングリスト(ML)で行っています。
会員数は10人ちょっと。ミニミニの会です。
人数はミニミニですが,パワーはかなり高いです。
このMLでは,まれに,「こんなソフトを作って欲しい」というご希望が流れます。
それを読んだ私が,「これは作れそうだな」と思えば,時間を見つけて作り,もっと算数サイトにアップします。
授業に直結した算数ソフトが,こういう所からも生まれています。
今回は,藤本先生(『わくわく☆ブラックボックス』の開発者)から,「2年生の『1万までの数』用のソフトで,最小単位が50のものと,20のものがあったら・・・」とお声を頂きました。
数直線の目盛りを読む能力は,とても大切です。
特に,「1」「2飛び」「5飛び」をしっかり理解できるように指導することが大切です。
その指導が,3年生の棒グラフ,4年生の折れ線グラフ等で底力として有効に働くからです。
そんな思いが頭を駆けめぐり,1本作ってみることにしました。
製品版の『1万までの数』には,最小単位が100の数直線ソフトが収録されています。
これでも十分によい勉強ができます。
その数直線ソフトのプログラムを活用して,最小単位を50まで学べるソフトを開発中です。
間に1目盛り増えると,メモリが混雑します。そこで,全体を5000までとして,メモリの間隔が狭くなりすぎないように配慮しました。
見所は,数直線の下に「1000」「100」「50」のカードが並ぶことです。
これが3750の「量感」と「数の構成」を視覚的に伝えています。
算数がイマイチと思っている子には,こういう仕組みの見える教材を見せることが肝要です。
次第に算数の理解が進むからです。理解できれば,算数は面白い勉強になります!
日曜までには,もっと算数にアップできると思います。