Monthly Archives: 1月 2013

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藤本先生が「文部科学大臣優秀教員表彰」を受賞!

明日から,出張にでます。
荷物の準備を終えた後には,どの本を持っていくか,選びます。
今回は,荷物がちょっと重いので,読み進めるのに時間のかかる文庫本を2冊カバンに入れました。
1つは,『幼学綱要』で,もう一冊は『浄土三部経(上)』です。
ゆっくり,味わいながら読みたいと思っています。

b8976_300今回の出張には,大きな楽しみができました。それは,行った先で藤本浩行先生と会えることです。
何しろ,藤本先生は,「平成24年度文部科学大臣優秀教員表彰」で表彰されたのです。
自分の友達が,このような栄誉をうけたのです。嬉しいです。

藤本先生との記念撮影をしようと思っています。うまく撮影できたら,ブログにアップしたいと思います。

藤本先生が出された本の一つに『新任教師 はじめの一歩』があります。
この本を読んだ,明治図書の編集の方が,藤本先生に連絡をして,そこから,『信頼を勝ち取る「保護者対応」 (はじめての学級担任)』を刊行するに至りました。
どちらも,良い本です。
藤本先生の真面目な姿勢が良くでています。

姿勢の教育

b8627日野市立南平小学校での午後。
参加された先生方に、「姿勢の教育」のお話をしました。
その一番最初に話したのは、姿勢の位置づけです。

姿勢の教育は道徳の一部です。
その道徳を突き詰めると、それは「孝」と「礼」になります。
「孝」と「礼」の源はどこにあるかといえば、それは「論語」が代表する儒学書となります。

そこで、私は『日めくり論語』を取り出し、教卓のわきにあったピアノの上に置きました。
そうして、この『日めくり論語』を教室の教卓の上に置き、子供たちの目に触れるように配慮している先生がどのくらいいるのか、尋ねました。
すると、私から見て、左端の方から手が上がりました。そこだけ見ていると、100%の先生が教卓に置いているように見えました。
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論語は、いわば、現代道徳の原点です。
それを子供たちが目にしていれば、自然、道徳的な心が育ちます。
29日の日めくり論語は、「過(あやま)って改めざる、これを過ちという」です。
自分が失敗したのに、それを直さない。その直さないことが過ちなのです、という教えです。

この『日めくり論語』は、これから先も、姿勢・作法の教育の講演時には、持参し、どんどんお伝えしていこうと思っています。

「礼」の一部が「作法」です。
その「作法」の一部に「姿勢」が位置しています。

ですので、「姿勢の教育」をきちんと受けた子は、同時に、作法も学ぶことになり、また、礼儀を学ぶことになります。さらに、道徳を学ぶことになり、論語などの素養を身につけることになります。

次に私が話したことは、「知っているか、知らないか」です。
姿勢も含めて、作法は知っているかどうかが、分かれ目となります。
知っている人は、どうしたらいいのかわかります。それだけでなく、一般的にはこうだが、今は、たまたまこういう状況だから、ちょっと変則的にこうする、という判断もできます。道徳的判断です。

今日,岡山の守屋先生から「横山先生のお話は、心に落ちるものばかりでした」とお便りをいただきました。
また,内田先生から,8月25日(日)に姿勢の教育の話しを,とお申し出がありました。
ありがたいことです。
さらに,学び,より質の高い話しができるように前進したいと思っています。

日野市の小学校で授業をしました。とても良かったです!

東京の日野市立南平小学校で6年生の子ども達に授業をしてきました。
数学の授業と言うことで,方程式の所を少し行いました。
礼儀作法の行き届いた子ども達でしたので,算数・数学は問題なくできると思いました。
実際,ソフトを使って授業をしてみたら,思った通りです。理解の早い遅いに多少の差はありますが,ほぼ誤差の範囲です。ソフトを使って授業をすると,どの子も大差ない事を体感することができました。

午後から,「姿勢の教育」の話しをしました。
今回は珍しくレジュメを用意しました。
レジュメを使いつつ,プロジェクターで資料を見せて・・・と思っていたのですが,PCの無い教室だったので,レジュメ+板書という形でお話しをしました。
このスタイルでも,なかなか面白く話せたので,これから先の作法関係の話は,PC無しのスタイルで進めるのも良いかなと思っています。

作法は「知っているか,知らないか」が分かれ目です。
その分かりやすい事例として,「オーバー・コート」の話しをしました。
これを日本語で「がいとう」と言うのですが,「がいとう」を漢字で書ける人がいません。野口先生をのぞいて,私が話した場で知っていた人は過去に一人もいません。
今回は,あの有名な土作彰先生がフロアに参加していました。土作先生はすっくと手を挙げ正しく板書されました。さすがです!

「外套」という漢字を知ってしまうと,オーバー・コートを来て,教室内に入れなくなります。
なぜでしょう。
その理由は,この漢字に秘められています。漢字をよく見ると,「外できる,大きくて長いもの」だと分かるからです。

最近は,長くはないが,もっこりとした太い服もあります。
「外套」と大きく板書した後,「大」の所に,赤で点を打って見せるのも楽しい指導となります。

姿勢の話しの後,熊本の清田教頭先生とお話しをしました。清田先生は神楽をされているとのことでしたので,話していなかった「左上」の由来を2つお話ししました。神様に関わる事をされている人は,凛としていて,持っている雰囲気が良いですね。

野口先生の発問道場は「お手紙」でした。ユーモアある作品なので,あまり深読みしても・・と思いますが,野口先生はユーモアにはユーモアとして読みがあることを話してくれました。感動した1時間でした。

その後の交流会。会場校を代表して話された川村副校長先生のお話に感動しました。御自身の体験からの話し。それを途中でグッと押さえ,皆様への謝辞。実に,素晴らしかったです。野口先生のお手紙にも感動したのですが,交流会で,また大きな感動をいただくことができ,川村先生に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

懇親会では,竹島先生とたくさん話しました。前任校では,ケンチャコを使ってくださっていたそうです。そして,今勤める南平小では,算数ソフトを使ってくださっています。有り難いことです。

フェイスブックの友達の田中先生ともお会いしました。発問道場で板書され,進んで取り組む姿勢に良い先生と友達で良かったと思いました。

帰りの道中,佐々木先生とちょっと話しました。これから先が,楽しみです。
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b8628_400道中,仏教の本を読む予定でしたが,出かけに急に調べたいことが浮かんできたので,『幼学綱要』を読むことにしました。
車中,調べがすんだので,再読しました。前回より,面白いと感じる自分がいて,それが嬉しかったです。でも,やっぱり漢文は難しく,読みのスピードはカタツムリ君です。
たっぷり残っている続きは,また,明日の出張の道中で読みたいと思います。

 

『中学数学ソフト スパイラル方程式1 関数1』を使って,授業をしてきます!

明日は,朝早く起きて,東京の南平小学校へおじゃましてきます。
野口塾が開催され,そこで,私も算数の授業をすることになっています。
内容は,「中学の数学」です。
それと,先生方向けに「姿勢の教育」の話しもしてきます。

b8629_400授業はソフトを使います。
『中学数学ソフト スパイラル方程式1 関数1』です。
中学1年の数学の授業で使うソフトです。

このソフトは,ネット販売されていません。
学校に出入りしている本屋さんに注文をすると,手に入れることができます。
価格は,15,000円+税です。

このソフトの中の方程式の所のソフトを使って授業をします。
方程式の「原理」と,解くための「等号の法則」を学ぶことになるので,論理的にはかなりヘビーな学習になります。
ですが,算数・数学は「どう見せるか」で分かりやすさが激変します。
言葉中心で指導すれば,しんどくなります。図で説明すれば,かなり分かりやすくなります。
動くソフトで指導すれば・・・・・・。グッドですね。
どんな授業になるのか,楽しみです。

姿勢の教育の方は,レジュメを作りました。
今まで,ほとんどレジュメ無しで話しをしてきたのですが,急に作ってみたくなり,今回は画面と資料の両方を使って話しが進みます。
こちらも,楽しみです。

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道中は,『浄土三部経』の上巻を読もうと思っています。

『思考ツール 関大初等部式思考力育成法 実践編』の表紙に!

b8630_400アマゾンを見たら,関西大学初等部の新刊『思考ツール 関大初等部式思考力育成法 実践編』の表紙が出ていました。
さすが,早いなと思いつつ,表紙を見ると,田村学先生と堀田龍也先生のお名前があります。オッ!と思いました。

田村学先生曰く。
「これからの教育における
ブレークスルーになる可能性を,私は感じる。」

堀田龍也先生曰く。
「やみくもな試行錯誤より
学習としてはるかに価値があると思う。」

「思考ツール」を持っているかどうか,これが大きな分かれ目なのです。
同じようなことを,山口県の福山憲市先生も言っています。力のある先生は,みんな何かしらのツールを持っているのです。

2月2日の公開を見学に行きます。
島原先生,福山先生,宗実先生・・・・と,お会いできるので,それも楽しみです。
関大初等部の前に,山口で一仕事をするので,大阪へ向かう道中,もしかしたら,福山先生と御一緒できるかもしれません。そうなったら,良いなあと思っています。

福山先生の算数のML

今日,新しい算数のメーリングリストができます。
その名前がいいです。「待ち遠しくなる算数授業を創る会」です。
中心になるのが,福山憲市先生と,熊本の黒川孝明先生です。

80人前後の先生方が参加して,今日,スタートです。
日本全国の先生方の,算数への声をきけるのですから,楽しみです。

それにしても,福山先生のパワーには敬服します。どこから,あの超人的パワーが出てくるのでしょうか。
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b8631_300右の『聖徳太子』ですか,随分前に購入した本です。「十七条憲法」の方を知りたくて買いました。
今は,「法華義疏」の方への関心の方が高く,先日も読み返しました。
初めて読んだときは,法華経を読んでいなかったので,消化不良を起こしていましたが,法華経を読んだ後に読むと,これが良い感じで入ってきます。

とはいえ,仏教というのは世の中から離れる方向に向かうので,頭で分かっても実際にはそうはできない所があります。
そういうところと日常との折り合いをどうやってつけていったのだろうかと,仏教への関心が高まっています。
最澄や空海の本もいずれ読んでみたいですが,その前に,法華経以前の仏教として,お釈迦様のあたりの説法に触れてみたいなと思ったら,なんと,本棚の中に『ブッダのことば』がありました。
読んでもあまりにも面白くなく,途中で止めた本です。でも,昨日,再び開いてみると,これがなかなか良い感じで,面白いのです。

どんなテーマにも言えることなのかもしれませんが,中身がある程度わかると,面白くなってきます。

不思議なことに,儒教や仏教の本を読むと,城ヶ崎先生との会話が弾みます。
やっぱり,城ヶ崎先生は一線を越えていると思います。