Category Archives: 思考ツール

関西大学初等部の研究発表会、申し込みが始まっています

関大初等部の第7回研究発表会の「第二次案内」がアップされていました!
<こちら>です。
三宅先生がこの春に退職をされたので、その後、どうなっていくのか気になっていましたが、驚きの方向に向かって研究が進んでいます。
もう一段レベルアップするために、研究テーマが
「6年間の実践を基に再考した思考スキルを用いた授業デザイン」
となっています。
これは、「アウフヘーベン!」かもしれません。
気になります。

関大初等部の公開は、申し込み締め切りまでに満席になっているので、参観される先生、早めのお申し込みをお勧めします。
お申し込みは、<こちら>です。

9月に、関西大学初等部監修の『デジタル思考ツール』が発売になりました。
学校全体での取り組みにぴったりです。

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第10回 実感道徳研究会 全国大会」(1月15日開催)
日曜日にコクチーズにアップされたのですが、すでに「12名」のご参加となっていました。
道徳が教科になる今、しっかり学んでキッチリ授業できる腕を磨くことはとても大切なことです。申し込まれた、12名の先生方のため、私もしっかり準備をして取り組みます。
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広島で『デジタル思考ツール』

b7405広島の福山市へ行ってきました。
日吉小学校で『デジタル思考ツール』の話しをしてきました。

聞けば、広島県は県をあげて思考力育成に取り組んでいるそうです。
次の指導要領で思考力育成が求められてきます。
それを先取りして、県全体で取り組んでいるのですから、頼もしいです。

広島へ行くことになっていたので、三宅先生とお会いした時、あれこれ大事なポイントを伺いました。
さすがは三宅先生です。納得のいく内容をずばずば話してくれました。
その話しをお土産に、日吉小学校で話しました。
熱心な先生方のおかげで、私も円滑に話ができました。
「聞く人の力が話し手を助ける」
この日も全くその通りでした。

日吉小学校で、とても驚いたことがあります。
それは校長先生の姿勢です。
座った時の姿勢も素晴らしいのですが、もっと素晴らしいのは、研究に取り組む姿勢です。
驚くほど前向きです。
「かくあるべき!」と自分自身に内言しました。
模範の校長先生を見ている気持ちになり、時間があれば、日頃の心得など伺いたいなぁと思いました。
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b7403道中、『論語』を味わいつつ読みました。
今回、グッと来たのは、
「人にして信無くば、その可なることを知らざるなり」
です。

b7473読む時によって、グッと来るところが違うのは、こちらの様子に変化があるからです。
その変化に応じて得心できるから、論語は道徳を学ぶにふさわしい書なのです。
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『デジタル思考ツール』新発売!

b7460関西大学初等部式思考力育成法の本がこれまでに4冊出版されています。

◎指導法の基本的な考え方から〈第1弾〉理論編
『関大初等部式 思考力育成法』

◎思考ツールの意味、使い方を〈第2弾〉実践編
『思考ツール』

◎日常の教科学習で活用を〈第3弾〉教科活用編
『思考ツールを使う授業』

◎研修・勉強会に最適〈第4弾〉導入ガイド
『関大初等部式 思考力育成法ガイドブック』

4部作も出版されてきたのは、それだけ関西大学初等部の思考ツールを使った授業が子ども達の考える力を引き出し、予想を超える素晴らしい成長へと導いてきたからです。

その間、
「思考ツールはソフトにならないの?!」
「校内で、思考ツールをよく知らない先生にも使ってもらえるようなソフトがあったら!」
とお声をいただいていました。

初めて取り組む教室・学校でも、思考ツールを使う考え方にすぐになじんでもらえるような、そんな関大初等部式の思考ツールのソフトがついにできました。
デジタル思考ツールです。

ドラッグドロップだけの簡単操作で、しかも楽しい。
楽しく考えている内に、思考ツールについてしっかり学ぶことができます。

詳しくは、下記のリンク先をご覧下さい。
関大初等部式思考力育成法をあなたの教室で『デジタル思考ツール』登場!
やってみよう!アクティブ・ラーニング
デジタル思考ツール

対応端末は、Windows , Mac , iPad , Androind 。
学校の環境に合わせて、使えますね。
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頭だけでなく,心臓も強くなる

b7812b7813関西大学初等部の公開研究会の翌日。大阪で開催されていた「ワン・ワールド・フェスティバル」で,突然のTV取材がありました。

TVのクルーが会場に入り,予定されていた撮影が終わり,クルーは会場の隅で一休みしていました。
そこに,初等部の子2名が本を持って話しかけました。「取材してもらえないか」というお願いをしに。

いただいたお返事は,けんもほろろ。
「そういうのはできない」と一蹴されました。

しかし,それからしばらくして,事態は急変。
突然,クルーが動き出し,初等部のブースへ。
そうして,一番手前にいた子二人にカメラとマイクが向き,インタビューが始まりました。

私が驚いたのは,この2人の子が,たまたま,その場にいた子だったことです。
あらかじめ取材が決まっていたら,場合によってはクラスの雄弁者を選んで受けさせることはありえます。
それなら,きちんと対応できても,そう言うものだろうとなります。
しかし,今回は,偶然そこにいた子に,カメラが向き,マイクが向いたのです。
それなのに,ご覧のように奥の子が先に話し,次に手前の子が話しています。
話をしていない子は,手をホームポジションに置き,正しく立っています。
撮影の取り直しなどもなく,子ども達は実に平然と話していました。

思考ツールを使って課題解決をしていくことは,「頭を論理的にする」のみならず,「心臓も強くする」作用があることがよくわかりました。
各自が課題解決に迫れる技(思考ツール)を獲得しているので,取り組みへの実感度が一人一人非常に高くなります。
それが,結果的に対外的な場面でも堂々と話をできる「しっかりした心」を生み出しているのだと考えられます。

思考スキルを活用して課題解決を学ぶことは,別の言い方をすると,「頭を論理的にし,心も強くなる,しっかり者へと歩んでいく道」なのだと実感させられました。
次の指導要領が思考スキルの方向へ舵取りをする意義を,この取材光景で見いだせました。
フェイスティバルに参加してよかったです。

関連書籍:
『関大初等部式 思考力育成法』
『思考ツール ~関大初等部式 思考力育成法〈実践編〉~ 』
『思考ツールを使う授業 ~関大初等部式 思考力育成法〈教科活用編〉~』
『関大初等部式思考力育成法ガイドブック』

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関大初等部の公開研究会と大阪フェスティバル

b7814 関大初等部の公開研究会を参観しました。
三宅先生の授業。子ども達の発する言葉がすごいです。
自分がどう考えるかその思考の道筋を説明しています。
積み重ねて学んできたからそこ,ここまでできたのだと感心させられました。
同時に,「人の伸びには,計り知れないものがある!」と痛感しました。

翌日,大阪で国際交流の大型フェスティバル「ワン・ワールド・フェスティバル」が開催され,そこに関大初等部がブース展開をしていました。
行ってみたら,子ども達が入れ替わりで自著『ナマステ! 会いたい友だちと--友情は国境を越える』の紹介と即売をしていました。
売り方も時間が経つにつれ,どんどん上手になり,お客さんも足を止めて話を聞いたり,本を開いたり。
そうして,「ありがとうございました!」と元気の良い笑顔の声が響いていました。
b7813
途中でテレビクルーが会場を撮影していました。
残念なことに,初等部の取り組みは撮影計画に全く入っていません。
クルーは撮影を一通り終え,会場の隅で一休みしていました。
それを見た初等部の子どもたち。流石です!
鍛え上げられているなぁと思う,画期的な行動に出たのです。
二人の子が本を持って,一休みしているクルーの所へ行き,「僕たち・・・・」と取材要請をしたのです。
もちろん,結果は断れました。本の宣伝と思われたようで,「そういうのはできない」と言われたそうです。
ところが!!
それから数分して,突如,インタビューが始まりました。
関大の子のアタックが,クルーの方の何かを動かしたのです!

打ち合わせも何もしていない取材が始まりました。
大丈夫かなと思っていたら,その場で即座に子ども達が対応しています。
国際協力を自分たちの事として取り組んできたその真の姿を見た思いです。
この一連のやりとり,これこそまさに関大初等部式アクティブラーニングです。
総合的な学習はこういう力が付く勉強なのです。
公開とフェスティバルを通じて,関大初等部の取り組む内容のすばらしさに,改めて感動しました。
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アマゾンに出ました!『ナマステ! 会いたい友だちと――友情は国境を越える』

b7842アマゾンに出ました!!

『ナマステ! 会いたい友だちと――友情は国境を越える』(関西大学初等部6年生著)

発売日は「2月10日」。
発売前ですが,予約注文できます!
私も早速予約しました。

関西大学初等部の公開研究会(2月6日)では,先行販売されます。
参加される先生,会場でも購入できます。
私は,会場でも購入予定です!

この本,私がキャッチした範囲でも,すでに取材が3社~4社ほど入っているとのことです。
詳しいことは,追々,紹介していきますが,マスコミが記事にしたいと思うほどの取り組みを6年生の子がしたのです。
小学校の総合の時間で,「子供達はここまでやれる!」というところを,ぜひ読んでいただけたらと思います。
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公開日,私も授業を参観します。
偶然,知り合いの先生も参観されるので,「それならお昼を御一緒に!」となりました。
そうしたら,一緒に食べる人がグイッと増えて10人ほどになりました。
参加した授業について,一人一人がスピーチをしたら,ミニセミナーになりますね。
せっかく学ぶのですから,そんな風になってくれたら,ありがたいなと思います。
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写真は表紙カバーです。
さくら社のホワイトボードに磁石で貼って,パチリとしました。
表紙の解説も,これから少しずつ書いていきます。
良い本です!!
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