Monthly Archives: 6月 2014

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12日(土)は,流し素麺野口塾!

b8356山中先生の『キーワードでひく 小学校通知表 所見辞典 増補版』が,6月16日に発売になりました。
おかげさまで,アマゾンで大好評です。

文例の内容もいいですし,総数も非常に多くなりました。
その上,CDまでついています。

「やっ!これは便利だ」と声が出そうです。

話はそれますが,戦前,『や,此は便利だ』という小百科事典が出版されていました。発売元は平凡社。平凡社の百科といえば,『世界大百科事典』です。私も愛用しています。
その平凡社が,戦前,一番最初に出した百科事典の名前が『や,此は便利だ』なのです。
そのくらい驚きと便利さがある本だということで,山中先生の『所見辞典 増補版』に絡めました。
解説をしなければならない話は普通絡めないのですが,妙に嬉しくて書きました。
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さて,12日の土曜日ですが,私は「流し素麺野口塾」に参加します。
10時頃から開催され,夜の8時ごろまで続きます。
多く交流して,少し勉強。どちらかというと修養セミナーです。

例年,私は車で参加しています。
稲毛駅で何人か乗せて,野口家へ向かいます。
今回は,次の方々が乗車します。
・中嶋郁雄先生
・城ヶ崎滋雄先生
・算数ソフトを使っている先生
豪華ですよね。
狭い車の中に,このメンバーが乗るのですから,それなら私もぜひ!と思いたくなりますが,車内は満席です。
野口家到着までには,1時間はかかります。
いつもながら,車中話はかなりおもしろくなりそうです。

会場に着けば,山中先生や塚田先生,松澤先生,伊藤先生,神部先生,熊谷先生,平井先生・・・
豪華メンバーが続々とやってきます。
誰と話しても,大いに勉強になります。

流し素麺野口塾は修養的なセミナーなのですが,実践発表の場もあります。
この場で発表できる先生は,高いレベルで幸せ者です。
なにしろ,その場に,出版社の方が例年3社,4社と参加されているのです。
自然,月刊誌に起用されたり,本作り・・・ということも,起こっています。
歓談の時間がとにかくたっぷりある非常に珍しいセミナーです。
詳しくは,こちらです。

ネット放送は,楽しかった!

スクーで30分間,「算数の授業」をお話ししました。
カメラが相手です。フロアに人がいません。
いつもと,勝手が違います。
でも,インターネットでの放送ができる時代になっているので,こういう感覚にも慣れておくことは,大事なことになります。

スクーで,すごいなと感じたことがあります。
それはフェイスブックのように,見ている人の感想などが届き,感想への感想も送ることができることです。
見ている人同士で,チャットもできるのです。
もちろん,受講者の書き込みを見て,その内容を取り上げ・・・と言ったことができます。
まさに,双方向です。

私の話ですが,5本立てで話す予定でした。
1,日本の分数はアンチ欧米
2,「10分の5」と「2分の1」は同じだが違う
ここまで話して,かなり時間が来てしまいました。
3,真ん中の棒から概念を知る
これは,終わりの方はちょっとはしょりました。

4,分母,分子から古代中国を覗く
5,世阿弥も分数を活用していた
この2つは,全くふれることなく,終わりました。

4も5も,セミナーで話すほどのことではありません。
明日の授業には,あまり,役に立たないからです。
でも,こういったネット放送では,そういうところを話しやすいように思えています。
貴重な経験をしたので,この先,こういったネット放送にどう向き合うか,考えて行きたいと思っています。

城ヶ崎先生とチーム算数!

今日は,城ヶ崎滋雄先生とチーム算数。
城ヶ崎先生は,開口一番,明日のスクーのことを質問しました。
「2分の1」と「10分の5」は同じで違うというのは,どういうことか??
いろいろと考えたけど,よくわからないとのことでした。
考えてもわからないことはたくさんあるので,本を読んで勉強することがおもしろいのです。
城ヶ崎先生に,違いを話したら,その視点が勉強になると言っていました。
この「視点の違い」というのは,若い頃からよく言われていて,私はどうも見方が普通ではないようです。
たぶん,気に入った角度を見つけてはそこからじっと見てしまうのだと思います。
何事もそうですが,ちょっと角度を変えると,別の姿が見えてきます。
そういう話がスクーの主な話になります。

こんな話からスタートし,最後は,城ヶ崎先生に宿題で終わりました。
城ヶ崎先生は,次回から数回にわたり,私に講義をします。
聞き手が私ですから,大変だと思います。
ですが,これも人生です。
これまで城ヶ崎先生が学んできたことを,ある意味総括するような感じで,語ってもらいます。
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そのスクーですが,「横山験也の算数の授業」を「受けたい!」という方が,100名を超えました。
ありがたいことです。
今日は,その準備として,久しぶりに世阿弥の本を開きました。
また,日本書紀も開きました。
日本書紀の確認したかったページの近くには,お気に入りの,「宮門を通るときの作法」が載っています。
算数からちょっと離れ,そっちを読み,「なるほど,勉強になるな」とつぶやきました。
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b8360_200城ヶ崎先生の鞄に入っていた本を紹介しましょう。
宇佐美寛先生の『私の作文教育』です。
さすが!と思った次第です。

塚田先生が最高の提示方法とほめてくれました!

スクーでの私の授業「横山験也の算数の授業」を「受けたい!」という方が90名を超えていました。
高が算数の話ですが,結構,エッと思える世界があります。
普段の講座では話さない中身も少し出てきますので,そんなところを楽しんでいただけたらと思います。
PCで,私の話をちょっと聞いてみるかと思われた先生,こちらで「受けたい!」をクリックしてください。
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小野先生からでっかい封筒が届きました。
中をあけたら,便せんの他に,レポートが入っていました。
レポートは,先週のセミナーを振り返って,というような内容です。
いい方向に伸びて,どんどん活躍をしてほしいです。
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b8354夜,フェイスブックに塚田先生の書き込みがありました。
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「1立方センチメートノ?」
最高の提示方法でした。
最後の最後を子どもたちの自力解決に転化する課題分析術
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「1立方センチメートノ」の話は何度かしたことがあります。
たいていの場合は,「おもしろい!」で終わります。
そこを一歩つっこんで,「どうしておもしろいのか」「これが子どもにどういいのか」などと,頭を巡らしてもらえると,塚田さんが把握しているところにたどり着きます。
「1立方センチメートノ」を,子ども達の心のあり方の問題として関心を持ってくれたのは,塚田先生が初めてです。
塚田先生はすごい先生だなぁと思いました。

写真は,塚田先生がフェイスブックにアップしてくれた写真です。
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脳神経外科病院の院長先生の講演を聴きました

研修会があり,千葉脳神経外科病院の院長・涌井健治先生のお話を聞いてきました。
パワーポイントでたくさんの画像を見せてくださり,手術のムービーも流してくれました。
実に驚いたのは,手術のムービーです。
血管の手術なので,顕微鏡を覗きながら行います。
大きく映っている1mm方眼のマス目。そこに非常に細い糸が映し出されています。
ですが,あまりに細くて肉眼では見えにくいそうです。
そんなに細い糸で血管を縫うわけですが,小さなピンセットで,ねらった所をねらい通りに縫っています。
たいした腕前だと思いました。
縫い終わった後,血液が流れているかどうかを確かめるのですが,光りでキャッチできるようになっていました。
医療の最先端は,すばらしい研究による進歩の連続なのだと,感動しました。
また,そういった新しい機器や薬剤を使えるようにしているお医者さんの姿勢に感服です。

ムービーを見て,医療機器ほどではありませんが,算数ソフトも教育現場の日進月歩の一翼を担っているのかもしれないと思えてきました。そうしたら,なんだか力がわいてきました。
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今度の土曜日は,チーム算数です。
場所は,いつものジョナサンです。

奥田先生が,方程式の移項をスッキリ指導!

奥田先生から,嬉しいメールが届いています。
中学1年の数学ニュースです。
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(1)はじめに、方程式を解いて、どの部分が移項にあたるかを説明しました。 5分
(2)次に、移項を数学ソフトを使って、テンポよく学習させました。     5分
2,3問すれば、スピードアップし、問題が出た瞬間に答えていました。
(3)最後に、移項すべき項を見つけて、答えさせました。          3分

(1)~(3)の後に、問題をさせると 正解率が90%以上、しかも スラスラ解けていました。
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あっという間に,移項をスラスラ答えられる生徒さんになってしまったのですね。
こういうの,いいですよね。
くどくど説明するより,「どうなるか」を何度か見せて,その規則性を発見させる勉強の方が,生徒さん達の脳にいいですよね。
正解率90%というのも,嬉しい成果です。
さすが,奥田先生です。
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b8385_200「数学ソフト」というのは,右の『スパイラル 方程式1 関数1』(さくら社)です。
中を開くと,CDが入っています。教科書を取り扱っている書店でのみ,扱っています。

ところで,スクーでの私の「横山験也の算数の授業」ですが,「受けたい!」という数が49になっていました。
こちらでご覧になってください。
視聴者がこんなにいることに,驚いています。
話す内容は,講座ではなかなか語れない内容も出てきます。
主に,チーム算数で話しているような内容です。
たとえば,「10分の5」と「2分の1」は同じだが,違う!なんて話です。
こういう話は,講座ではまずしません。
話しても,明日の授業には縁遠いからです。
ですが,教養として知っていると,ちょっといいかなと思います。
そんな話が少し出てきます。

昨日,スクーの方がさくら社に来て,機材セットのお手伝いをしてくれました。
そのとき,「録画を見ることができるのか」と聞いたら,「できる」と答えてくれました。
どうも,普通にできるそうです。ありがたいことだと思いました。