東京へ行く用事があったので,道中,『歎異抄』を読みました。
仏教の本なので,仏が光を照らすことや入滅を信じることなどがこの本からも学ぶことができました。
自分の執着をいったんわきに置いて・・・と考える頭の働きは,困ったさんとの付き合い方に通じるものがあります。それからどうするか,というところまでは踏み込まないのが仏教のようで,そのあたりは自分で考えましょうということなのかなと,思っています。
この本は,ボリューム的にはそれほど多くはないのですが,読むのに時間がかかりました。数回繰り返し,しかもゆっくりと読まないと意味が通じないところが何か所もあったのです。
それでも,人の生き方を書いている本なので,もう1回,2回は読んでみたいと思います。こういう本を読むことができるのですから,ありがたいと思います。
東京の北千住の本屋さんをちょっとのぞきました。
『キーワードでひく小学校通知表所見辞典(CD-ROM付)―ぱっと開いてすぐ書ける1973文例』(山中伸之編著)が目立っていましたし,売れていました。北千住の先生方にも喜ばれているのだとうれしい気持ちになりました。
比例のグラフを作成する,練習ソフトです。
やることは,ほんの少し。
1,[クリック]ボタンをクリック。
2,方眼紙の「ここだ!」と思う点をクリック。
3,[線を引く]ボタンが出てくるので,これをクリックすると,比例のグラフが完成です!
ようするに,表を見てここぞという点を1か所見つければ,あとは原点と結べばいいのです。
それを説明してもなかなか頭に入りにくい子がいます。でも,これなら,楽しんでいるうちにしっかりと手順が頭に入ります。
鉛筆の位置を表すガイドもついています。
x軸→y軸
この座標の基本的な見方にも,自然に慣れてしまいます。
良いソフトになりそうで,とっても嬉しいです!
「アマゾン 横山験也」で検索をしたら,3冊ずつ本が並んでいるページが出てきました。
こういうページの存在を知らなかったので,なんだか新しい発見をしたような気持ちになっています。
開いたページには,正規の販売価格と,中古品の価格も出ていました。
中古品の値段が面白く,つい最後の作品まで見ていきました。
一番安いのは,1円です。
実際には送料がかかるので,251円になるのだと思います。
高いのは,1万円を超えていました。
『親子で楽しめる宿題集 (授業づくりブックレット) 』・・・1万2800円
『力をつける短い詩文の解読法 (国語科授業改革シリーズ) 』・・・1万8000円
『ごうか国語グルメ 1年生―ひらがな・かんじ・ことば・パズル・学習』・・・1万4400円
いろいろと意図があってこの値段になっているのだと思いますが,ちょっと・・・と思います。
今現在,アマゾンに126件と出てきています。
9月末頃に1冊出すことになっているので,この本が出たらアマゾン127冊目となります。
原稿を書きつつ,これは良い本になると感じているので,張り切っています!
今回で4回目になる「教育の原点セミナー」,今年は8月31日日(土)に開催します。
会場が変わりました。今年は千葉経済大学短期大学部での開催です。
皆様とお会いできることを楽しみにしています!
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第4回 教育の原点セミナー
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学校教育力の低下。道徳や英語の教科化。
時代の流れに応じた動きが教育界を巡っています。
そういうときだからこそ,
目先の枝葉の些事に振り回されず,
根本的・本質的な問いをすることである。
(『教師の作法 指導』野口芳宏著)
腕利きの講師陣が各指導の原点を語ります。
教育の根本・本質・原点を考え,ともに前進していきましょう。
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【日 程】8月31日(土)
9:30~ 受け付け開始
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10:00~10:20 基調提案 野口芳宏先生/教育の原点とは何か
10:20~10:50【体育】城ヶ崎滋雄先生「指導の型を決める」
休憩10分
11:00~11:30【体育】塚田直樹先生
「器械のヒント!~ちょっとユニバーサル・デザイン~」
11:30~12:00【算数】横山験也先生「奇跡の算数」
<お 昼>
12:50~01:20【道徳】熊谷久美子先生「私にとっての実感道徳」
01:20~01:50【国語】早川広幸先生「模擬授業で鍛える」
休憩10分
02:00~02:30【英語】竹村和浩先生「未定(英語)」
02:30~03:00【国語】神部秀一先生
「伝え方を鍛える~朗読と語り~/題材:子供が喜ぶ怖い話」
休憩10分
03:10~04:30 全体会 野口芳宏先生「未定」
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04:30~ 閉会行事
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【会 場】
千葉経済大学短期大学部 http://www.chiba-kc.ac.jp/
千葉県千葉市稲毛区轟町4-3-30
【参加費】
2000円(当日,受付でお支払いください)
★昼食は各自ご持参ください。
【申し込み方法】電子メールのみの受付となります
メールの宛先:横山験也 yo◆kennya.jp
※メールアドレス中の◆を,半角の@に変更して御送信ください。
件名:「教育の原点セミナー」参加希望
内容:以下の内容をお知らせください。
お名前:
メールアドレス:
ご勤務先:
自宅の都道府県:
懇親会参加希望:
(千葉駅周辺で5000円前後)
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山中伸之先生の所見辞典の本,かなり評判がいいです。学校で紹介したら,11冊の申し込みがあったとか,我が校でも10冊あったと,お知らせを戴いています。
同じ書くなら,やっぱりいい所見を書きたいですよね。
書いて嬉しい,読んで嬉しい,そんな所見が良いですよね。
所見で思い出した事が2つありました。
1つめは,所見に付箋がたくさん付いて返ってきてしまうという先生に,秘訣をアドバイスしたことです。その先生は,その秘訣に感心して同僚の若い先生に伝えました。その若い先生は,さらに輪をかけて付箋が多かったそうです。ところが,秘訣を実行したら,付箋紙が0となったのだそうです。
もう一つは,退職してすぐに,学習院などへのお受験のスクールでちょっとの間指導した時のことです。その時,通知表の所見を書くチャンスがありました。私は私なりに把握したことを書いたのですが,それが,「良い書き方」ということで,先生方に回覧されました。珍しいこともあるものだと思っていました。
だからといって,私が書いてきた所見が秀逸というわけではありませんが,少しはましという程度なのだろうなと思っていました。
でも,この所見辞典を読んで,私はイマイチだったと感じました。今更ですが,勉強になりました。
私には,もう所見を書くチャンスはありませんが,この本をお薦めすることで,先生方の所見の応援をしていきたいと思っています。
良い本です。
文章問題に取り組むときの基礎基本といえば,文章の構造ですよね。
島根に行ったとき,運良く,坪田耕三先生のお話を伺うことが出来ました。
考えさせる問題が次々に出てきて,さすがだなぁと感心したのですが,一番衝撃的だったのは,文章問題の仕組みについて,語ってくださったことでした。
なんというか,こういうのは,あまりに基本的すぎて,先生方向けに話すことでもないと思っていたのですが,坪田先生が話されているということは,こういう基本的なところが,学校の中では伝承されていないのかもしれないと思いました。
1の「情況」は,場面設定と言い換えても良いですし,シーンと言ってもかまいません。
この1は,実際に問題解くときには不要となる物なので,必要な構造となると,「条件1」「条件2」「求答」の3つになります。この3つを「分かっていること」といったり,「聞いていること」「答えること」など,子ども向けの言い回しに姿が変わります。
また,それぞれを1文ずつに書き表すと,分かりやすくなります。
1,情況。
2,条件1。
3,条件2。
4,求答。
と言う具合に,それぞれを文として独立させることです。
しかしながら,全部の文章問題が4文で形成されている分けではありません。つながって表現される方が自然です。
こういう基本が分かってから,その上を目指すにはどうしたらいいかが大きな問題となります。
この場合は,「流れ」「連続」を意識することです。グイッと面白くなりますよ。