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長瀬拓也先生の『社会科授業のつくり方』

若い先生が教育書を書いています。
実によいことです。

長瀬先生の本を読むと,まず驚くのはその筆力です。
日頃から,かなり本を読んでいるのだろうなと思います。

若い頃の私は固い感じで書いていましたが,長瀬先生の文章は暖かいです。
その暖かさで『社会科授業のつくり方』(黎明書房)を書き上げています。
その根本として,学級経営という立ち位置を感じさせる本です。

面白いのは「とりあえず大きくしてみよう」です。
当たり前のことが,しっかりと書かれているのがうれしいです。
社会の名人,有田和正先生も資料は大きくして子ども達に提示しています。

5W1Hも載っています。課題づくりに役立つとあります。
その章には,授業の流れの大まかな学び方も書いてあります。
そこにある,「守破離」を見て,この本は「守」の本なのだなと思った次第です。

「まだ若いけど,いつか本を書きたい」と思っている先生にも,良い刺激を与えてくれる本です。

有田和正先生の新刊『 社会科授業の教科書』は4月に発売になります。

 

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