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明石要一先生の『ナガシマ学』はおもしろい

b7913巨人・大鵬・卵焼き。
この世界のことが書いてある本なのかと思ったら,全く違いました。
まだ,半分ほどしか読んでいませんが,おもしろいことを私に伝えてくれています。

『ナガシマ学』は巨人の長嶋を原点に,そこから世の中の各種事象へベクトルを照射し,見えてきたことをすぱっと記しています。
これがいいです。
原点が明確なので,ぶれません。
ダメなのは場当たり的に原点が変わる本です。
ですので,読むと,自分の知っていることも,少し違う感覚で伝わってきます。
原点の違いによる相違と考えることで,私の幅も少し広くなりました。

表紙にあるように,この本を読んでいると自分の生き方も気になってきます。
また,南海の野村を比較対象としてセットしているので,自分がどっちに属するのか,ちょっとした心理テストを受けているような感覚にもなります。
そのため,この本を読みつつ,不思議なほどに自分を見つめ直していました。
さらに,一般常識をどの程度知っているかを確認できる面白さを感じます。
農耕民族の話が出てきたかと思うと,アリとキリギリスの話も登場します。

若い人がこの本を読んだら,どんな感想を持つのでしょう。
21日の土曜日が明石先生のSG会です。
先月参加できなかったので,今月は参加します。
この本のことも話題になるかもしれません。
そのときは,若い人の感想に耳を傾けたいと思います。
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