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モロッコの話を日本標準の佐藤氏から伺いました。

アフリカのモロッコの教育に協力をしている日本標準の佐藤氏から、モロッコの教育事情を伺いました。
日本標準はJICAの「モロッコ国公平な教育振興プロジェクト」に2015年から協力をしています。
理数科のプロジェクトで、佐藤氏は数学・算数のリーダーを務めています。
その取り組みの様子は、日本標準のHPに掲載されています。

佐藤氏の話は、どれもこれも刺激的でした。
何しろ、モロッコの子も基礎的な計算についていけていません。
とくに、わり算がダメです。同様にかけ算も。

おどろくことは、かけ算九九は覚えなくてもいいという考えの教育関係者がいることです。
しかも、「私も覚えていない」と公言して、大したことではないと思っているのです。

こういう現地に行かないと分からない実態から、佐藤氏はかけ算やわり算のモロッコと日本との原理的な違いを話してくれました。
そうして、日本の算数教育は優れすぎ、世界から見るとガラパゴスなのかも知れないと語っていました。
そのニュアンス、私も別の形で感じているところだったので、話を伺いつつ、なるほどと感心しました。

佐藤氏の話が面白く、時間があっという間に経ちました。
いい気持ちの一時でした。
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