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『儒教とは何か』

b7869神田の本屋さんで購入。
以前から読んでみたいと思っていた本が,増補版となっていたので徳をした気分になっています。

この本,パラッと読み進めたら,すぐに引き込まれました。
面白いです。
自分がなぜ儒教好きなのか。その理由がわかってきました。
また,どうして仏教の『法華経』になじめなかったのか,その理由もわかってきました。

また,この本を読みつつ思ったことは,素養の大切さです。
私はたまたま好きで,『論語』『礼記(らいき)』など儒教の本を読んでいます。だから,この本に記されている内容になんとかついて行くことができました。
もし,読んでいなかったら,関心があっても厳しい読書になっただろうなと思います。

その論語ですが,「心のフェスティバル」の最終講座の質疑応答でちょっと話しました。
手に持っていたのは,『日めくり論語』です。
先生方の関心事と重なったようで,質疑応答後,あっという間に全部売り切れました。
購入した先生の教室では,年明けにみんなで一斉唱和が始まります。
すると,学級に論語文化が芽生えます。
クラス全員で共有する論語言葉ができることは,価値観を同じにする共同言葉が生まれるということです。
これが,道徳における「体・頭・心」の「頭」の成長を促します。
共同言葉の存在は,「頭」を道徳的に成長させるので,道徳を好む「心」へと導くことができます。
販売しつつ,ありがたい気持ちになりました。

『儒教とは何か』には,文献がかなり多く記されていました。
どの本にしたらいいか悩みますが,この本を軸にして少し本の幅を広げたいと思いました。
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