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1年生のソフト,「大きさ比べ」を作っています!(2)

昨日,紹介した1年生の「長さ比べ」のソフトの続きです。

動かせない鉛筆の長さを比べるのですが,「見た目」から「数」意識が変わるように,工夫しました。

ご覧のように,鉛筆の脇に数が出るようにしました。水色の[?]ボタンをクリックすると,数が登場します。
数の登場の仕方も,一工夫してあります。0から順番に,「ピッ!ピッ!」と音と共に1,2,3・・・と登場してきます。
数の登場に合わせて,「1,2,3・・」と声を上げながら長さの確認をすることができます。

この単元を学ぶ前までは,「長さ」を「ちょっと長い」「かなり長い」「少し短い」などと,言葉だけで表現しています。ですが,「ちょっと」とか「かなり」という言葉は感覚的なので,人によってその示している長さに違いがあります。
これを「1ます長い」とか「3ます短い」と数で考えられるようになると,感覚の差が無くなり,的確となります。

長さが数で理解できるようになると,実物を見なくても,「赤鉛筆は8ますの長さ」「青鉛筆は7ますの長さ」と言われれば,「赤の方が長い」「赤の方が1ます長い」と分かるようになります。
物を見ないでも長さが分かるのですから,算数の力はすごいとつくづく思います。

1年生のソフト,「大きさ比べ」を作っています!

1年生の「大きさ比べ」のソフトです。直接比較,間接比較も学ぶ単元です。

ソフトは間接比較の内容となっています。
方眼のマス目を利用して,「マス目幾つ分だから,こっちの方が長い!」 と,見た目だけでなく,数を根拠に長さを考える力を付けるためにつくりました。

とは言っても,まだ,制作途中です。完成までは,まだまだ時間がかかります。

基本機能を御紹介します。
[クリック]ボタンをクリックすると,鉛筆が方眼の中に1本ずつ登場します。
長い方の鉛筆が分かったら,その鉛筆をクリックします。
これを何度も繰り返すことができます。

気になるのは[?]ボタンです。
数がでたり,方眼が鉛筆の上になったりします。

これがレベル1です。
この先,レベル2,レベル3,レベル4を作り込む予定です。
数を根拠に判断する方向に迫っていけたら良いなと思っています。
なかなか面白くなりそうです!

チーム算数は27日(土)です!

城ヶ崎先生からメールがありました。
27日(日)の午後2時から「チーム算数」を開催します。
場所は,いつものファミレスです。

今回は,『言語技術教育研究』3部作の話しが出ると思います。

今朝方,北海道の友達の福嶋顕勝先生から写真が届きました。福嶋先生の所は,金環食にならず,部分日食だったそうです。
私の所は薄曇りだったので,「おぼろ金環食」でした。
私に写真を送ってくれる友達がいることが嬉しいです。
クリアな写真を見ると,やっぱり良いなあと思います。

 

『言語技術教育研究 新しい授業の提案1』はヘビー級!

『言語技術教育研究 新しい授業の提案1』が,山本正実先生のブログでも紹介されていました! また,石川晋先生のブログでも紹介されていました!嬉しいです。
私も今日読んだのですが,中身は重量級・ヘビー級です!
ほんの少し,感想を記します。

第1章の研究論文。青山学院大学教授の小森茂先生は教育基本法から述べられています。常葉学園大学教授の中村孝一先生は中学指導要領から学習の手引きの活用に渡って述べられています。しっかりした内容がびっしりです。まさに「正統派!」です。
第2章の小学校では,愛知県名古屋市立名東小学校の左近妙子先生が「関わり合い」に絞り込んで記されていて,勉強になりました。
第3章の中学では学習院中等科の岩﨑淳先生が学習目標から丁寧に記されており,読み応えを感じました。岩﨑先生の論文を読まれて,もっと幅広く学びたいと思われた先生には,左の『新しい国語科教育 基本師道の提案』をお勧めします。3月に出たばかりの本です。指導要領に基づいた考え方に加えて,各種様々な指導法が述べられています。正統派の指導です。

明日は,『言語技術教育研究 新しい授業の提案2』を読む予定です。
良い本が出たものだと感心しています。

土曜日 「湘南大学in藤沢」でお話しします。

神奈川県の岩瀬先生のお計らいで,今度の土曜日に神奈川の藤沢でお話しをさせていただきます。
「湘南大学in藤沢」というイベントです。
私は算数ソフトについてお話しをしますが,私の一つ前に,岩瀬先生が「考える力をつける算数授業 ~授業づくりの考え方と教材~」について,お話し下さいます。
算数ソフトとどう絡むか,それは分かりかねますが,とても楽しみなテーマです。
第一講座では,ブラックボックスが登場です。意外と知らない先生も多いのですが,使ってみるとブラックボックスの威力は絶大です。それが佐藤先生のお話でジンジン伝わる物と思います。
第2講座は多忙化です。多忙にしよう!という事ではなく,多忙を何とかしようという講座です。これも楽しみです。
お近くの先生,よろしければ,足をお運び下さい。

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【日時】 2012年 5月26日(土) 9:30 ~ 17:00
【会場】「藤沢産業センター 8階第5研修室」
〒251-0052 神奈川県藤沢市藤沢109番地 湘南NDビル7階
TEL:(0466)21-3811
☆☆アクセス☆☆
● JR・小田急藤沢駅から徒歩2分 NDビル(藤沢郵便局の隣のビル)7階
【参加費】1000円 (大学生500円)
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13:00~13:15 【受付】
13:20~13:55 【講座1】
■佐藤 宗巧(東京都)
「学級・授業づくりにブラックボックスを」
14:00~14:35 【講座2】
■上野 陽一(茅ヶ崎市)
「教員の多忙化」
14:40~15:55 【講座3】
■岩瀬 正幸(茅ヶ崎市)
「考える力をつける算数授業 ~授業づくりの考え方と教材~」
16:00~17:15 【講座4】
■横山 験也(さくら社)
「算数ソフトの最前線」
17:20~17:40 質疑応答
18:00~懇親会 (一人4000円)
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【申込み方法】
○ 下記Eメール、電話で事務局へ参加申し込みを送ってください。
<申込み・問合せ先>
【事務局】 「 湘 南 大 学 」 佐藤 宗巧
① 名前 ②メールアドレス ③懇親会の参加
(TEL)080-5694-4213
(E-MAIL)munesan0830@yahoo.co.jp
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『言語技術教育研究 3』が出ました!

1,2に続く,『言語技術教育研究 3』です!

この本も市毛勝雄先生が代表を務める国語教育研究所著です。

第1巻のテーマは「楽しい授業はこう創る」です。
第2巻のテーマは「『習得と活用』を重視した授業」です。

そうして,この第3巻は,「『伝え合う力』を高める授業」です。
この巻も市毛先生,佐藤先生,江部氏による豪華執筆陣となっています。

文部科学省初等中等教育局教育課程課 教科調査官 水戸部修治氏
秋田大学教授 阿部 昇氏
桜美林大学名誉教授 井関義久氏
大阪教育大学名誉教授 小田迪夫氏
茨城大学教授 大内善一氏
共栄大学教育学部教授 光野公司郎氏
愛知県名古屋市立千種小学校 千﨑晶美氏
東京都台東区立平成小学校 西山悦子氏
茨城県ひたちなか市立永堀小学校 篠原京子氏
石川県白石市立朝日小学校 浜上 薫氏
愛知県尾張旭市立渋川小学校 加藤洋佑氏
埼玉県狭山市立御狩場小学校 岩井信康氏
埼玉県越谷市立武蔵野中学校 渡辺真由美氏
熊本県熊本市教育委員会 教職員課指導主事 桃崎剛寿氏
北海道上士幌町立上士幌中学校 石川 晋氏
愛知教育大学附属高等学校 野々山由佳氏
愛知教育大学附属名古屋中学校 松山宜申氏
愛知県豊橋市立福岡小学校 吉川和良氏

友達の浜上先生,桃崎先生,石川先生もご執筆されています。
さすが,違うなと思います。

言語活動の充実に関心のある先生,ぜひ,お読み下さい。