東京の日野市立南平小学校で6年生の子ども達に授業をしてきました。
数学の授業と言うことで,方程式の所を少し行いました。
礼儀作法の行き届いた子ども達でしたので,算数・数学は問題なくできると思いました。
実際,ソフトを使って授業をしてみたら,思った通りです。理解の早い遅いに多少の差はありますが,ほぼ誤差の範囲です。ソフトを使って授業をすると,どの子も大差ない事を体感することができました。
午後から,「姿勢の教育」の話しをしました。
今回は珍しくレジュメを用意しました。
レジュメを使いつつ,プロジェクターで資料を見せて・・・と思っていたのですが,PCの無い教室だったので,レジュメ+板書という形でお話しをしました。
このスタイルでも,なかなか面白く話せたので,これから先の作法関係の話は,PC無しのスタイルで進めるのも良いかなと思っています。
作法は「知っているか,知らないか」が分かれ目です。
その分かりやすい事例として,「オーバー・コート」の話しをしました。
これを日本語で「がいとう」と言うのですが,「がいとう」を漢字で書ける人がいません。野口先生をのぞいて,私が話した場で知っていた人は過去に一人もいません。
今回は,あの有名な土作彰先生がフロアに参加していました。土作先生はすっくと手を挙げ正しく板書されました。さすがです!
「外套」という漢字を知ってしまうと,オーバー・コートを来て,教室内に入れなくなります。
なぜでしょう。
その理由は,この漢字に秘められています。漢字をよく見ると,「外できる,大きくて長いもの」だと分かるからです。
最近は,長くはないが,もっこりとした太い服もあります。
「外套」と大きく板書した後,「大」の所に,赤で点を打って見せるのも楽しい指導となります。
姿勢の話しの後,熊本の清田教頭先生とお話しをしました。清田先生は神楽をされているとのことでしたので,話していなかった「左上」の由来を2つお話ししました。神様に関わる事をされている人は,凛としていて,持っている雰囲気が良いですね。
野口先生の発問道場は「お手紙」でした。ユーモアある作品なので,あまり深読みしても・・と思いますが,野口先生はユーモアにはユーモアとして読みがあることを話してくれました。感動した1時間でした。
その後の交流会。会場校を代表して話された川村副校長先生のお話に感動しました。御自身の体験からの話し。それを途中でグッと押さえ,皆様への謝辞。実に,素晴らしかったです。野口先生のお手紙にも感動したのですが,交流会で,また大きな感動をいただくことができ,川村先生に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
懇親会では,竹島先生とたくさん話しました。前任校では,ケンチャコを使ってくださっていたそうです。そして,今勤める南平小では,算数ソフトを使ってくださっています。有り難いことです。
フェイスブックの友達の田中先生ともお会いしました。発問道場で板書され,進んで取り組む姿勢に良い先生と友達で良かったと思いました。
帰りの道中,佐々木先生とちょっと話しました。これから先が,楽しみです。
--
道中,仏教の本を読む予定でしたが,出かけに急に調べたいことが浮かんできたので,『幼学綱要』を読むことにしました。
車中,調べがすんだので,再読しました。前回より,面白いと感じる自分がいて,それが嬉しかったです。でも,やっぱり漢文は難しく,読みのスピードはカタツムリ君です。
たっぷり残っている続きは,また,明日の出張の道中で読みたいと思います。