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2年生の九九のソフト

  「もっと!算数」の新作を1つ作り進めています。
  2年生の九九ソフトです。
  
  名前は「九九の積み重ね図」です。
  妙な名前です。
  でも,私にはこの名前が良い感じです。

  まだまだ作り途中ですが,見れば,どんな仕組みなのか,うすうすわかると思います。
  図が「平面座標」の考え方になっています。
  ですので,図を開いたまま九九を打ち出しするだけで,座標の素地が養われてきます。

  思うのですが,なぜ,長方形の面積を求める公式は「たて×横」なのでしょうか。
  座標への発展を考えたら,「横×縦」となってしかるべきものと考えています。
  座標へと考えなくても,平行四辺形も台形も横(底辺)から縦をかけます。
  「横→縦」が基本なのです。
  そう思うと,どうして,長方形は「縦×横」になったのか,不思議でならなくなります。2500年以上も前の中国の話を持ち出すまでもなく,縦横(じゅうおう)という熟語があるほど,縦は横よりも偉い位置にあるので,それを受け入れて「縦→横」の語順になったのだと思っています。
  西洋数学の系統をもう少し捉えて,明治初期に,「横×縦」と決めてくれれば,中学でのX軸・Y軸もすんなり頭に入り,座標への導入も少しは楽になっていたと思います。どうにも,熟語の語順に乗ったまま今に至っているようで,ちょっと残念に思っています。
  なんというか,長方形の面積の公式の求め方は,算数ファンとして悲しいです。でも,悲しがっていても「縦×横」はこの先も続きます。しっかりとそれも受け止めて,前進することが“通”の生き方です。

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