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日本書紀と算数

  算数ファンとして,日本書紀はとっても面白い本です。
  
  「方」が出てきました。
  方というのは,正方形,長方形の方です。四角という意味なのですが,この読み方に感動しました。勉強になりました。

  「たたさよこさ」と読みます。

  出てくるところは,お墓作りの所です。お墓といっても,今で言う古墳です。巨大なお墓です。
  偉い人のお墓のサイズは,こんなもんにしましょう!と,天皇がみことのりを出します。その中にでてきました。

  続く言葉が,「高さ」です。
  つまり,「方」は,縦の長さ,横の長さという意味を表す漢字として使われていたのです。

  私の関心所に,長方形の面積を求める公式が,なぜ「縦×横」なのかがあります。「横×縦」にすれば,「底辺×高さ」とも同じ形になり,また,座標のXYとも同じ形になります。算数・数学的にはフィットするのです。
   「縦×横」は,異端とも思えるのです。
  そんな思いがあるので,どうして「縦・横」の順になったのか,気になっていました。
  その理由がこのルビで一歩前進です。元々の日本語の読み順だったのです。

  「算数には古典が入っている」
  これは,まさに正論です。

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