友達の山中伸之先生のブログ,「山中伸之 実感教育ブログ」をお読みになっていますか。
ちょっといい学級づくりが長期連載されています。
内容がとっても深いので,メールマガジンの『kyositu.comニュース』にも転載されています。
この連載は,中山先生という学年主任の先生(モデルは山中伸之先生)と,同学年を組んでいる若い弘乃先生との対話形式で話しが進んでいます。軽いウィットもあるのですが,中身は濃いです。
先月のブログに,次の記事が載っていました。
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「それから、算数で盛り上がるのは、算数ソフトを使ったときだよね」
「あ、この前紹介してくださったソフトですね。私のクラスの子供にも大人気で、算数は苦手であまり好きじゃない雄太君が、先生、1日中算数でもいいよって言ってたんですよ。うれしくってお母さんに電話しちゃいました」
「そうでしょう。子供は大喜びだよね。それに理解も深まるからすごくいいしね」
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学級づくりの連載に,算数ソフトが登場して,とても嬉しく思いました。
実際に,算数ソフトを使うことで,学級づくりに多いに役立っているという先生もいらっしゃるので,授業にも子ども達の生活姿勢にも役立つソフトとなっています。
算数ソフトを使ったら,算数を苦手とする子が,「1日中,算数でもいい」と声にしたのです。この子は,本当に算数が苦手だったのでしょうか。もしかしたら,これまでが,たまたま苦手になるような状態だったのかもしれません。本当は,算数が好きで,その算数好きの心が,ソフトを使うことでドーンと出てきたように思います。
雄太君の声を聞いて,担任としての喜びをお母様に電話される志乃先生は立派です。
先生にも,お母さんにも喜ばれながら,雄太君はこの先の算数を学んでいきます。こういう暖かい雰囲気,大切ですね。
私にとって山中先生の本と言えば,この『できる教師のどこでも読書術』です。
ちょっとした時間にも本を読むことを教えてくれたのが,この本です。
おかげで,プログラム疲れをしたときに本を読んで,体を休めるということもできるようになりました。
若い頃を思い出すと,本はほぼ乱読でした。読んでは積み,読んでは積みの連続で,毎年増える本の巾はメートル単位でした。
ですので,かなり本は読んでいたのかもしれません。それでも,今思おうと,あまり読んでいなかったような印象になっています。基本的に,読みが遅いから,そう感じてるのだと思います。
この本は,この本を読んだ後の人生全体を考えると,非常に価値の高い本になっています。ちょっとした記述に刺激を受け,読書に開眼をしたのです。それ以来,読みのスピードは相変わらずですが,読む時間は増えました。私の知的生産高が右肩上がりです。有り難い本です。