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福山憲市先生の新刊『学級づくりの“仕掛け”の極意』,今,読んで欲しいです!

b8413現役の先生で「腕利きの先生と言えば?」と問われたら,私は福山憲市先生の名前をあげますね。
講座を聴くと,御自身の指導の流れを時系列にポイントを明確に把握しつつ語ってくれます。これは,実に良く腑に落ちます。おいそれとできることではありません。
『スペシャリスト直伝! 学級づくり“仕掛け”の極意』は,その流れのライブ感を良い感じで記録している本です。

今日は,4月の10日。
学級づくりがはじまったところです。
そこにドンピシャな内容になっています。
この本に書いてあることを,そのままそっくりやってみるも良いですし,ガツンと来た幾つかを自分の流れに組み込んでもいいです。
これまでにない,ピリッとした,前向きの子ども達が次第に目の前に現れるようになります。
多いに得るところがあるいい本です。
ぜひ,お読みください。
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この本を読んでいると,この先,福山先生の得意とする国語・算数・社会など,教科学習での本が出てきそうに感じます。
楽しみの多い先生です。

中嶋郁雄先生の新刊『高学年児童,うまい教師はこう叱る!』

b8418親友の中嶋郁雄先生の新刊『高学年児童,うまい教師はこう叱る!』です。

いいですね。
本の中身もいいですが,中嶋先生の学び方がいいですね。
「叱り方」を,御自身の研究テーマにして幾星霜。
教育書,ほめることは話題になっても,叱ることはあまり話題になりません。
一方,現実は,ほめる方が簡単で,叱る方はなかなか難しいのです。
目立たない上に,難しい叱る世界を,中嶋先生は黙々と研究しています。
多種多様な指導が混在する小学校現場で,こうした御自身のテーマを形作って進んでいく姿,多くの後輩の良い手本となりますね。

この本は,叱り方を通して,こんな場面でどう対応したら良いかが細かく記されています。
・服装が乱れていたり,わざと乱したりしている子がいる
・時間にルーズで,授業開始時刻を守れない子がいる
・机やロッカーの整理ができない子がいる
・・・・・・・・
叱り方を研究してきた中嶋先生の対応です。
高学年を久しぶりに持った先生は,初めの高学年の先生には,お勧めです。
ぜひ,お読みになってください。

『しごこちのいい学校』には,学校長の模範的姿が

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「人間の大きさは,一大事が起きたときに見える」と言いますが,鎌田校長先生の器の大きさに私が強く感じ入った話が,この『しごこちのいい学校』に載っています。
その中でも,とりわけ大きく感動したのは,突然降って湧いてた事件の話です。

「池田小学校の職員の不祥事(未成年者への買春・わいせつ行為)」が新聞沙汰 になりました。寝耳に水の大騒ぎだったと思います。
そんな中,鎌田校長先生が先生方に話したこと,2週間後に控えている公開研究 会を予定通りに行ったことなどの顛末がこの本に記されています。
そうして,事件後の保護者からの手紙。
学校長の模範的なあるべき姿がここからうかがい知ることが出来ます。

不祥事を本の中に赤裸々に公開する姿勢からも,鎌田校長先生の平素からの心構 えが伝わってきます。

私が高校生の時のことです。
同級生同士の大事件が起こりました。
学校には,連日,新聞や週刊誌の記者がたくさんやってくるほどの事件です。
登下校中の私たちにもマイクを向けてきます。
時代の違い,事件の違いもあったと思いますが,私たち生徒は何が起こったのか,しばらくは分からずにいたのです。それが憶測をどんどん広げてしまい,不安・不信がつのり,沈んだいやな雰囲気になったことを覚えています。

6月に大阪へ行きます。
その時には,鎌田校長先生を訪ねて,その人間性に触れさせていただきたいと思っています。
この本は,学校づくりをする管理職の先生方のみならず,日々子ども達に接する先生など,人づくりに関わる全ての方に読んでいただきたい一冊です。

 

ジュンク堂書店池袋本店での野口先生の御講演!

 b8429ジュンク堂書店池袋本店5階。
野口芳宏先生の新刊『道徳授業の教科書』発売記念の講演会が開催されました。

ジュンク堂の森さんが司会進行してくださり,大変,暖かい雰囲気で進みました!

野口先生のお話は,道徳の4つの柱の3番目,「主として自然や崇高なものとのかかわりに関すること」に関わるお話しでした。
最初,理科系の話しになり,この先,どうなっていくのかと思いましたが,途中から,グイッと納得していきました。
自然に守られているという思いを持つことが,大切なのだと感じました。
満席の会場には,終始,笑顔がこぼれていました。お話しの内容にも,皆さん,酔いしれていました。
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b8428講演終了後,サイン会です。
「天意重夕陽」
天意,夕陽(せきよう)を重んず。
ズシンときますね。

『道徳授業の教科書』の表紙に,可愛いイラストが付いています。
イラストレーター,坂木浩子さんの作品です。
坂木さんも,会場に駆けつけてくれました。

そうして,野口先生は控え室で「このような書店で話すのは初めてですよ」とたいそう喜ばれていました。
それも,これも,ジュンク堂書店さんのおかげです。
ありがとうございました!
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この日,会場に着くと,すでに城ヶ崎先生がすでに来ていて,新人のKAI先生も一緒でした。KAI先生は,昨年は講師だったそうで,算数ソフトをドンドン使ってくれていたとのことです。うれしいです。
今度,ゆっくり話してみたいと思います。

そのすぐ後に,算数ソフトをバリバリ使ってくださっている藪田先生が来ました。ガッチリ握手です。
新年度,算数ソフトを使ったグッドニュースが私の所に届くと思います。楽しみです。

丸山校長先生も来られました。
今年度から,明星大学で教鞭を執られます。
これまでの学びが,未来の先生に伝わります。
うれしいことです。

内田先生からは,子ども達が算数ソフトを家でも使いたい・・・という声が上がっていることを知らされました。
算数を勉強したいという前向きな心が育っています。嬉しいですね。
家のPCは,たいていネットに接続されているので,クラウドをおすすめしました。
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充実した一日になりました!

もし,小学校に勤めていたら,今日が最後の日。

今日は,2014年3月31日。
もし,小学校への勤務を続けていたら,今日が私の最後の勤務日となります。
家に帰り,ホッとして,明日からはノンビリ。
そうして,やってみたいと思いつつも出来かなったことを,少しずつやってみて,ああ人生はいいもんだと思う,そんな変わり目の日になっていたはずでした。

でも,そんな風になりませんでした。
今は,明日から取り扱いが始まる,クラウド新ラインナップが楽しみです。
月々300円(税別)で1つの学年の算数ソフトが全部使えます。
たくさんの先生方に使っていただき,算数で沈んでいる子を救ってほしいと願います。

もう一つの楽しみは,4月後半に取扱い予定のBタイプです。
ダウンロードすれば,そのあとはネット接続できないところでも算数ソフトを利用できる,優れものです。
1つの学年を1年間(12か月)利用して,5000円(税別)です。
インターネット環境が整っていないために,算数ソフトをバリバリに使えなかった先生方に,どんどん活用していただきたいと思っています。
そうして,算数で50点以下をとってしまう子が,そんな悲しい世界をさまようことなく,75点取れたとか,分かるようになったとかと,嬉しい気持ちで算数に向き合える子になって欲しいと願います。

b8433_2004月と言えば,新刊が2冊!
尊敬する野口芳宏先生の『道徳授業の教科書』(4月7日発売!)と,
大阪の池田小の鎌田富夫元校長先生の『しごこちのいい学校』(4月7日発売!)が出ます。
楽しみでなりません。
野口先生の『道徳授業の教科書』の発売を記念して,ジュンク堂池袋本店で4月3日(木)に講演会があります。
5月17日(土)には,三省堂本店で講演会があります。うれしいことです。
6月14日(土)に,私は大阪に行きます。その時,鎌田先生をお訪ねしたいと思っています。
まだ,打ち合わせが出来ていませんが,先行して楽しみにしています。

さらに,5月か6月か7月。
念願の,尊敬しているあの先生の本が出ます!
すごいです!

さらにその先には,幾つかの新プロジェクトが動き始める予定です。
いま,その下準備を着々と進めています。
やらなければならないことがあれこれありますが,とにかく一歩一歩着実に進むことだと思っています。

研究会は野口塾とチーム算数の他に,4月から再開する明石要一先生のSG会に参加して,多いに前進したいと思っています。

こんな調子ですので,毎日がとても楽しいです。

野口芳宏先生の新刊『道徳授業の教科書」

b8434野口芳宏先生の新刊がついに出来ました!
『授業づくりの教科書 道徳授業の教科書』です。

第1章は
道徳授業の根本的考え方」です。
そこに記されているのは,
1,何を教えるのか
2,「道徳」の歴史的経緯
3,道徳教育の本質
4,道徳授業の方法
5,「道徳」の評価
です。

この第1章を読むと,道徳の大切さが伝わってきます。
「なるほど,そうか」という思いになります。
「道徳をしっかり教えたい」という気持ちになってきます。

そうして,第2章。
道徳授業のめざすもの」です。
1,「道徳」の内容を示す四つの視点
2,指導者の姿勢

第3章は野口先生の実践記録からの構成となっています。
私の授業実践-授業記録と解説
1,「愚者と賢者の分かれ道」
2,「叱るわけ,叱られる意味」
3,「生命の尊厳」
4,「国民と国家」

野口先生の道徳への考え方,その実践が,この1冊に編まれています。
これから道徳を学ぼうと思っている先生,
道徳をさらに深めたいと思っている先生,
この1冊をぜひ読んでいただきたいです。