Category Archives:

9月6日,有田和正先生の新刊が出ます!

皆さん,大変お待たせをいたしました!
有田和正先生の新刊が9月6日,発売になります。

『授業づくりの教科書 社会科授業の教科書 3・4年』です。

今,amazonnを見に行ったら,驚くなかれ,もう出ていました。
もちろん,「予約受付中」 となっています。

詳しい内容は,さくら社のHPに出ています。
お急ぎでない先生,ぜひ,ご覧になって下さい。

この本の出版を記念して,9月に三省堂本店で「有田和正フェア」が開催されるそうです。詳しいことが分かり次第,アップします!

--
さくら社から出す有田和正先生の本は,この本で3冊目になります。

 『学級づくりの教科書 』

『授業づくりの教科書 社会科授業の教科書〈5・6年〉』

そろってくると,やっぱりいいですね。

『新版 分数ができない大学生』面白かった!

10年ほど前に,話題となった本『分数ができない大学生』です。

10年前にも,指導要領が改訂になり,学力低下がひたひたと歩み寄っていた頃です。
生活科などもまだ元気だった頃です。

もっと算数・数学の力を!と打ち出したこの本は,タイトルが実に衝撃的で,日本国中に「こりゃ,いかん!」という思いが走りました。
その本が,10年目にして新版になったので読んでみました。

算数・数学ができない学生が増えていることの報告が著者の先生方から次々に示されています。
その現状を何とかするために,数学の必要性や重要性,知っていると得をするということも示されています。

こういう大きな文脈の話しも面白いのですが,この本は随所に「ああ,いいね!」と思えることが書かれています。
そんなかで,私が感じ入ったのは,次のような言葉です。
◆ 数学は,一つ事を学ぶと,それ以前に学んだ初等的な内容の理解を確実にする。
当たり前と言えば,あまりにも当たり前のことです。
でも,これがなかなか見えないのです。

先日,5年生の立体のソフトが話題になりました。
立体をドラッグして動かすと,立体の重なりの様子が見えます。
それを見て,子ども達の中には,1cm3の立体が何個あるか数える子が出てきます。
何段にもなっているので,それはかけ算で・・となります。
こういう学習をしているときに,「立体の体積について理解できたか」という事の他に,「立体以前に学んだ何かを確実にしている」という視点を持つと,実に豊かな学習をしていると分かります。
算数って,素晴らしいと感じてきます。

城ヶ崎先生の『クラスがみるみる落ち着く 教師のすごい指導法!』は良いです!

チーム算数開催日でした。
城ヶ崎先生と佐々木先生と私の3人で,いつものようにゆるゆると話しをしました。

今日は,城ヶ崎先生の新刊『クラスがみるみる落ち着く 教師のすごい指導法!』(学陽書房)の話題からスタートです。
非常に言い本です。
妙なたとえですが,「古武術の技伝書」という感じがしています。
よくある教室の困った一場面にどう対応するか,その対策と教師の腹づもりが簡潔に示されています。ここが実に良いのです。
若い先生は,この対策をその通りにしようと頭で明確になっても,現場でその通り言葉が出ないかもしれません。その時は,腹づもりが未熟なんだと思ってください。その腹づもりを鍛えるという思いでぜひ学んでもらいたいです。
非常に高いレベルで好印象を受けています。お薦めします!

新刊の話題から,城ヶ崎先生の話は軽快に続きました。
面白かったのは,この本を延長した先にある話題でした。そこでもまた1冊形になってもおかしくありません。この調子だと,ハイレベルの本をこの先,2冊,3冊と出していく先生になっていくと確信しています。

全体がお祝いムードの中,私の方からは,算数ソフトの今後の展望をお話ししました。たぶん,この話しは次回も,その次も,城ヶ崎先生と佐々木先生にはすると思います。算数ソフト愛好の先生だからです。また,ガツンと来ているときの私のいつものパターンだからです。
その展望が展開されていく途中,ICTの見識の高い佐々木先生のお力を大きくお借りすることになります。
同じような話しは,8月4日に藤本先生にもお話しをしたいと思っています。
他にも算数ソフトを使いこなしてくださっている全国の先生方ともお話しをしたいのですが,10月ぐらいまでは,私が忙しくてあまり出かけられないので,呼ばれた講演先で,使いこなしている先生にコソッとお話しをしたいと思っています。

宇佐美先生から薦められた『生徒たちには言えないこと』

先日,宇佐美寛先生とお会いしました。
その時,本を御紹介いただきました。
『生徒たちには言えないこと』(諏訪哲二著,中公新書ラクレ)です。

私にも読めそうな本だったので,早速購入して読み始めています。

●先生がえらいのは学校に所属しているから。
これは,その通りです。
近所の子ども達に何か指導を入れても,それは学校で指導を入れるときは大きく違います。「なんだ,このオッサン」となり,通じないのが基本なのです。
子ども達も,自分との関わりで大人を見るので,「あんたなんかに,言われたくないよ」となるのでしょうね。それは肩書きの無い人が何を言っても,効力が弱いことと通じます。
先生は,先生としての役職を担っているから,えらいと思われ,指導も通るのです。
先生としてえらさを保つことは,とても大切な教育行為です。

●教師の「建前」やもっともらしさで,子どもたちを守る必要がある。
ここだけを読むと,何とも奇妙な感じですが,この本を読むと,なるほどと思えてきます。

急ぎ足で読んでいるので,ちょっと落ち着いて読もうと思います。

城ヶ崎滋雄先生の本が出ます!

毎年,今頃に開催されている流し素麺の野口塾に,今年も参加してきました。
楽しいことがたくさんあったのですが,その中でも,グイッと来たのは,城ヶ崎滋雄先生の本が学陽書房から,今月発売になると知ったことでした。

『クラスがみるみる落ち着く教師のすごい指導法! ー荒れを克服する50の実践』 

ついに,真打ち登場!という思いです。
amazonnで予約開始となっています。どんな本なのか,今からとても楽しみです。
城ヶ崎滋雄先生のブログは,こちらです。
これから,講師としての全国を駆け回るのではないかと思っています。

もう一人,山本正実先生がもしかしたら,某出版社から本が出せるかもしれません。
今月中に,その企画会議があるそうです。そこを通過したら,本になることが決定となります。
山本先生も企画が通過し,新刊が出たら,今より忙しい毎日になるように思っています。
山本正実先生のブログはこちらです。

友達の先生が,こうして,どんどん力を発揮していく様子を見ると,私もますます頑張ろうと思います。
小学館さん,学陽書房さん,登龍館さんが,野口塾にお力添えを下さっています。
感謝に堪えません。
次は,小学野口塾です。
その次は,教育の原点セミナーです。
熱い夏になります!

 

『言語技術教育研究 新しい授業の提案1』はヘビー級!

『言語技術教育研究 新しい授業の提案1』が,山本正実先生のブログでも紹介されていました! また,石川晋先生のブログでも紹介されていました!嬉しいです。
私も今日読んだのですが,中身は重量級・ヘビー級です!
ほんの少し,感想を記します。

第1章の研究論文。青山学院大学教授の小森茂先生は教育基本法から述べられています。常葉学園大学教授の中村孝一先生は中学指導要領から学習の手引きの活用に渡って述べられています。しっかりした内容がびっしりです。まさに「正統派!」です。
第2章の小学校では,愛知県名古屋市立名東小学校の左近妙子先生が「関わり合い」に絞り込んで記されていて,勉強になりました。
第3章の中学では学習院中等科の岩﨑淳先生が学習目標から丁寧に記されており,読み応えを感じました。岩﨑先生の論文を読まれて,もっと幅広く学びたいと思われた先生には,左の『新しい国語科教育 基本師道の提案』をお勧めします。3月に出たばかりの本です。指導要領に基づいた考え方に加えて,各種様々な指導法が述べられています。正統派の指導です。

明日は,『言語技術教育研究 新しい授業の提案2』を読む予定です。
良い本が出たものだと感心しています。