日曜日に参加した木更津の野口塾。
到着したのがちょうどお昼。
会場の左端には,例年どおり,三友社書店さんと教育出版さんがたくさんの本を並べていました。
野口先生の本がほとんどですが,そこに,宇佐美寛先生の新刊の『私の作文教育』も並んでいたそうです。
ところが,本がテーブルに並んだら,事務局の先生方がどんどん買ってしまい,すぐに売り切れてしまったそうです。
ですので,私が会場に入ったときには,もう,宇佐美先生の本はありませんでした。
宇佐美の先生の本は,やっぱり違いますね。
会場では,お目当ての平野先生とお話しできました。
算数の平均点が,またまた90点超えです。
「算数ソフトはなくてならない存在」とのことです。
新しい教材を使って,それを使いこなす腕を磨きつつある先生。
こういう先生こそ,力のある先生なのです。
午後の発表の中に,瀧澤教頭先生の国語クイズがありました。
これが実に秀逸でした。
私のような年齢には秀逸でも,若い方にはどうなのだろうと思い,隣の席にいた大学4年生に聞いたら,とても良かったとの反応でした。
なるほどね,と思いながら,懇親会で瀧澤先生とびしばし話しました。
懇親会で,来年の2月の木更津野口塾で作法の話を・・・と頼まれました。
少しは勉強をしているジャンルなので,お引き受けしました。
講師の依頼といえば,土作先生からも算数ソフトの絡んだ「全学年、全単元セミナー」を検討しているというメールをいただきました。このセミナーが実際に行われたら,たぶん日本一楽しく力のつく算数セミナーになってしまうような気がします。
「スクー」って,ご存じでしょうか。
インターネット上の学校で,いろいろな方の授業を無料で見ることができます。
普通の学校と違うのは,授業中に質問などをメールできることです。
いい感じのメールだと,それを読み上げて,そこから話を弾ませたり・・となることがあるそうです。
そのスクーから,連絡があり,私も授業をすることになりました。
タイトルは「横山験也の算数の授業」です。
視聴者は若い社会人が多いようなので,あまり見る人はいないだろうと思っていますが,このブログを読んでいる先生で,「ちょっとだけ見るか」と思われた方は,下からサイトに入り,「受けたい」ボタンをクリックしてください。
http://schoo.jp/class/930
放送は29日(日)の午前11:00~11:30です。
今,その準備などでちょっとバタついています。
29日(日)にお話しする内容は,「分数」です。
◆日本の分数はアンチ欧米
◆「10分の5」と「2分の1」は同じだが違う
◆真ん中の棒から概念を知る
◆分母,分子から古代中国を覗く
◆世阿弥も分数を活用していた
これらの内容を,順番を気にせず,お話をしていきます。
スタジオは,さくら社の中となりますので,ちょっとお見苦しい点があると思いますが,それはご愛敬です。
また,スタジオには聞き手がいませんので,いつもの大爆笑はすこし控えめになると思います。
29日の日曜日が楽しみです!
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嬉しいニュースです。
学習院で教鞭を執っている岩崎淳先生の『新しい国語科教育 基本指導の手案』が増刷になりました!
大学の講義のテキストとしても使われています。
多くの若者が読んで勉強しているのですから,嬉しいです。
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大阪での出来事で,大事なことを書き忘れていました。
『しごこちのいい学校』の鎌田富夫校長先生とお話をしていたときのことです。
私は,「算数は1つの単元を学ぶことは,否定の否定がなされることで,子ども達の脳に,わずか1週間や10日程度でアウフヘーベンが起こる」というようなことを話しました。
そうしたら,鎌田校長先生は,あっなるほど!という表情をされたのです。
「否定の否定」や「アウフヘーベン」という言葉を,何の問題もなく理解できる年代の方とは,やっぱり話がしやすいです。
とっても,嬉しかったです。
こ ういうダイナミックな見方ができると,細かい所はたいしたことではなく,それよりも,中心的な所をしっかりアウフヘーベンさせることが重要なのだとわかっ てきます。
単元が終わったら,「この単元で習った決まりを使わないで説明してみましょう」という問題を出すと,それがいかに大変なことなのか,子ども達にも伝わります。逆に,習った決まりを使うと,とっても簡単ですっきりしてきます。
これが,算数の特色なのです。
そうして,1単元で習う決まり(これが本質的な算数の考え方です)のありがたさもわかりますし,算数を学ぶことは,どんどん簡単に思考できるようになることだとわかってきます。
ダイナミックさがわかると,逆に,現状の問題点も見えてきます。
そんなことをいつかじっくり話してみたいものです。
海外からメールが届きました。
4年生のお子さんに算数ソフトの画面を見せたら,「面白そう!自学でやるから僕にも買って!!!」と言い出したそうです。
これだけで,十分にうれしいです。
海外からの嬉しいメールに感動していたら,ほるぷ出版から連絡が届きました。
昨年末に出させていただいた『3D 宇宙めいろ』が増刷になりました。
これで1万部を超えたと思うので,まずは,良かったです。
売れ行きが,予想を超えるスピードなので,何でそうなるのかちょっと思いを巡らせました。
やっぱり,松島さんのイラスト力でしょうね。力のある方とタッグを組めて,ありがたいと思います。
海外,宇宙。
今日は外に目が行った日になりました。
明日は,「明日の教室東京分校 横山験也先生」です。
楽しい1日になります。
分数のたし算・ひき算では,どうして分母を足してはいけないのでしょうか。
右のような計算なら,分母の5だって足して,答えの分母は10にしたくなります。
分子だけ足して,分母は足さないなんて,不公平で,道徳的にいけないように思います。
また,たし算ですから,数を見たら足したくなるのが道理です。
でも,分数では分母は足しません。
分数の式だけを見ていると,「どうして」という問いに答えにくくなります。
数字では,中身が見えにくいからです。
こういうときは,図です。
できれば,その図が動くといいです。
どう動くといいかというと,合わせるのがジュースなので,ジュースだけがビヨーンと動くのがいいです。
そうして,答えの方に行ってくれると,分母が足されていないことがわかってきます。
そんな動きを,このソフトが見せてくれます。
青と赤が,ビヨーンと飛び出し,答えのますに入ります。
ジュースだけが足されるので,分子は「中身」とわかります。
分母は,入れ物の目盛りです。目盛りは足せません。
見ているだけでも,かなりわかりやすいソフトですし,楽しいです。
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このソフトは,3年の分数「06A,たし算/仕組み」です。
クラウド版にも,ダウンロード版にも入っています。
3年生で分数の指導場面が来たら,是非,ご活用ください。
算数ソフトのクラウド版に,新着です!!
6年生の「対称な図形」。
これまで5本のソフトでしたが,線対称のソフトを2本,追加いたしました。
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02A,線対称/しくみ/左右
02B,線対称/しくみ/上下
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右の目次の青い所と,その1つ下のソフトが追加されたソフトです。
クラウド版(6年)をご利用の先生,もう,新着されていますので,ぜひ,ご覧ください。
ダウンロード版は,まだ,もう少し先になります。今,しばらくお待ちください。
新作などのアップは,毎月,月末頃に行っていく計画です。
月末になりましたら,さくら社ネットストアをちょっと気にしてみてください。
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新作のソフトは,ご覧のような線対称のソフトです。
まずまず,いい感じにできています。
嬉しい機能は,頂点をドラッグすると,図形が変わることです。
それも,線対称の性質を保持したまま変わることです。
マウスであれこれ動かしているだけでも,かなりの勉強になります。