実に楽しい2日間でした。
土曜は野口塾(相模原)、日曜は実感道徳。
野口先生のお話は重く深く味わい深く、実に大きな学びとなっています。
同様に、山中先生の話も素晴らしいです。とにかく聞き惚れてしまいます。特に今回は、「1つのこと」という柱が出て、「なるほど!」「そうなのだ!」と強く思った次第です。
もちろん、他の先生方の話も中身が濃く、最近の野口塾はどの講座をとっても凄い内容になったと感じています。
私は、「あとかくしの雪」で「道徳読み」を行いました。
話が終わったら、平河先生がササッと来られて、文科省の・・・をきちんと行え、「これは良い」とお言葉をいただきました。
そうなのかと思いつつ、平河先生の一つの考えとして、しかるべき場で話していただけると嬉しいということを話しました。
私の話の最後に、5月か6月の野口塾ビギナーズで、「ブランコ乗りとピエロ」を扱う予定であることを話しました。
「ブランコ乗りとピエロ」については、昨年、城ケ崎先生と論会で1時間以上も語り合ったことがあります。
この教材は、少々変わっている面白い教材です。
ふと今、今週末の「チーム算数」で、この「ブランコ乗りとピエロ」を扱おうと思いました。
そう思ったのも、メンバーの薮田先生が、長年温めてきている「家訓」について、レジュメを会場に持ってきていたからです。
読む時間がなかったのですが、今、手にして、「骨太!」と感じます。
しっかり熟成させると、重みのある道徳指導の大きな一つの姿になります。
その場で、薮田先生には『日本書紀』(岩波文庫)の1巻、神武天皇のところを読むように話しました。
「ブランコ乗りとピエロ」「家訓」「日本書紀」は、いい感じつながっています。
そのつながりは、高学年以上の道徳の核心です。
当たり前のことですが、道徳はまず学問として学ぶことです。
その第一歩は、何といっても『論語』です。
日めくり論語を教卓の上に置いて、道徳という善玉菌を教室にジワーっと広げましょう。
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今年初めてのミーティングがありました。
明石先生の事務所で開催されているSG会のメンバーである石井御夫妻とです。
この話が実に有益で、私は未来が輝かしく思えました。
力のある方とお話をすると、こうも見え方が変わってくるのかと、感動すら覚えました。
とてもうれしかったので、カメラで記念撮影をしようと思ったのですが、カバンの中に入っていませんでした。
石井さんの奥様のスマホで撮っていただきました。
その後、明石先生の御自宅へ。
新年会です。
12時半頃おじゃまし、4時過ぎまで楽しませていただきました。
明石先生の教え子さん達が、次から次へとやってきて、新年の一献を傾けています。
桐の木箱「森伊蔵」は、ミーティングをした石井御夫妻のお年賀です。
私はお酒が分からないのですが、見るからにしてすごいお酒と伝わってきます。
御主人がポロッと口にされたお年賀選びの一言に、邱永漢を思いだし、「この人は出来るな」と思った次第です。新年早々、勉強になりました。
家に帰ると、『孟子』が届いていました。
パラパラとめくり、少し読み、「ホウ」と良い気分になりました。
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野口先生との忘年会。
夕方5時から10時頃まで楽しんだ忘年会でした。
普通の忘年会は、乾杯の音頭から始まり、長上の挨拶、各員の一年間の反省、来年に向けて・・・とそれなりの何かしらがあるものです。
ところが、ところが。
野口先生を囲んでの忘年会では、今回も例年通り、乾杯をしたら後はずっと歓談が続きます。
この日は、日本酒を各種1合ずつ楽しめるコースだったので、皆さん幸せそうに飲んでいました。それも、次から次へと。
私は基本的には飲まないので、少しだけいただき、皆さんの笑顔を楽しんでいました。
歓談の中にモラロジーの話も出ました。
野口先生はモラロジーの講師もしているのですが、毎年モラロジーの研究会を受講しています。
その姿をみて、野口先生を慕う先生方が少しずつモラロジーの研修会で学び始めています。
北海道の小山内校長の話も出て、その本気度を感じました。
私はモラロジーに参加していないので何も分からないのですが、少し本を読んでみたいと思っています。
野口先生が道徳を学び続けているので、野口塾から力強く実感道徳が発信されているのも頷けます。
道徳が教科化される今、ますます実感道徳は求められていくと思っています。
「第10回 実感道徳研究会 全国大会」は1月15日です。
楽しみですね。
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◆北海道の横藤雅人先生が、野口先生の御自宅に泊まるとの話を聞き、その日の夕方、野口家へ。
久しぶりに横藤先生との歓談でき、楽しい一時になりました。
横藤先生は小学校を校長職で退職し、北海道教育大学の教授となっています。
国立大学です。
たいしたものです。
「校長職→国立大学教授」
この歩み、野口先生と同じです。
横藤先生のこれから先の歩みが頼もしいです。
横藤先生は、「学生よ、学びに目覚めよ!」という方向に小さな改革を推進しているとのことでした。
その話を聞いた時、一瞬、クラーク博士がよぎりました。
新しく勤めた先で、自ら課題を見つけて取り組む姿、いいですね。
写真を撮影してくれたのは、横藤先生の奥様です。
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◆1月15日(日)に開催される、「第10回 実感道徳研究会 全国大会」のお申し込みが22名になっていました。
22名の皆さんには、存在そのものが道徳である野口先生のお話を堪能していただけるものと確信しています。
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◆木村明憲先生の『情報学習支援ツール~実践カード&ハンドブック』が、日本教育新聞の書評に掲載されました。
記事は、<こちら> でご覧になることが出来ます。
記事のタイトルは、
「問題解決に必要な力を育む」
です!
一読すると、この本が示していることがコンパクトに伝わってきます。
良い書評です。うれしいですね。
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◆本の注文をしました。
アマゾン、日本の古本屋、ヤフーオークションの3本立てです。
こういう事は滅多にないのですが、気分は上々。
購入したのは、主に論語関係の本です。
道徳を自分なりにもう少し勉強をしておきたいと思っているからです。
暮れから正月にかけて、少し読んでみようと思っています。
また、今をときめく中嶋郁雄先生の名著『教師の道標』を読み返しています。
この本を書いた頃の中嶋先生は、担任をしていましたが、今や教頭先生であり、土曜日には大学で教鞭を執っています。
人の心、教師の心、子供達の心を地道に学び続けている先生です。
この『教師の道標』は、学力にばかり目がいき、道徳に関心の薄い先生にはちょっと通じにくいだろうなと思います。
しかし、逆に、「道徳の心を養いたい」という気持ちのある先生には、宝がちりばめられている本と感じられます。実際に私がそう感じています。
道徳の素養を!と思う先生、冬休みに読んでみてはいかがでしょう。
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SG会終了後、城ケ崎先生といつものピザ屋へ。
2時間ほど、道徳談義。
話は読み物教材の「ブランコ乗りとピエロ」からスタートし、「ブランコ乗りとピエロ」で最後まで進みました。
2時間ぶっ通しで道徳について話し合ったので、城ケ崎先生に一つ、質問をしました。
「道徳の話は楽しいですか?」
「楽しいです。」
よかったなぁと思います。
道徳は、基本的に明るい方向を目指す学問です。
正常な道徳は、楽しいに決まっています。
もしも、道徳が不愉快だったら、それはその人の心根が曲がっているのです。
ところで、ブランコ乗りです。
◆ブランコ乗りは、この先も似たような問題を起こすだろうか。
◆もし、似たような問題を起こしたとき、ブランコ乗りは今回のことを教訓として生かせるだろうか。
似たようなことは、「あとかくしの雪」のお百姓さんにも感じます。
◆このお百姓さんは、次に似たようなこととがあったら、また、盗むのだろうか。
こういうところが、道徳で扱うべき、大切な一つなのです。
そこをしっかりと、より明確に学ぶのが、「道徳読み」です。
道徳の根本的なところに関心のある先生は、講座に参加されるといいですね。
1月15日(日)の「実感道徳研究会全国大会」で、「道徳読み」のお話をします。
題材が「あとかくしの雪」ですから、かなりいい勉強ができます。
楽しい道徳を一緒に学べるといいですね。
『日めくり 教室論語』が教卓の上にあると、道徳という善玉菌が教室にジワーッと広がります。
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