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山口で藤本先生と,大阪で福山先生と!

b8625_400実に有意義な出張となりました。

山口県セミナーパークというとても大きな,素晴らしく綺麗な施設で開催された,「平成24年度やまぐち教育フォーラム」に,さくら社のブースを出しました。

ブース会場に足を運んでくださった先生方の中に,「私,これを使っている!」と言ってくださった先生があり,感動しました。また,「噂に聞いているソフトを初めて見た!」という先生もいらっしゃいました。
つい先日,算数ソフトのサンプル版CDができたので,それをお渡ししました。学校購入を勧める場合に,パンフレットが必要になるので,サンプルCDとパンフレットをセットでお渡ししました。
パンフに書いてある価格を見て,「これは,やすい!」と皆さん言ってくださいます。
一つでも多く使っていただいて,算数を楽しみにする子どもが増えて欲しいと願っています。

嬉しいことは,さらに続き,文部科学大臣優秀教員として表彰された藤本先生が発表会の合間を縫ってブースに来てくれました。嬉しくなって,記念撮影をしました。

やまぐち教育フォーラムが終わった後,急ぎ,大阪に移動しました。関大初等部の公開を朝から見るためです。
福山憲市先生も関大初等部の公開に参加されるというので,無理を言って道中,御一緒させていただきました。それから,一緒に夕食を戴き,夜9時半頃までいろいろと話すことができました。

今,福山先生は割合の指導をしている最中で,その妙案を伺うことができました。キーワードは「たて」と「雪だるま」です。キーワードだけでは,まったくピンと来ないと思いますが,「たて」は,その昔,城ヶ崎先生が実践した方法でその時もこの方法は実感力が実に高い方法と感じました。
その方法に,福山先生は指導場面が来る前に気付いていました。こういうところが福山先生の凄いところです。教科書を等を見て,教材研究しているときのモードが実際の授業をしているかのごとき水準なです。

「雪だるま」は可視化です。しかも,頭・胴があるので,絵柄に方向性がでます。矢印の機能がそこに生じるのでこういう可視化は楽しさにプラスして分かりやすさを産みます。

もう一つ,大きく感動したのは,「ペア」で図に移動する思考です。問題文から図のどこに移動するかを明確にする工夫です。これを実際に動かしているそうです。さすがとしか言いようがありません。
「文章問題を解く」と一般に言いますが,「解く」というのは,実に大雑把な思考です。あれこれやることを,全部まとめた総称です。だから,「解きましょう」と言われても,何をどうしたらいいのか,分からない子が生まれます。そういう子に,「文章を良く読みましょう」と,これまた大雑把な言葉で考えさせるので,「自分はダメかもモード」が広がり,深まります。

「解く」と考えずに,文章題は「配置する」と考えます。
「何をどこに配置するのか」これを考えさせればいいのです。その時,重要になってくるのが,配置するという移動の様子を見せることであり,また,移動の軌跡を矢印で見せることです。
算数はそのものも動いていますが,算数を分かりやすく説明するときも動きを伴います。
その「動きの可視化」に重要なポイントとなるのが,「矢印」です。

そんなあれこれを話し合いましたが,福山先生の底知れぬ力に感服するばかりでした。
また,どこかでお会いして,お話を伺いたいです。

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