一日公開をするとメールに書いてあったので,ちょっと行ってきました。
見学した授業は4時間目と5時間目。
子どものやる気,取り組み,スピード・・・。見事でした。
途中から気になったのが,学級づくりの全体の構造です。
4時間目が終わり,給食に移り,ああなるほどと,かなり合点がいきました。
協議会では,深澤学級の見えてきた構造を話しました。
子ども達はスポーツチームの選手であり,劇団の団員であり,といった所に位置付いており,深澤先生は先生でありながら,監督でありコーチなのです。
ただ,このチーム・団といった比喩では,4月のスタートにおける取り組みをカバーできません。
この部分のカバーとして必要な頭は,大衆運動・大衆組織の論理です。
私の話を受けて,この不足部分を具体的に話していた久さんはさすがでした。
深澤学級の全体の論理については,いずれ,本人がどこかにバシッと書くと思います。
「学級づくり原論」
こんなタイトルでしょうか。
読んでみたいですね。
懇親会では羽鳥先生と少し歓談。
日本人を育てる研究の話しです。
私の作法研究と少し重なる所があり,羽鳥先生の向かう所などを伺えたらと思っていました。
でも,やっぱり酒の席はダメですね。
雰囲気がイマイチなので,まともな話しは前に進みません。
日を改めて,羽鳥さんとは話したいと思います。
道中読んでいたのは,『都鄙問答』。石門心学の石田梅岩の本です。
心学と書いてあると,心理学かなと思えてきますが,左に非ず。
江戸時代の思想書です。
面白かったのは,イザナギ・イザナミの「殺す生む」の話しが,生きるための殺生と関連づけられたいたことです。苦笑しつつも,このつなげ方の姿勢が勉強になりました。
短気の論理もわかりやすく,面白いです。この論理を板に付けようとすれば,それはそのまま優れた修養になります。深いです。
こういう細かい面白さが所々に書かれているので,思想書は魅力があります。
でも,一番の楽しみは,「人としての考え方」です。現象面に目を奪われないしっかりとした考え方の素養を養えます。
本を読みつつ,つらつらと思ったことは,「姿勢の研究を城ヶ崎先生と進める必要があるな」ということです。