Monthly Archives: 2月 2011

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OSの取り替え

 ちょっと,作業をしていました。
 win7の32ビットから,64ビットへの入れ替えです。

 この作業をすると,ソフトなども再度入れ直しになります。
 その昔は,フロッピーを何回も差し替えて1つのソフトをインストールしていました。それが,今ではDVD1枚ですからとっても簡単です。また,昔は細かいソフトをいろいろと使っていましたが,今は主力のソフトがほぼ固定化されているので,この面でも作業が楽でした。
 再インストールに当たり,ネットで検証をするスタイルのソフトもあり,そこで止まることもありました。しかし,サポートに電話をしたら,とても親切で,あっという間にOKとなりました。アドビとモリサワは,とっても親切です。
 メールも止まっていました。アカウントの設定など,あれこれやって,ようやく仕組みがわかり,いい勉強になりました。

 64ビットにしたので,これから始めるディレクター・イラストレーター・フォトショップでの作業も,快調と思います。ますます,いいソフトを作って,「もっと!算数」にアップしていきたいと思います。
 

  

2年生の九九のソフト

  「もっと!算数」の新作を1つ作り進めています。
  2年生の九九ソフトです。
  
  名前は「九九の積み重ね図」です。
  妙な名前です。
  でも,私にはこの名前が良い感じです。

  まだまだ作り途中ですが,見れば,どんな仕組みなのか,うすうすわかると思います。
  図が「平面座標」の考え方になっています。
  ですので,図を開いたまま九九を打ち出しするだけで,座標の素地が養われてきます。

  思うのですが,なぜ,長方形の面積を求める公式は「たて×横」なのでしょうか。
  座標への発展を考えたら,「横×縦」となってしかるべきものと考えています。
  座標へと考えなくても,平行四辺形も台形も横(底辺)から縦をかけます。
  「横→縦」が基本なのです。
  そう思うと,どうして,長方形は「縦×横」になったのか,不思議でならなくなります。2500年以上も前の中国の話を持ち出すまでもなく,縦横(じゅうおう)という熟語があるほど,縦は横よりも偉い位置にあるので,それを受け入れて「縦→横」の語順になったのだと思っています。
  西洋数学の系統をもう少し捉えて,明治初期に,「横×縦」と決めてくれれば,中学でのX軸・Y軸もすんなり頭に入り,座標への導入も少しは楽になっていたと思います。どうにも,熟語の語順に乗ったまま今に至っているようで,ちょっと残念に思っています。
  なんというか,長方形の面積の公式の求め方は,算数ファンとして悲しいです。でも,悲しがっていても「縦×横」はこの先も続きます。しっかりとそれも受け止めて,前進することが“通”の生き方です。

長瀬拓也先生の本

  若い先生が,また本を出しました。
  長瀬先生は30歳です。この若さで著書が多数あります。どうして,こんなに・・・と思う方は,長瀬先生の本を先ず見てください。読めば,なるほどと感じます。
  一つは読者の身になって書いています。だから,共感するところがあちこちに出てきます。もう一つは,途中にいろいろな本が紹介されています。自分の読んだ本があれば,ハッとします。著者との距離が近づいた気持ちになります。長瀬先生はこういう本を読んできたのかと,追いかけやすいです。

  この本は,教壇に立ったけど,あれこれあって,曇天気分にになっている先生にお勧めです。そうか,と薄曇りから晴れ,快晴に向かうヒントが得られます。また,本を書きたいと思っている先生にも,こういう書き方があるんだと,参考になります。良い本です。
  

埼玉県毛呂山町へ

  埼玉県の毛呂山(もろやま)町へ行ってきました。総務省のICT絆プロジェクトの会議のためです。
  私の役割は,教材選定のアドバイスです。少しお話をさせていただきました。
  ありがたかったのは,現場の先生がとても真剣で,前向きだったことです。
  
  会議終了後,情報教育推進室に案内されました。室長自らが作り上げたソフトを見せていただきました。
  http://www.town.moroyama.saitama.jp/www/contents/1285736768773/index.html
  こちらにアップされています。膨大な量があります。
  パワーポイントで作られているそうです。いったいどうやったらパワポで作れるのでしょうか。ディレクターしか知らない私にはつかみきれない制作の世界です。

  現場で教材ソフト開発をされている先生はたくさんおられます。その中でも,「さすが違うな!」と感じる先生がいます。私の知り合いの中では,佐々木智光先生,金川秀人先生,奥田吉彦先生が群を抜いてすばらしい作品を作っています。アイデアや発想,学ぶところが多いです。毛呂山町でまた優れた教材ソフト開発の先生と出会えました。とても良かったと思っています。

  この日の前日は,医者三昧でした。花粉をキャッチしていたので,今年はしっかりガードをと思い,耳鼻科→皮膚科→眼科と,めぐりました。ですので,毛呂山町への鞄の中は薬袋がいっぱいでした。病院の待ち時間はいつものように読書です。『荀子』を読んでいました。『論語』の時代との違いを感じさせる作品で,なかなか面白いです。