合同な形を見つける,四角形バージョンです。(「もっと算数」サイトに,アップされています!)
左の画面は,「あ」の四角形をドラッグして,途中で「裏返し」をして,さらに,「回転」をかけたところです。
なかなか,良い感じで動いてくれます。
四角形の合同ソフト,今日,アップしたばかりですが,はやくも,Y先生から「使い勝手が良いですね」と,お褒めの言葉をいただきました。嬉しいです!ありがとうございます!
そのY先生から,算数ソフト全般への感想として,「繰り返し操作することで毎日授業に活用しています」とメールをいただきました。
「チーム算数」でも,ソフトを使った指導法の研究をしています。時代にあった,新しい指導が少しずつ生まれています。
Y先生がされている「毎日使う」というのも,時代にあった素晴らしい指導法と思います。
わたしもますます張り切ってソフト開発を進めたいと思います。
「あ」の三角形と,「形」「大きさ」が同じ三角形を見つけます。
「あ」の三角形をドラッグして,動かします。
大事なポイントは,「あ」の三角形が透けていることです。
透けていたら,ぴったり重なっていることがとてもよく分かるからです。
「あ」は単に移動するだけでなく,「回転」もするように作ってあります。
また,「裏返し」ボタンもつけてあります(右の画では見えていません)。
これで,「い」~「お」に重ねてみて,ぴったり重なるかどうか試してみるのです。
画面中に青色の所がありますね。ここに書いてあるのは↓です。
三角形の場所によって,移動・回転が決まってきます。
移動の時は,手のマークがでます。回転は,円形の矢印が出ます。
マウスで動かして確かめるだけで,十分OKなのですが,アニメーションを子ども達に見せたかったので,下の部分に「い」~「お」のボタンをつけました。
これをクリックすると,自動的に「あ」が動きだし,合同になるかどうかを確認してくれます。
算数ソフトのありがたい点は,こういう一連の動きを見せられるところにもあります。
「もっと!算数」にアップしますので,アップされましたら,どうぞご活用ください。
http://www.mott3su.jp/
文章問題が10問も出題されると,たいていは子ども達のパワーダウンが始まります。心の中は「エーッ!」です。
その嫌われ者の文章問題も,出し方次第でガラリと様相が変わってきます。
「先生,7番もやりたい!」と言い出す子が出てきて,「どうしてもやりたいか」などと聞くと「やりたい!!!」となってしまうのです。
嬉しい瞬間です。
そのコツは,
1) 1問ずつ見せる
2) 全体の問題数を示す
の2つです。
算数ソフトの文章問題の画面です。3年生のわり算(あまりなし/3年の4巻に収録)の文章問題です。
ごらんのように,番号ボタンを押すとその問題が1問だけ出てきます。他の問題が目に入らないので,集中が増します。みんなで取り組むので,「友情やる気」も高まります。
それでいて,番号が10個見えています。全体が見えているので,問題を3問,4問と解くうちに,残りがだんだん気になってきます。「のぞいて見たい!」という心が,どうしてもくすぐられます。その上に,次第に全部やりたいという「達成感」も顔を出してきます。先生にとって嬉しい声が上がってくるのです。
中身は,問題文と式・答えが出てくる極めて普通の出題です。まとめなので,図がありません。淡泊です。
でも,出し方が功を奏すので,嫌われやすい文章問題が「チャレンジしたい文章問題」に変わってしまうのです。意欲も増しているので,習得も良くなります。
(指導の一例)
チーム算数の佐々木先生が,この文章問題で「なるほどの指導法」を話してくれました。
10問もあるので,これをグループに分けして,段階的に指導すると効果的となるのです。
たとえば・・・・・・。
1~3問目 問題文を見て式を考える(ノートに書かず,口頭で答える)
先生は,問題文にアンダーラインなどを引き,注目すべき所を明確にする
4~6問目 問題文を見て式をノートに書く(式が出来てれば,合格とする)
7~10問目 問題文を見て,式・答えをノートに書く。
やる気満々で問題を解くので,子ども達の習得も良く,テストでも「思考」の平均が90点突破しました。もちろん,教科書の問題もしっかりやります。
チーム算数の例会が開かれました。
今回も驚きのあれこれがてんこ盛りでした。
まずは,佐々木先生。
3年生の「わり算」で,3クラスの平均が90点を軽くクリアーしました。
しかも,あのややこしい等分除と包含除の違いを,子ども達もすっきりと理解したのです。
「配り方が見える」からわかりやすいとのです。上の画像から,その違いが分かると思います。
城ヶ崎先生からは,「だめ押し」が大事と指導法が出されました。
何人かの子が答えて,何となく全員OKそうに見えても,念のために「だめ押し」でもう何問か出題する配慮が必要なのです。
そんな風に多めに出題すると,子ども達がいやになるんじゃないかとも思えるのですが,そうはなりません。
子ども達は,
1,「分からないことが分かる」楽しさ(理解の楽しさ)
2,分かったことを答える楽しさ(定着の楽しさ)
この2つをともに楽しむので,「だめ押し」も楽しく取り組みます。
藤本先生からは,まとめの後の「反復練習」に活用する指導法が出されました。
「ソフトを使う」≠「45分間使い続ける」
「本時のこの場面で,ソフトのここを使う」と活用場面を考えることが大切です。
来月は私がちょっと忙しいので,いつになるのか未定です。
算数の本の目次立てを考えました。
これを今日の「チーム算数」に提案します。それから,さくら社で検討。うまくいけば,執筆開始となります。
算数は今,本当に姿を変えつつあります。
これまでの教科書・黒板の授業を,さらにわかりやすくするために,ソフトが使われるようになってきたのです。
とっても,わかりやすくなるからです。
そのわかりやすさが,子ども達を算数を好きにし,算数を理解し,算数が頭に定着していく,良い循環が起こしています。
一説によると,算数ソフトは「デジタル算数資料館」というような様相なのだそうです。
算数資料室の教具を教室に持ち込んで授業をすると,授業がグッと良くなりました。
算数ソフトには,もっと操作性良い教具がどっさり入っているので,まるで「算数資料館」といった感覚なのだそうです。
なんというか,ありがたいことです。
総務省のICT絆プロジェクト(埼玉県)でも,サーバーに入れるコンテンツとして,現場の先生方から一押しで選ばれました。
このプロジェクトのパートナーであるキーウェアソリューションズさんが,7月に東京ビッグサイトで開催される「教育ITソリューションEXPO」にブース展開をします。
ICTのハードの仕組み,サーバーとPC,ipadをつなぐシステムの仕組み。どれもこれも超一級です。そこに算数ソフトが強力なコンテンツとして,インストールされています。
ブックフェアと同時開催ですので,足を運ばれる先生は,ぜひキーウェアソリューションズのブースもご覧ください。
このような状態になってきているので,算数ソフトを使っている先生方,これから使う先生方のお役に立てる本づくりを計画しました。
順調に進めば,来年の春には本ができます。大いに頑張ります。(執筆がGO!となったら,先行的に実践されている先生方にお力添えをいただくことになると思います。そのときは,よろしくお願いします)
相変わらず,日本書紀を時々読み返しています。
誰も知らないかと思いますが,日本書紀には分数が使われています。
分数は,中国から伝わってきた,まさに舶来の学問なので,やっぱり,日本書紀を編纂するような偉い人は知っているんですね。
また,礼儀に関して,魏志倭人伝に出てくる日本人古来の習慣が,なかなか直らないので詔を出していたことが載っています。実に,感慨深い面白さがありました。これは,行儀作法にも通じてくる所です。武家にどうつながっていったのか,その概略の経緯もあれこれ本を読んでいるうにち分かるだろうと思っています。平安・鎌倉・室町の本を読み深めたいと思います。
このあたりのことは,群馬の羽鳥先生と情報交換をしたいと思っています。羽鳥先生は,小学校の先生の目から見た日本人研究を開始した先生で,個人的に赤丸急上昇です。
日本書紀は面白いです。