有田和正先生の本が19日に発売になります。
その内容は,先生方が熱望した『学級づくりの教科書』です。
左は,その表紙です。
帯には有田先生が授業をされている写真がつきます。最高です。
表紙の緑色。発売時にはグッと良い緑の色になります。とっても,格調高い本になります。
アマゾンでは,予約を受け付けています。ぜひ,お申し込みください。
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道集のイベント後のOF会に参加。
その前に,教師のチカラの編集会議のOF会に誘われ,ちょっとだけ参加。
若い先生がたくさんいて,未来への明るさを感じました。
若い先生と話したら,算数ソフトがやっぱりグッドとのことでした。ありがたいです。
来年,研究授業で使うと言っている先生もいて,これは見に行きたいと思いました。
編集の高清水さんとも話しました。直ぐに,メモを取るまじめさがよかったです。
その後,道集のOF会へ。
講師の先生方の中に,北海道の堀先生がおられ,びっくり。久しぶりにお会いしたいなと思っていただけに,うれしさ倍増です。
仕事で熊本と鹿児島に行きそうなので,日程の調整が出来れば,熊本の先生,鹿児島の先生にもお会いできたらと思っていたら,なんと,熊本の桃崎先生,鹿児島の原口先生がいらっしゃいました。調整がとれたら,歓談OKをいただきましたので,大きな楽しみになりました。
奄美大島の先生もおられました。奄美大島には気になることがあるので,それを聞いてみました。もし,それを見たら,写真にとって教えてもらえることになりました。幻の内容ですので,見ることが出来たら,まさに奇跡となります。
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PHPから出す予定の作法の本のゲラ点検をしました。
とっても,良い内容になっています。
年内には発売予定です。ご期待ください。
作法というちょっと古風な仕事のあと,ipad2を購入しました。新しい仕事でどうしても使うことになったからです。
お店の方が,あれこれやりますか,と聞いてくれたのですが,簡単にできるはず!と思って,全部断ったら,いきなり初期設定でストップです。全部が全部,簡単なのではないのだとわかりました。
デカルトの『精神道の規則』です。
この本には,反復練習の最低回数が3回であることが論理的に示されています。
そこを読んだときには,うなりました。関係性として把握すれば,確かにその通りと,ストンと腑に落ちたのです。
それまでは,「桃太郎の繰り返し」の論理で感覚的に3回必要と把握していました。でも,なぜ3回なのか,そこをつっこまれると答えに窮する状態でした。
それが,論理的に説明できるようになったのです。私にとっては,画期的なアウフヘーベンでした。
まさに,「すごい」の一言です。
『精神指導の規則』は,私にとって,「理解指導の方法」として迫ってくる本なのです。
子ども達が算数の何かを理解するということは,どういう事なのか,それが記されているとっても重要な本なので,時々講演などでも紹介しています。
先だって兵庫で開催された教材授業開発セミナー全国大会での講演でも紹介しました。ただし,難しくてなかなか読めないから無理することはないと付け加えました。
でも,なかなか読めなかったのは私だけかもしれないので,ここに紹介することにします。講座で関心を持った先生,この本があのとき紹介した本です。
私の好きなところを,ちょっと引用してみます。
「規則第九
精神のすべての力を極めて些細な容易な事物に向けるべきである,そして,我等が真理を判明に明瞭に直観するに慣れるまで,長くそこにとゞまるべきである。」
この後に,詳しい論述が展開されています。すごいですよ。
算数ソフトを使うと,理解が容易に進むことが,こういった章をよむことで,確かに!と伝わってきます。
算数ソフトは単に時代の生んだ新しい教材と言うだけでなく,理解の指導に非常に優れた教材であることが,よくわかります。
今年の夏休みは,「算数ソフトの話」をあちこちでしています。
どこの会場でも,算数ソフトは大人気です。やっぱり,面白いというのは,最高です。
埼玉の毛呂山町の研修では,右の画面をお見せしました。
赤い色の「?」ボタンをクリックすると,折り紙が1枚増えます。すると,どうなるでしょう???
こういう所は,授業として「おいしいところ」です。このおいしさを,ソフトを使っているクラスでは簡単に子ども達にも分け与えることが出来ます。しかも,何回でも!!
おいしいところが見つかったら,授業の日が待ち遠しくなります。先生のうれしさは,子ども達にも伝わり,授業はとっても良い感じですすみます。
しかも,単においしいだけでなく,クリックしながら,数の仕組みがわかるのです。
嬉しい限りです。
数は実に淡泊ですが,量が伴い,変化が伴うと,急に意味深いものに変わってきます。
大いに算数ソフトを使ってほしいと願います。
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算数ソフトの講演先で,徹底反復学習で有名な広島の山根僚介先生と一緒になりました。30代の若さですが,落ち着いていて,実践の積み重ねもしっかりしていて,これから先が楽しみな先生と思いました。
山根先生とご挨拶をしたとき,『尋常小学校を体験! 残しておきたいこの授業』(PHP)を持っていました。この本は,とても思い出深い本です。サインをしてお話を伺ったら,山根先生は算数数学が得意で,歴史も大好きなのだそうです。
今度お会いしたときには,もう少しじっくりお話をしたいと思います。
九州の書店で,店員さんとお話ししたときに,「面白いですよ」と一言お言葉をいただいたので,買ってみました。
和算関連の本であることは,絵柄を見れば直ぐにわかります。また,江戸時代に「算法少女」という和算書があったことは知っていましたので,読んでみました。
この本は,江戸時代に書かれた「算法少女」という算術書を中心に描いた小説です。
調べ物の本と違って,まるで江戸時代そのものに案内されたような気持ちになってきます。
よく調べてあるなと,感心したのはかけ算九九の言い回しです。
「二五の十,二六の十二,二七の十四・・・」
九九を唱える時に,「が」と唱えるこのとの他に,「の」ととなえるときもありました。こういうところは,本当に詳しい人しか知らないところなので,遠藤寛子氏はさすがだなと感じ入りました。
鋭い指摘は,後半に出てきます。
関流・最上流などと流派の揚げ足取り的論争に突き進んでしまった和算家が,もっと広い視野で算術をとらえていれば・・・・。
同業者同士は,どうしてもライバルの心が出てきます。知らず知らず,流派のようなものができて,そこを軸に考えを進めるようになります。そこを超えて進む人が,次の時代を拓いて進むのだと思います。
いち,に,さん,し,ご,ろく,しち,はち,く,じゅう
「ご」と「じゅう」が濁ります。他は清音です。
この濁りは,算数的には実にありがたいです。
区切り目である5と10に,力が入るからです。
1234 5 6789 10
辞書で調べてみたら,漢ではなく,漢の後の呉の発音だそうです。
呉の時代の発音を今に残した代々の日本の皆様に感謝です。
いまは,ご存じのように5は「ウー」で,10は「シー」です。
力が入りません。
1年で10までの数の指導をするとき,濁っている5と10にいっそうのパワーをぜひ入れて見てください。
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東京の若い先生に佐藤先生がいます。
なかなか名前が覚えられなくて,一時は,スタンハンセンの真似をして「ウィー佐藤」と言ってもらっていました。
その佐藤先生が,『青年教師・論理を鍛える』(明治図書)を持って,私の所にやってきました。懐かしい本で,激しく生きていた昔をしばし思い出しました。この本は,論文を書くにはどうしたらいいかという時の参考になる本です。
とにかく,一文一義。一文を短く。たたみ込むように。くどく。しつこく。宇佐美寛先生のような気持ちになって書くと良いのです。