3年生の「三角形」のソフトが1つ,ほご仕上がりました。
この先は,入念に点検をして,それから「もっと!算数」サイトにアップします。
主な機能を御紹介します。
(1) 三角形の頂点をドラッグすると,三角形の形を変形できる。
(2) できた三角形の形が「正方形」「二等辺三角形」「不等辺三角形」のどれであるかがすぐに分かる
(3) 黄緑の円の数を,4~24の範囲で変更できる(偶数個)
このような機能があるので,子ども達もかなり良い感じになると予想できます。
二等辺三角形・正三角形の意味を自分なりに把握できます。
黄緑の円の数が,その把握(理解)の決め手になります。
非常に算数的な理解ができます。
ありがたいのは,三角形をどんどん作れることです。
いろいろな形があり,その中の特別な形として,二等辺三角形や正三角形があることをとらえることができます。
さらに,二等辺三角形には,とんがった形もあれば,平べったいのもあることが分かります。
種類をたくさん作れるソフトは,最も大切な「算数的体験」を子ども達に経験させることができます。
良いソフトになったと思っています。
アップされましたら,どうぞ御活用ください。
今日は辺の長さが等しくなったら,赤に変わるプログラムを組みました。
このプログラムを作りにあたり,三平方の定理を使いました。
良い感じで進んでいくと思ったのですが,なかなかどうして。
コンピュータが計算すると,細かい数値まで計算してしまいます。
どんな数値が出ているかをチェックしたら,
正三角形になっていても,長さが微妙に違う数字になっていました。
これはどういう事なのかと,原因を考えましたが,
どうも,そういう点検をしても意味がないことがわかり,
ちょっと,工夫をして辺の長さの確認ができるようにしました。
色が付く機能により,「二等辺三角形」「正三角形」の確認が簡単にできるようになります。
なぜ,色が付くのか。
その理由を子ども達は自然と考え始めます。
そうして,黄緑円の数を使ってきまりを見いだしていきます。
数で確認することになるので,これは優れて算数的です。
良い感じです。
この先,もう少し作り込んで行く予定です。
作り込みの1つは,黄緑の円の数を変えられるようにします。
基本は偶数個です。偶数個の場合に直径が発生するからです。
4~24個の偶数個に変更できるように作り込めたら,まずは良いかなと思っています。
ただ,ちょっと困難な場面が想定されているので,これを作り込むかどうか,ちょっと思案もしています。
--
3年生の「三角形」のソフトを1つ開発中です。
時計の文字盤のように赤い点が並んでいます。
そこに三角形がセットされています。
さて,この先,マウスで何ができるのでしょうか。
そうです。
三角形の頂点をドラッグすることで,三角形の形を変えることができます。
頂点は12カ所あるので,その12カ所に頂点を移動できます。
正三角形
二等辺三角形
不等辺三角形
を簡単に作り出すことができます。
ちょっとした算数的工夫も加えてあります。
三角形の中を透けるように作りました。
透けているので,なんとなく4年で習う角の雰囲気が漂ってきます。
数学的な面白さも,このソフトで体験できます。
赤い点は,ご覧のように円の形に配置されています。
円に内接する三角形は,ある不思議な現象を起こします。
一つの辺が直径になると,一つの角の大きさがちょうど90度(直角)になります。
90度の頂点を動かしてみると,それが何となくつかめます。
こういう算数・数学的面白さも付いてきますが,もっと肝心なことは,
「正三角形」「二等辺三角形」 に焦点を当てることです。
その工夫をこれから少し加えていきます。
完成までは,まだ,少し時間がかかりそうですが,ご期待下さい!
とっても面白い学習教具です。
使い方は,とっても簡単。
まず,カードを上から入れます。
写真では,「三重県」のカードです。
このカードをボックスの中に落とします。
すると,あら不思議。
「伊勢エビ」カードになって出てきます。
でも,子ども達の答えを聞いて,それが違っていたら,「三重県」のまま出てきます。
その仕掛けは・・・・
ボックスの中をのぞくと,「ははあん,なるほど!」となります。
この仕掛けを子ども達も直ぐに見抜きます。
すると・・・・
「先生!僕もカード作っていいですか!」
「あたしも勉強用のカードを作りたいです!」
「僕は,算数で作りたいです!」
「わたしは英語!」
どうしてでしょう。
ブラックボックスで,自分も問題を出したいからです。若い頃,数学の関数の学習に役立つということで,これを使ったことがあります。
非常に盛り上がりました。
しかし,自分で作ろうとすると,なかなか大変で,うまく作れませんでした。作るのが大変なブラックボックスが,
なんと,私でも3分で作れました。
もちろん,組み立て説明書を見て作りました。
教室に1台,欲しい学習教具です。
「関西虎の穴 横浜セミナー」で
藤本浩行先生の『みんな夢中になる わくわく☆ブラックボックス』が初売りとなりました。
2012年1月14日。この日が初売り記念日です。
会場で実物を見ました。
大きくて,しっかりとした作りで,立派でした!
この初売りブラックボックスを,
藤本先生自ら,先生方の前で組み立て実演されました。
サイズが大型なので,会場の一番後ろからでも,問題なくはっきり見えます。
大型なので,B4の紙も使えます。
このサイズなら,自作のカードも簡単に作れます。
実際にやって見せてくれ,カードへの工夫も披露してくれました。
これまでのブラックボックスのカードは1枚ペラです。
1枚の裏表に言葉などを書くので,掲示物としては使えません。
ところが,藤本先生は,「2つ折りカード」を考案しました。
ブラックボックスで楽しんだ後,二つ折りを開きます。
すると,2つの言葉,両方が見えるので,
黒板などに掲示して使えます。
これは,画期的な発想です。
そのお値段ですが,これがリーズナブル。
定価は破格の2500円(税別)。
立派な専用学習カードがどっさり付いています。
その上さらに,実践事例集の冊子もついています。
これだけ入って,2500円ですから,かなりのお買い得です。
嬉しいのは,ブラックボックスのメーリングリストができることです。
また,webにもサイトができます。
サイトにはオリジナルカードがアップされるそうです。
セミナー会場に持ち込んだ30セットが完売しました。
藤本先生のお友達の先生はもとより,初めて参加された先生も
どんどんお買い求めくださっていました。
さい先の良い記念日になりました。
『源氏物語』をなんとか読み終えました。
ただ,目を通しただけ,という感じでもあります。
なにしろ,読んでいるとボーッとしてきて,
何が何だか,よく分からないのです。
ようやく,何かしら分かってきたのは,終盤でした。
目と頭が源氏物語に慣れるのに,十日もかかったことになります。
そんな読み方をしていても,
ところどころ,やっぱり面白いところがあり,勉強になりました。
当時の偉い人が移動するときには,先払いがいたのです。
江戸時代でしたら,「下にー,下にー」と言っていたあの人です。
その声も時と場合によって,変えていました。
これは,なかなか面白いと感じたところです。
船旅の最中に涙を流すのは,不吉とされていました。
水の上で水ですから,分かるような気がしました。
驚いたのは,この頃,すでに火の用心の夜回りが行われていたことです。
火事は江戸の花ですが,そもそも燃えやすい建材で家が造られているので,
昔から火の始末には気を配っていたことになります。
現代語訳でない本を買って,どういう言葉を言っていたのか,
調べてみたい気持ちにもなっています。
----
不思議と感じたのは,
数がほとんど出てこないことです。
部屋がいくつあるとか,何枚の重ね着をしているとか・・・
年齢がたまに出てくるぐらいで,
紫式部にとって,数は関心所では無かったようです。
ちょっと残念な思いです。