Monthly Archives: 1月 2012

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3年の算数 「三角形」のソフトが完成間近!

3年生の「三角形」のソフトが1つ,ほご仕上がりました。
この先は,入念に点検をして,それから「もっと!算数」サイトにアップします。

主な機能を御紹介します。
(1) 三角形の頂点をドラッグすると,三角形の形を変形できる。
(2) できた三角形の形が「正方形」「二等辺三角形」「不等辺三角形」のどれであるかがすぐに分かる
(3) 黄緑の円の数を,4~24の範囲で変更できる(偶数個)

このような機能があるので,子ども達もかなり良い感じになると予想できます。

二等辺三角形・正三角形の意味を自分なりに把握できます。
黄緑の円の数が,その把握(理解)の決め手になります。
非常に算数的な理解ができます。

ありがたいのは,三角形をどんどん作れることです。
いろいろな形があり,その中の特別な形として,二等辺三角形や正三角形があることをとらえることができます。

さらに,二等辺三角形には,とんがった形もあれば,平べったいのもあることが分かります。

種類をたくさん作れるソフトは,最も大切な「算数的体験」を子ども達に経験させることができます。
良いソフトになったと思っています。
アップされましたら,どうぞ御活用ください。

3年生の算数,「三角形」のソフトを開発中です!

順調に開発が進んでいます。

今日は辺の長さが等しくなったら,赤に変わるプログラムを組みました。

このプログラムを作りにあたり,三平方の定理を使いました。
良い感じで進んでいくと思ったのですが,なかなかどうして。
コンピュータが計算すると,細かい数値まで計算してしまいます。
どんな数値が出ているかをチェックしたら,
正三角形になっていても,長さが微妙に違う数字になっていました。
これはどういう事なのかと,原因を考えましたが,
どうも,そういう点検をしても意味がないことがわかり,
ちょっと,工夫をして辺の長さの確認ができるようにしました。

色が付く機能により,「二等辺三角形」「正三角形」の確認が簡単にできるようになります。
なぜ,色が付くのか。
その理由を子ども達は自然と考え始めます。
そうして,黄緑円の数を使ってきまりを見いだしていきます。
数で確認することになるので,これは優れて算数的です。
良い感じです。

この先,もう少し作り込んで行く予定です。
作り込みの1つは,黄緑の円の数を変えられるようにします。
基本は偶数個です。偶数個の場合に直径が発生するからです。
4~24個の偶数個に変更できるように作り込めたら,まずは良いかなと思っています。
ただ,ちょっと困難な場面が想定されているので,これを作り込むかどうか,ちょっと思案もしています。
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3年の「三角形」のソフトを開発中!

3年生の「三角形」のソフトを1つ開発中です。

時計の文字盤のように赤い点が並んでいます。
そこに三角形がセットされています。

さて,この先,マウスで何ができるのでしょうか。

そうです。
三角形の頂点をドラッグすることで,三角形の形を変えることができます。

頂点は12カ所あるので,その12カ所に頂点を移動できます。
正三角形
二等辺三角形
不等辺三角形
を簡単に作り出すことができます。

ちょっとした算数的工夫も加えてあります。
三角形の中を透けるように作りました。
透けているので,なんとなく4年で習う角の雰囲気
が漂ってきます。

数学的な面白さも,このソフトで体験できます。
赤い点は,ご覧のように円の形に配置されています。
円に内接する三角形は,ある不思議な現象を起こします。
一つの辺が直径になると,一つの角の大きさがちょうど90度(直角)になります。
90度の頂点を動かしてみると,それが何となくつかめます。

こういう算数・数学的面白さも付いてきますが,もっと肝心なことは,
「正三角形」「二等辺三角形」 に焦点を当てることです。
その工夫をこれから少し加えていきます。
完成までは,まだ,少し時間がかかりそうですが,ご期待下さい!

『みんな夢中になる わくわく☆ブラックボックス』の写真!

『みんな夢中になる わくわく☆ブラックボックス』

とっても面白い学習教具です。

使い方は,とっても簡単。
まず,カードを上から入れます。
写真では,「三重県」のカードです。
このカードをボックスの中に落とします。
すると,あら不思議。
「伊勢エビ」カードになって出てきます。

でも,子ども達の答えを聞いて,それが違っていたら,「三重県」のまま出てきます。

その仕掛けは・・・・

ボックスの中をのぞくと,「ははあん,なるほど!」となります。

この仕掛けを子ども達も直ぐに見抜きます。
すると・・・・
「先生!僕もカード作っていいですか!」
「あたしも勉強用のカードを作りたいです!」
「僕は,算数で作りたいです!」
「わたしは英語!」

子ども達がどんどん燃えてきます。
どうしてでしょう。
ブラックボックスで,自分も問題を出したいからです。若い頃,数学の関数の学習に役立つということで,これを使ったことがあります。
非常に盛り上がりました。
しかし,自分で作ろうとすると,なかなか大変で,うまく作れませんでした。作るのが大変なブラックボックスが,
なんと,私でも3分で作れました。
もちろん,組み立て説明書を見て作りました。
教室に1台,欲しい学習教具です。

『みんな夢中になる わくわく☆ブラックボックス』初売り記念日!

「関西虎の穴 横浜セミナー」で
藤本浩行先生の『みんな夢中になる わくわく☆ブラックボックス』が初売りとなりました。
2012年1月14日。この日が初売り記念日です。

会場で実物を見ました。
大きくて,しっかりとした作りで,立派でした!
この初売りブラックボックスを,
藤本先生自ら,先生方の前で組み立て実演されました。

サイズが大型なので,会場の一番後ろからでも,問題なくはっきり見えます。
大型なので,B4の紙も使えます。
このサイズなら,自作のカードも簡単に作れます。

実際にやって見せてくれ,カードへの工夫も披露してくれました。
これまでのブラックボックスのカードは1枚ペラです。
1枚の裏表に言葉などを書くので,掲示物としては使えません。
ところが,藤本先生は,「2つ折りカード」を考案しました。
ブラックボックスで楽しんだ後,二つ折りを開きます。
すると,2つの言葉,両方が見えるので,
黒板などに掲示して使えます。
これは,画期的な発想です。

そのお値段ですが,これがリーズナブル。
定価は破格の2500円(税別)。
立派な専用学習カードがどっさり付いています。
その上さらに,実践事例集の冊子もついています。
これだけ入って,2500円ですから,かなりのお買い得です。

嬉しいのは,ブラックボックスのメーリングリストができることです。
また,webにもサイトができます。
サイトにはオリジナルカードがアップされるそうです。

セミナー会場に持ち込んだ30セットが完売しました。
藤本先生のお友達の先生はもとより,初めて参加された先生も
どんどんお買い求めくださっていました。
さい先の良い記念日になりました。

『源氏物語』を読み終えました

『源氏物語』をなんとか読み終えました。
ただ,目を通しただけ,という感じでもあります。
なにしろ,読んでいるとボーッとしてきて,
何が何だか,よく分からないのです。
ようやく,何かしら分かってきたのは,終盤でした。
目と頭が源氏物語に慣れるのに,十日もかかったことになります。

そんな読み方をしていても,
ところどころ,やっぱり面白いところがあり,勉強になりました。

当時の偉い人が移動するときには,先払いがいたのです。
江戸時代でしたら,「下にー,下にー」と言っていたあの人です。
その声も時と場合によって,変えていました。
これは,なかなか面白いと感じたところです。

船旅の最中に涙を流すのは,不吉とされていました。
水の上で水ですから,分かるような気がしました。

驚いたのは,この頃,すでに火の用心の夜回りが行われていたことです。
火事は江戸の花ですが,そもそも燃えやすい建材で家が造られているので,
昔から火の始末には気を配っていたことになります。
現代語訳でない本を買って,どういう言葉を言っていたのか,
調べてみたい気持ちにもなっています。
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不思議と感じたのは,
数がほとんど出てこないことです。
部屋がいくつあるとか,何枚の重ね着をしているとか・・・
年齢がたまに出てくるぐらいで,
紫式部にとって,数は関心所では無かったようです。
ちょっと残念な思いです。