Monthly Archives: 5月 2012

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4年の「直方体と立方体」のソフト/平行な面

4年生の単元に,「直方体と立方体」があります。

この単元で「面の平行」を学習します。
たとえば,「う」の面と平行な面はどれなのかを考えさせる学習です。

でも,この学習場面。ちょっと辛いところがあります。
面の番号を言われても,どれなのか・・・となる子がいることです。

そこで,ちょっとプログラムを書き加えて,面に色を付けるボタンを取り付けました。
立体の下にある「あ~か」のボタンが色つけボタンです。
「色つけボタン」をクリックすると,その面に色が付きます
どの面が,今問題になっているのか。それがスッと分かりますね。

慣れた来たら,色を付けるボタンを使わずに,問題欄にある「面あ~面か」までのボタンで答えるようにします。
正しく答えられれば,「丸」がつくので,なかなか良い感じ勉強ができます。です。

問題を出すとき,「あ~か」のどれかを選べるようになっています。[桜]スライダーを左右に動かすだけで,問題を切り替えることができます。
これも,なかなかグッドになっています。
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「逃げるが勝ち」と言う諺がありますが,算数の場合は,「見せるが勝ち」です。
4年を担当されている先生,ソフトが完成したら,是非,使ってみてください。

4年生の「展開図」と「見取り図」のソフト

4年生の「直方体と立方体」のソフトです。

「立体」と「展開図」の2部構成になっています。

ご覧の通り,立体の頂点にうっすらとボタンが付いています。「寸法変更ボタン」です。
これをドラッグすると,立体のサイズが変わります。
同時に,展開図のサイズも変わるように作っています。

[桜]スライダーは,立体の面の色が薄くなる仕掛けです。
薄くなると,隠れいている辺が見えてきます。
「見取り図」になるわけです。

面白いのは,寸法変更ボタンを動かしながら,展開図の方をみることです。
どの辺とどの辺が動き出すか,それを考えてみるのが,面白いのです。
例えば,今,画像では高さが「4」ですよね。
これを「5」にしたら,展開図のどこが動くのでしょう。

そんなことを考えさせる授業もできますね。
「立体図」と「展開図」のつながりを考えさせる勉強になります。
これはちょっと高度な勉強となりますが,このソフトを使うと,楽しく学べます。
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このソフトには,もう少し加えたいことがあるので,それを明日作り込んでみようと思っています。

5年の「立体」のソフト

立体の中の「角柱」のソフトが,ようやくほぼ完成と言うところまで進みました。
非常にシンプルですが,なかなか良い感じです。

スライダーは5本!
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1)角数が増減する。
2)横幅が伸縮する。
3)高さが伸縮する。
4)傾きが変わる。
5)側面・底面が透明になる。
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どれもこれも,楽しいです。

とくに,学習として有益性が高いのは,「角数の増減」と「側面・底面の透明化」でしょう。
見えていないところの辺が,どんな風になっているのか,かなりわかりやすくなります。

向こうが透ける所を見せることができるので,これを使ってちょっとした楽しい時間を演出できます。

スライダーを動かすと,少し向こう側の辺が見えてきます。
この時,「ああ,そうなっていのか」と,ちょっと強めに驚くようにしてみましょう。
完全に透明にしたり,半透明にしたり,見えなくしたり・・・
少し楽しんだら,すでに教卓に並んでいるはずの立体模型の角柱に目を向けます。
「やや!裏側の辺が見える! 先生には,見える!」と,ちょいマジ顔で言ってみましょう。
その気になって,見えると言い出す子が出てきます。

現実には透視できないことは,誰しもが承知しています。しかし,向こう側がどうなっているのか,すっかり頭で分かってしまうと,頭の中で見通すことができます。
それを楽しむのです。
もし,見取り図の学習がこの後につながっていたら,好都合となりますね。

このソフトには,遊び心もちょっといれてあります。
画数のスライダーを右にいっぱいにすると,10で止まるように作ってあります。
十角形になると,脇に「もっと見る」ボタンが登場します。
“見たい! ”という気持ちがググッと高まってきます。
きっと,目から「見せて光線」が飛び出してくることでしょう。

完成したら,「もっと!算数」サイトにアップする予定です。

 

立体のソフトを作っています

立体のソフト開発を楽しんでいます。
立体は,立体模型などを使って授業をするのが一番と思っていましたが,ソフトも併用したいという先生が増えています。
きっと,「模型にはない面白さ,わかりやすさがソフトにある」「それを子ども達に見せたい!」と感じてくださっているのだと思います。
そう思うと,ソフト開発にも力が入ります。

このソフト,まだ開発途中なのですが,気張ってたくさんスライダーを付けています。
もう1本増やす予定でいます。
ソフトに慣れた教室なら,「先生,そこ僕にやらせてください」と申し出る子もいるでしょうね。
そうしたら,「動かすとどうなると思う?」と予想させたくなります。

そんな楽しいことを思っていたのですが,今日はちょっと苦戦しました。
「側面に色を付ける」という,たったこれだけのことでプログラムが思うに任せず,4時間も難航しました。
なにしろ,この立体,底面の画数をスライダーで変えることができます。それに伴い,側面の数も変わります。それに対応して色を塗ります。
ちょっと,気が遠くなりそうですが,プログラムの方法はすんなり浮かんできました。
しかし,実際に作ってみると,なぜか「動かすと暴走」の繰り返しでした。3時間も!
房総半島に住んでいるとこうなるのかと,一人で笑いました。

それでも,考えて試して,考えて試して・・・と繰り返している内に,スカッと解決策がでてきます。
今回は,繰り返しの命令の中にミスがありました。わずか3文字のミスです。
それを修正して,ようやく暴走が収まり,側面の色付けに成功しました。

ここまで来れば,あとは簡単です。
楽しんで作り込みたいと思っています。