Monthly Archives: 5月 2013

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Director 12 日本語版がでました!

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ついに出ました。Director 12の日本語版!
左の画像が,v12の画面です。11.5の時と,そっくり同じです。

左端は「ステージ」です。動きが見えるところです。演劇で言えば,お客様に見える舞台です。

隣は,「キャスト」。小さなマスに,ステージに登場している画像や,それを動かすエンジンなどを入れと置くところです。演劇で言えば,袖のようなところです。

その隣が「スクリプト」。ここにプログラムをどんどん書いていきます。シートのようになるので,スクリプトを複数起動して,作業を進めます。

紫のラインが見えるのが,「スコア」です。野球のスコアと同じで,左から右に流れていてきます。
でも,流していくようなアニメ的な作り方をすると,複雑なソフトが作れません。同じスコアにいる状態で,いろいろな動きを創り出します。

さて,今回のバージョンアップですが,購入方法が増えていました。

アップグレード版 42000円
サブスクリプション版
1年更新 1年26400円
1月更新 1月3200円

購入方法が複数になっていますが,私はいつものようにアップグレード版で購入しました。
もちろん,ダウンロード版です。

使ってみると,ほとんど「11.5」と同じです。
特に,「嬉しい!」という所はありません。
でも,マック版はiosに対応しているので,もう,それで充分です。

winで作って,マック版で微修正。それからiosへ。
何ヶ月かしたら,こんな流れでソフト開発をしているのだろうなと思います。
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※「第2回 奇跡の算数セミナー」を7月27日(土)に開催の方向で検討中です。

6年生の逆数のソフト

8665_4006年生の逆数のソフトです。
完成には,ちょっと道のりがありますが,「整数編」がいい感じで進んでいます。

カードが4枚あるので,パッと見たとき,「どれとどれだ?」という気持ちになるのですが,2問,3問とやると,その決まりに気が付きます。
「整数と分母に着目すればいいのだ!」と,誰でもわかってきます。

「自分で決まりがわかる」というのは,算数の思考で最も大切にすべきところです。「理解」の根源です。
なにしろ,算数は関係の世界でできています。この関係というのは,物を見ていても見える世界ではありません。事例を複数知ることで,頭の中に構築されてくるものなのです。

「関係の把握(理解)」には,あらく3タイプあります。
タイプ1(レベル1) 丸暗記
タイプ2(レベル2) わけを教わる
タイプ3(レベル3) 自分で創り出す

丸暗記は理屈(納得)は後からでいいという形になります。
わけを教わるのは,考えてもわからない場合によく行われれます。あらかじめ考えているので,納得感がでます。
自分で創り出すは,複数事例を見ることで,自然にわき上がってきます。

どれが良いかは,時と場合によりますが,PCの発達でタイプ3も選べるようになったことが,今の時代です。
明治以来続いていたタイプ2までの教育が,誰でもタイプ3までいけるようになったのですから,良い時代になったと言えます。

早めに完成させたいと思います。

6年の逆数のソフト,1本目を修正!

8666_4006年生の逆数のソフトです。
「算数・数学好きを増やす会」のMLに,試作品をアップしたら,いろいろとアドバイスを戴くことができました。

約分して確認をする機能もついています。
その際,「落花生で!」でとアドバイスをくれたのが藤本先生です。
算数に生き物はフィットします。算数は淡泊な教科なので,生き物が出てくると,そこが急速に暖かくなります。
画面を見ても,ちょっとホッとしますよね。
若い頃は,こういう仕掛けを,「算数の擬人化」と呼んでいました。

山中先生からは,「シンプル・イズ・ベスト」というソフト作りの基本をアドバイスいただき,桃太郎道場を大幅に作り直しました。

MLの皆さんとコラボしながら,ソフトが開発できることが,とてもありがたいです。
特に,「落花生」のような,現場からしか出てこない発想は,嬉しい限りです。

このソフトは「分数バージョン」です。
この先,もう1本「整数・小数バージョン」を作って,完成としたいと思っています。

6年生の分数のかけ算・わり算の「逆数」のソフト

8667_4006年生で学ぶ「逆数」のソフトです。
このソフトには,メイン画面にプラスして,「桃太郎道場」をつけました。

今回の桃道場は,画面が2画面もあります。
その2画面目が右の画像です。

クリックすると,問題の分数が変わります。クリックする度に数字が変わるので,何問も立て続けに出題することができます。

でっかく「逆数」と書いてあるメクリがあります。これをクリックすると,答えである逆数が出てきます。
逆数について,しっかり学んだ後に,反復トックンという感じで使うことができます。
逆数自体はとっても簡単なので,誰でもサッサか答えられるようになると思っています。

算数では,「理解」したことを「定着」させる必要があります。
「理解」が頭での納得なのに対し,「定着」は体に焼き付ける感じです。反射神経に焼き付けると言っても良いと思います。
ここが不完全だと,反応がまったりしたタイプになります。
理解したことが「保存」はされているけど,それを引き出すのにちょっともたつくという感じです。
そんなことが無いように,理解と練習をソフトに盛り込みました。

この後,整数の逆数,小数の逆数のソフトも作る予定でいます。
上手く作れると,よいのですが・・・。

6年の「逆数」のソフトを開発開始!

8668_4005月18日(土)の「島根県教育センター教育研究発表会」に参加することになりました。ブース会場で算数ソフトの紹介してきます。
そのことをフェイスブックでお知らせしたら,友達の飯國先生が歓迎会を開いてくれることになりました。嬉しい限りです。
そうしたら,島根の広山先生も合流してくださることになりました。嬉しいことが続きます。

ラインズの高田さんとも,会場でお会いできることも分かりました。ですので,当日も楽しく過ごせます。ありがたいです。

「島根県教育センター教育研究発表会」ですが,特別講演があります。話し手は,あの坪田耕三先生です。島根で坪田先生のお話を拝聴できるかもしれません。そうなったら,一生懸命に聴こうと思います。

話は変わりまして,右のソフトです。
これは,6年生の「逆数」のソフトです。
分数カードをドラッグドロップして,答えが1になる計算式を作るソフトです。
ご覧の通り,まだまだ作り途中です。それも,序盤です。
これから,いろいろと機能をたしていきます。
何とか作り上げて,もっと算数にアップし,6年生の子ども達に使ってもらえたらと思っています。

このソフトを作るきっかけになったのは,藤本先生のメールからです。
カードを実際に作って,それでゲーム感覚に授業を進めていくと伺いました。
ゲームは,子ども達がその内容に心を惹きつけられます。
すると,楽しみながら,自然に「コツ」をつかんでいきます。
その「コツ」が,この場合だと,「逆数の見つけ方」となります。
こういう自分で算数的思考の何かに気付くゲームは,質が高いと思っています。

かけ算・わり算の線分図のソフト

8669_400かけ算・わり算の線分図のソフトです。
まだまだ,開発途上です。

何を目的としているソフトかというと,線分図さえ正しく書ければ,その先の計算をどうやったらいいかは,特定のパターンで行えば良いということを学ぶソフトです。
学校でキチンと取り組む思考方法とちょっと違うので,好き嫌いが出ると思います。
しかしながら,この解き方は三数法というちょっと古い時代に真面目に皆さんが使っていた方法なので,あながち悪い方法ではありません。ある種,古典的なやり方です。

どういう風に計算をするかは,式を見ている内に気がつきます。
「斜めにかけて,残った数字で割る」
つまり,「7×5÷1」と行えばいいのです。
分からない数がどこにあっても,いつでもこの形になります。
右の場面では,残った数字が1なので,÷1はやる必要がないので,「7×5」で求められます。

どうして,「斜めにかけて,残った数字で割る」で求められるのかと,理由を考えると意識が飛びそうになります。
説明するには,座標を使わないとわかりにくいです。
ですので,そういうことは考えずに,数直線上に配置された4つの数字「1,7,5,?」の間に成り立っている数のきまりを元に,計算をしているのだと,理解します。

このレッスンをするだけでも,かけ算・わり算の文章問題への抵抗感はかなり小さくなります。
線分図さえ書ければ,確実に答えが出せると分かるからです。
慣れれば,線分図すらいらなくなります。ただ,2組の数字を書いて「斜めにかけて,残りを割る」を実行すればいいのです。

余談になりますが,この「1,7,5,?」は,文章にすると「1のとき7,では,5のときは?」というパズル感覚になります。
これにかけ算の意味を肉付けすると,文章問題になります。「1箱に7個ずつ,5箱では?」となります。

普通に考えた場合,単位量が出ていて,順思考の位置に?がある問題は,簡単に感じます。
逆思考になり,単位量の「1」が示されず,2や5になると,かなり難しいと感じます。
その難しさが,ウソのように消えていくのが,三数法です。

完成したソフトを見た先生の中には,レベル2から初めて,1の出る特殊な場合を後からやった方がいいなと感じる方もいると思います。そういう,摩訶不思議な世界が三数法の世界です。
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このソフト,数字を操るだけなので,かなり簡単に作れると思っていたのですが,予想を超えて厳しい道のりになっています。
でも,楽しいのでコツコツ前進させていきます。