Monthly Archives: 8月 2013

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3本の毛

猿と人間を比べたら,猿は毛が3本足りないと言われています。
そういう話しをしたら,知らない先生も多くて,そのことに驚いたことがあります。

とはいう私も,その3本の毛が一体どういう意味なのか,記憶から飛んでいます。
確か「知恵」があったと・・・と,このぐらいぼんやりとしか,思い出せません。

一本目の毛は「見分け」です。(みわ毛)
見分けるチカラが猿はちょっと足りないのです。要するに,知恵ですね。

二本目の毛は「情け」です。(なさ毛)
電車の席に座っているときに,体調の悪そうな方が乗ってきたら,どうぞと席を譲るような寛い心ですね。

三本目の毛は「躾け」です。(しつ毛)
お辞儀をしてもらったら,私も返して,お互いにいい気分になるような礼儀ですね。

昔から,礼儀を忘れるようになると禽獣に近くなると言われていますが,知恵と情けと礼儀を意識するだけでも,人として向上できそうな気がしていきます。

明日は,愛媛県の宇和島です。
楽しく学んできます。

金曜日は宇和島です

今週の金曜日は,四国の愛媛,宇和島へ行ってきます。
そこで,算数の授業と作法のお話しをしてきます。
算数はソフトを使って授業をします。
私が教えると言うより,ソフトを見ながら学習が進むというような授業になります。
こういう授業が,近未来の授業と私は思っています。

作法の話しは,姿勢から始まります。
いつも,姿勢に力が入るので,姿勢の先生のように思ってくださる方もいます。
これは,ありがたいことです。
良い姿勢をしようとする先生方が増えていくからです。

私の友人関係で,姿勢が良いなと痛感するのは,城ヶ崎先生です。b8801
どの程度素晴らしいかというと,姿勢の話題になっても姿勢が変わらないほど素晴らしいのです。

「姿勢」と言われて,背筋をピンと伸ばすのは,普段の姿勢が悪いことを動作で示しているのです。
城ヶ崎先生は,普段からの姿勢が良いので,姿勢の話題になっても上体は変わりません。
こういう姿が板に付いている姿です。

思い出すのは,佐賀でお目にかかった同朋広瀬保育園の森山隆子園長先生です。
素晴らしかったです。
先日の道徳のチカラでも,素晴らしい先生がいました。
私の隣座っていた女性の先生です。

同僚の先生方や子ども達に,姿勢を感化できる先生が増えているようで,とても嬉しいです。

城ヶ崎先生とは,今月もコーヒーブレイクです。14日と決まりました。
算数の話しもしますが,道徳的な話しも多くなっています。
「静かな道徳」の研究をしているようにも感じています。
楽しみな一日です。

『失敗の本質』を読み始めました

b8555_300桃崎先生が講座で紹介してくれた『失敗の本質』です。桃崎先生は宇佐美先生に紹介していただいたと言っていました。

ノモンハン事件の所まで読んでみたのですが,この本,面白いです。

日本軍の兵は各戦闘で良く戦ったが,組織としての戦い方は失敗例が多い。

勝ち目のない戦況でも,日本軍のみが持つ無形的戦力(精神力)によって何とかなると楽観する。

こんなようなことが,綿密に書いてあり,なるほどと思ったり,反省したり。
具体的に記されていると,やっぱり説得力が大きいです。
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この本,文庫なのですが,400ページと分厚いです。
読み終えるには,かなり時間がかかりそうですが,最後まで読みたくなる中身なので,当面の読書は楽しみが膨らんでいます。

道徳のチカラに参加してきました

宇佐美寛先生とお話しが出来るかもしれないと思い,道徳のチカラのセミナーに参加してきました。
会場に入って,すぐに,宇佐美先生とお話しでき,大満足でした。
偶然,私の後ろが宇佐美先生でしたので,休み時間の度に,つたない話しかけをし,たっぷりと良いお話しを拝聴しました。

講座はやっぱり福山憲市先生が光りました。学級開きの心を育てる話しなのですが,どれもこれも秀逸です。
話に出てきたことを成し遂げようとするには,相当の根性が必要です。教え魂を鍛える方法を別途学ぶと少しは追いつけるかなと思うほど,凄い内容でした。名人は違いますね。

深澤先生の主張が朝日新聞に載ったので,その周辺の話しを聞けるかなと思ったのですが,内容は違っていたので,また,いつか聞いてみたいと思いました。

その深澤先生の後に,桃崎先生が『失敗の本質』から学び得たことを話してくれました。これが,実にいい話でした。
まだ読んでいないので,読んでみようと思います。
その後,宇佐美先生から,『バルチック艦隊』も良いと進められました。
日本海軍は当時最高のハイテク艦隊だったから,負ける要因がなかったそうです。
そういう所が伝わらず,美談が広がるので・・・・というお話しを頂戴し,こちらの本も読もうと思いました。
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懇親会では,注目をしている羽鳥悟先生とお話しが出来ました。
これから先が楽しみです。
若い飯村友和先生と松尾英明先生ともお話しが出来ました。未来が広がる話しを伺え,元気をいただきました。

道中,読んでいたのは,『「数」の日本史』です。よく調べ上げているとても詳しい1冊です。
まだ,途中までしか読んでいないのですが,十露盤(そろばん)の「十」をどうして「そ」と読むか,その理由がでていて,なるほどと思いました。
三十を「みそ」,四十を「よそ」と読む古来の数称から来ていたのです。
続きを楽しみながら,読んでいこうと思っています。

ディレクターのプログラムの話

8647_400私の作っているソフトは,ディレクターというソフトで作っているのですが,プログラムはスクリプトという枠の中にキー打ちして,書き込みます。

どう打ち込むかをいつも考えるのですが,これが実に優れた頭の体操になっています。

たとえば,10までのたし算です。
普通のたし算なら,2つの数をまず創り出すことをします。

n1 = random(9)
n2 = random(9)
ans = n1 + n2

これで,元の数,足す数,答えはでてきます。
random(9)というのは,1~9の中からランダムに1つだけ取り出すという命令です。

10までの数のたし算の場合,答えが10までですから,上のままではどうにもなりません。
合計が10までになるように,制限をつけます。

n1 = random(9)
n2 = random(10 – n1)
ans = n1 + n2

これで合計が10までの計算の元になる数が生成されます。
でも,この式だと,0+3など,0の計算ができません。
random(9)は,1から9なので,0は出したくても出てきません。
そこで,ちょっと発想を変えて,下のように書きます。

n1 = random(10) – 1

1~10からランダムに選ばれた数から,1を引きます。
これで,n1には,0が時々出るようになりました。

プログラムを習い始めた頃には,この0を出す数式にとっても驚きました。
まさに,目から鱗という感じでした。

こういうプログラムの工夫がいろいろな場面で出てきます。
私には,それがハイレベルの頭の体操となっています。
考え方がとにかく柔軟になります。
面白い世界です。
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1年生のたし算
2年生のひき算
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算数の始まりに,ちょこっと計算レッスンするには,重宝しそうですね。
ぜひ,ご利用ください。