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ディレクターのプログラムの話

8647_400私の作っているソフトは,ディレクターというソフトで作っているのですが,プログラムはスクリプトという枠の中にキー打ちして,書き込みます。

どう打ち込むかをいつも考えるのですが,これが実に優れた頭の体操になっています。

たとえば,10までのたし算です。
普通のたし算なら,2つの数をまず創り出すことをします。

n1 = random(9)
n2 = random(9)
ans = n1 + n2

これで,元の数,足す数,答えはでてきます。
random(9)というのは,1~9の中からランダムに1つだけ取り出すという命令です。

10までの数のたし算の場合,答えが10までですから,上のままではどうにもなりません。
合計が10までになるように,制限をつけます。

n1 = random(9)
n2 = random(10 – n1)
ans = n1 + n2

これで合計が10までの計算の元になる数が生成されます。
でも,この式だと,0+3など,0の計算ができません。
random(9)は,1から9なので,0は出したくても出てきません。
そこで,ちょっと発想を変えて,下のように書きます。

n1 = random(10) – 1

1~10からランダムに選ばれた数から,1を引きます。
これで,n1には,0が時々出るようになりました。

プログラムを習い始めた頃には,この0を出す数式にとっても驚きました。
まさに,目から鱗という感じでした。

こういうプログラムの工夫がいろいろな場面で出てきます。
私には,それがハイレベルの頭の体操となっています。
考え方がとにかく柔軟になります。
面白い世界です。
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1年生のたし算
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算数の始まりに,ちょこっと計算レッスンするには,重宝しそうですね。
ぜひ,ご利用ください。

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