Monthly Archives: 3月 2014

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山本正実先生の『学級担任の「多忙感」解消術』

b8441親友の山本正実先生の新刊『ゆとりを生み出す 学級担任の「多忙感」解消術』(小学館)が出ました。
タイトルにあるとおり,小学校現場の先生はとにかく忙しいです。
私も現役の頃は,あれこれと時短の工夫をしたものでした。
それをいっぺんに知ることが出来るので,この本はありがたい一冊になります。
たくさんの先生方に読んでいただきたいです。

読んで驚いたのは,パソコンやスマホなどを使った方法がたくさん載っていたことです。知っているかどうかで,時間の無駄遣いがどんどん減るのが,パソコンなどの特徴です。

初めてパソコンを使ったとき,文字を消すバックスペースを知らずにいました。半年ほどは,カーソルで戻って,そこから上書きをしていました。
こういうことがたくさんあるのがパソコンやスマホです。
この本の冒頭に「年間50時間以上のムダを省ける!?」とありましたが,中を読んで,「これだけ知っていれば,確かに言えている」と思いました。

b8451山本先生の著書は,これで2冊目です。
どうも,「可視化」「時短」が山本印になりそうですね。
自分の得意ジャンルが明確になると,未来がまた少し明るくなってきますね。

若梅保育園に「夢中で算数」が導入されました!

千葉市にある若梅保育園「夢中で算数」ソフトが導入されました。
小学校で大評判の「夢中で算数」が,いよいよ保育園でも使われます。
嬉しいです!!

なにしろ,入学前のお子さんにも,効果が大きいのです。
中嶋先生のお子さんは3桁のたし算・ひき算を暗算で出来るようになりました。
平野先生のお子さんは,時計を読めるようになりました。
「夢中で算数」は,入学前のお子さんの知的好奇心も,多いに刺激してくれています。
それを,若梅保育園で活用されます。
園の先生が使ってくださるのです。
どんな成果が上がるのでしょうか。とても楽しみです。

若梅保育園で,吉江園長先生と室田先生,山口先生とお話しをしました。
時計の話題になったので,時計を読めるようにするには,60までの数の学習が必要と話しました。
その時,吉江園長先生は,「時計は難しい!」と話されていました。
先生方も「デジタルは読めるけど・・・」とのことです。
そこで,時計のソフトをみんなでみました。
「短針→→長針→→2つの針」と,易から難へのステップになっているので,これなら分かりやすいとなりました。

また,吉江園長先生から,「位取りが難しい」とお話しがあったので,藁算のお話しをしました。
ソフトを使いながらも,日常でも位取りを使うようにすると,たし算・ひき算の筆算も理解しやすくなります。

算数の話で多いに盛り上がりました。
若梅保育園の子どもたちが,「夢中で算数」をどう感じてくれるか。
それも楽しみです。
そうそう,もしかしたら,実際の指導場面を見学させていただけるかもしれません。
嬉しい限りです。
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平井社長撮影の写真が,三省堂本店での野口先生の・・

4月3日(木)にジュンク堂本店で野口先生の御講演があります。
その翌月,5月17日(土)には,三省堂本店で野口先生の御講演があります。

今,三省堂本店での御講演のポスター作りが進行しています。
野口先生のお写真も載ります。
どんな写真にしたらいいか検討した結果,「やっぱり御講演中のお写真が良いだろう」ということになり,何枚も撮影しました。
でも・・・
どうにも,良い感じには撮れていません。
やっぱり,素人の撮影はどこか甘いのだと思います。

写真・映像といえば,大阪・かやの平井社長。
すぐに連絡をしました。
即,OKです。
平井社長が撮影した野口先生の素晴らしいお写真を使わせていただけることになりました。
写真付近に「写真撮影:平井良信(Kaya)」とクレジットが出る予定です。
ポスターが出来ましたら,そこもご覧になってください。

4月,5月と楽しみが続きますね。

入学前の算数ソフト

8524入学前の算数ソフトです。

指定された数だけ,おにぎりをクリックします。
クリックするだけで,自然と心の中で,「いち,に,さん」と数を唱えてしまいます。
これ,数とおにぎりの一対一対応です。
基本中の基本です。
良い学習になりますね。

今作っている一連の入学前のソフトは,算数の土台作りを念頭にして作っています。
ですので,算数的な力となるあれこれが少し多めに盛り込まれています。

このソフトの場合は,右側の赤いマスもその1つです。
ここには,おにぎりが並びます。
並ぶときにも,1対1対応の学習が出来ます。
対応した後を見ると,
「赤い線+おにぎり」となっています。
これが,
「数直線+具体物」の学習につながります。
単なる線でしなかい数直線に,実は具体物がひっついていると見なせる力が付いていきます。
数直線を,長さ,具体物,分離量,連続量と多面的に見ることが出来る方向へ少し近づけますね。

また,おにぎりが半透明になっています。
「大事な算数の基礎力が付いて欲しい!」と願って半透明にしています。
実際に操作してみると,小学校の先生ならすぐに分かります。
「あっ,これって,あれジャン!」とはピンと来ます。

そうそう,「タッチ」を片仮名にしました。
押さえでルビをつけました。
これは,島根の広山先生からのお声をいただいてこのようにしました。
広山先生,ありがとうございました。

大分の古城校長先生も,この入学前の算数ソフトにご注目くださっています。
兵庫の関田先生は,御子息の王子様に使ってみてくださいます。
岡山の新納先生からは,グッと来るアドバイスを戴いています。
兵庫の松田先生からは,特別支援の教育にも有効とお言葉を頂きました。
皆さんと力を合わせて,子ども達の算数力を少しずつ高めていきたいです!!

入学前の算数ソフト

チーム算数の開催日が決まりました。
4月5日(土)です。
場所はいつものジョナサン。時間は午後2時からです。
城ケ崎先生の話を伺うことができます。楽しみです。
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8525数の順番のソフトです。
範囲は,1~5です。
並び方は1ずつ増えるタイプです。
ですので,誰がやってもできそうなほど,易しい算数です。

易しいのですが,ある程度の学習を積んでいないと,やっぱりわかりません。
2より1つ多いのが3。
3より1つ多いのが4。
こういうことが頭に入っている子は,このソフトも楽しくすいすいできるようになります。

こういう数だけの問題を見て,2問3問と連続して間違える子は,数の裏に隠されている量の感覚がわからないのです。
無理に覚え込ませようとしないで,ちょっと落ち着いて,量と数を一致させる勉強をすればいいのです。
このソフトもすいすいできるようになります。

このソフトは,まだ作り途中です。
単純ですが,なかなか面白いです。
入学前の子もきっと楽しく取り組んでくれると思います。

入学前の算数ソフト

8526入学前の子にも,算数の基礎力をしっかり付けて欲しいと願っています。

これは,「同じ・違う」を識別するソフトです。
識別なんて言うと,あれこれ考えてしまいそうですね。
例えば,向きが違うとか,位置が違うとか,固まっている・散らばっている等々。
視点をいろいろと持つことで多様な識別が成立します。

複数の視点が出てくるのは,右のような画面を1つだけ見ているからです。
==1事例は思考を想像的にする==
ですので,何でも良いから思いついたことを言わせたいなら,1つだけ事例を見せるようにします。これがコツです。
想像的な意見がたくさん出ても,算数の力はあまりつきません。
下手な考え休むに似たり,となります。

何かしら一定のきまりで識別されていることを把握すること。
それには,2問,3問とやってみることです。
複数行うことで,そこに共通するきまりを見いだせるようになります。
こうやってきまりを見つけることが,算数を学ぶ上での必要な力なのです。
そこを意識して,何回かクリックしている内に,どうも,「数」で識別されていると認識されるように,作ってあります。
数に着目して,同じ数ずつ3つ出てきて,1つだけいつも違う数になっていると分かれば,グッドです。

「同じ数ずつ3つある」
この見方が,算数的なのです。
そこに違う数があり,これがアンバランスになっていると感じられると,それはかけ算の素養となります。

これだけでも,算数の勉強としてとても良いのですが,さらに,おまけでもう一つ,いい勉強が出来るようになっています。
算数らしい良さが多めに入ったソフトになりそうです。
とても嬉しいです。