Author Archives: 横山験也

日本中の子どもたちが,算数・数学好きになりますようと願って,日々,活動をしています。
・教育ソフト開発研究所 所長
・さくら社 代表取締役

「道徳に作法を!」が好評!

東京の丸ビルで,ちょっとリッチに打ち合わせ。
内容は,算数ソフトの今後の展開における傾向と対策。
近未来のあり得る姿,十分に気をつけておくこと等,
自分では気がつかない内容で,とても勉強になりました。
各方面のプロが集まると,質が非常に高くなると,痛感しました。

翌日は,実感道徳研究会の全国大会。
「道徳教育に作法を!」でお話をしてきました。
なかなか評判が良く,3月に佐賀県で講演して欲しいと頼まれました。
次の次の相模原でも!と熱いお言葉をいただきました。
全国大会の最後は,野口先生の御講演です。
驚きました。すごいです。

算数ソフト,非常に高い水準での成果が続々と届いています。
そのことも,実道研全国大会の懇親会で話題になりました。
そこで,来年度の4月か5月頃に,
「算数ソフト活用セミナーin東京」を東京の水道橋で開催しようと思っています。
まずは,大成果を挙げている関東近辺の先生にお話をいただこうと思っています。
もちろん,私もコメントを入れます。
これが良い感じ進めば,全国展開を進めたいと思います。

 

 

5年,仮平均を全員がクリア!

5年生で「平均」を学習します。
その中に,ハイクラスの勉強として,「仮平均」が登場します。
ここは理解がなかなか難しいところです。

ところが,そこを「算数数学好きを増やす会」の奥田吉彦先生が,全員理解・全員クリアを実現しました!
嬉しい限りです。

奥田先生からいただいたメールを御紹介します。
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5年算数 平均を工夫して求める授業で
「子どもが夢中で手を挙げる算数の授業 小学5年生」
を使ってみました。
「仮の平均を変更したら、どうなるのか?」
と子どもから、質問がありました。
「操作してみましょう。」
児童が操作すると、
「うわー」
という反応。
このソフトはすごい。
※奥田先生のHP 
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ソフト画面の右端に鉛筆ボタンがあります。
これを上下にドラッグすると,仮の平均の位置を変更できます。
仮平均を変更すると同時に,数値も変化します。
その変化を見ることで,子ども達は仮平均のきまりをどんどん理解していきます。
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授業では、このソフトをテレビ画面に映しだし、
教科書の問題をする。
わからなくなったら、テレビ画面を見て考える。
すると、教科書の問題1ページを終え、
更に、算数のドリルを半ページをクリア。

全員が正解-すごい。

児童も笑顔。教師も笑顔。
元気になりました。 --- 
算数は理解が一番大事です。
理解しやすくした見せ方で,算数を子ども達に見せることです。

理解の原理は
1)図・数・式の同時認識
2)3事例の連続提示 デカルト方式」です。
算数ソフトを使って授業をすると,この「デカルト方式」が自動的に満たされていきます。
ですので,「先生の腕」+「優れた教材」=「わかる・できる・楽しい授業」となるのです。

奥田先生のクラスのように,ハイレベルの「仮平均」も全員が正解となる教室が全国に広まって欲しいです。 
授業の創意工夫という面でも,奥田先生の指導は秀逸です。
これから先も,注目をしていきたいと思っています。

三角定規の穴

三角定規に穴が空いています。
この穴,一体なんのために空いているのでしょう。

答えは,とっても簡単です。
定規で直線を引くときに,ズルッとしないようにするための配慮として空いているのです。

これでは,よく分かりませんね。
定規で線を引くとき,定規がずれると,直線がズルッとなってしまいます。
それを防ぐために,この穴に,どれかの指が入るようにして定規を押さえます。
すると,紙と定規を同時に押さえることができるので,ズルッとしにくくなるのです。

定規で直線を引くときの定規の押さえ方の基本は,次の3つです。

1) 紙を押さえる
2) 定規を押さえる
3) 紙と定規を同時に押さえる

この(3)を簡単にできるようにしたのが,三角定規の穴なのです。
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では,普通の定規には穴がありません。
30cmの竹尺や,20cmぐらいのプラスチックの定規には,三角定規のような穴が空いていません。
なぜ,でしょう。
定規を押さえるとき,自然に,定規からはみ出す指があるからです。
はみ出す指で定規と紙を同時に押さえられるので,特に穴が無くても大丈夫なのです。
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「紙と定規を同時に押さえる」
この1点の指導をするのに,三角定規がうってつけなのです。
何しろ,この穴,鉛筆を入れてクルクル回すためにあるとも思えてしまう,楽しい穴だからです。

算数ソフトを使うクラスはすごい事が始まっている

算数ソフトを使っている新納先生からfacebookで教えていただきました。
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先日,「元気になるCD(現在の『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』です)」で平行四辺形,垂直の授業。
すると,どこからとなく「よーーーー」の男の子の声。
「先生,休み時間もやりたい。」と女の子の声。
無線のマウスを使うと,子どもたちが大喜び。
「昼休みもしたい。」コールが。
わがクラスではかかせないツールになっています。
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驚くのは,これだけではありません。
「無線マウス」+「算数ソフト」=「こちらの指示に気持ち悪いぐらい素直になります」
状態になるのです。

その昔,先生は「先生様」と呼ばれていて,子ども達は先生のお話を素直に聞いていました。
先生は大変に偉かったのです。また,先生はとても尊い仕事をされていたのです。
あの美しい師弟関係が,今,新しいデジタル教育の時代に復活してきています。
生徒が先生を慕いつつ,どんどん勉強を進めていく教室。
それが始まっているのだと感じてます。
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藤本先生からは「算数数学好きを増やす会」のメーリングリストで教えていただきました。

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「三角柱、四角柱の体積の公式が、うまく子どもたちに伝わりにくい」

「もっと算数」の5年体積「S509」の算数ソフトが、効果的です。
1のボタン:直方体の箱を縦に積み上げて行くもの「↑」「↓」
2のボタン:直方体の箱を横に積み上げて行くもの「→」「←」
(横を底面として、イメージすると)
本来なら、5年生で使用する算数ソフトですが、6年生の子どもたちから、歓声
があがりました。
矢印ボタンを使って、底面積のもとになる体積が積み上がっているということを
見事にイメージさせる
ことができました。
「公式の意味がわかりましたか?」と問うと、もちろん、全員が「わかった!」
と元気に挙手してくれました。
うれしいです。
そして、横山先生に感謝の気持ちで一杯です。
担任の先生にも、「なるほど!」と絶賛されました。
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5年の立体のソフトが,6年の体積の学習で役に立ったのです。
まさに,「スパイラル算数」ですね。
体積の基本的な仕組みをみることが,理解を助けたのでしょう。
とても,嬉しいことです。

6年生の子が算数ソフトを見て歓声を上げてくれたこと。
感動です!

 

 

鍛える国語教室に参加しました

花巻の鍛える国語教室に参加してきました。
主催された照井校長先生の企画が実に良かったです。
特に,ミニ講座4本の仕組みは最高でした。
内容を一層高めれば,国語教育への強い提言になります。
学習用語をきちんと指導する道しるべができます。
花巻では沼澤校長先生と再会できました。
お弟子さんの先生をお二人も連れての御参加でした。
さすが,沼澤親分です。
皆さんもお読みになっていると思いますが,沼澤先生のブログは濃いです。
「スプリングブログ」です。
特に,書評は深いです。
地域新聞などに書評を載せているのかと思い,そんなことを聞いてみました。
そういうことはしていないとのことですが,このブログの実力は高いです。

書評のブログと言えば,駒井先生のブログも好きです。
「風紋」です。
軽いタッチがなかなか良い感じなのです。
駒井先生とも花巻で歓談しました。
お仲間の先生を4人もつれて。
若いですが,風格が出てきています。
素読教育をもっともっと広めて欲しいです。

花巻から離れますが,福山先生がfacebookを始めています。
すぐにお友達として交流させてもらっています。
facebookをされている先生,ぜひ,「福山憲市」でお名前検索をしてみてください。
私は福山先生の「心力」にかなりの期待をしています。

栃木でも!かけ算九九の平均点が97.25点!

 

算数ソフトを活用しているクラスの「すごい成果」がまたまた届きました!

栃木県の先生からいただきました。
まずは,御紹介します
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家内が教えている2年生のかけ算のテストの
平均が97,25点だったそうです。
全員が100点とはいきませんでしたが、中には勘違いや
書き間違いで100点にならなかった子もいたようですが、
かなりいい成績だったようです。

通級の子や通級相当の子が何人もいて、家庭環境も
複雑な子も多く、指導が大変な中でのよい成績だったので
子どもたちもうれしかったようです。
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かけ算九九と言えば,小学校2年生の難関の所です。
そのかけ算九九のテスト結果が,
北海道から平均点が98.45点と報告があり,
栃木県からも平均点が97.25点と報告が入りました。

指導方法も違うお二人の先生のクラスで,
平均点が95点を超えています。 

四半世紀も前のことですが,
大学の先生がうっかりミスの発生率を研究されたことがあります。
その結果,わかったことは,
20問,計算問題を行うと,
理解している子でも, うっかりミスは約5%の割合で出現するということでした。 

これをもとに考えると,平均点が95点を超えるというのは,
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1,算数の理解が確実になっている。 
2,うっかりミスも激減している。
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となります。
算数の授業で最も大切なことは何でしょうか。
それは,「子ども達の頭の中に算数が入る」ことです。
算数ソフトはこれを非常に力強く行えるのです。

指導法はそれぞれの先生の方法を活用し,
そこに算数ソフトを用いることで,
「理解」が進み,「定着」もしていく算数の授業が実現するのです。
多いに,算数ソフトを使って欲しいと願います。
そうして,算数が分かる子,算数って面白いと感じる子が
どんどん増えて欲しいと願います。