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ソフト開発の合間に,中国古典

  来る日も来る日も,ソフト開発をしています。面白くてしかたがありません。こんな面白い世界があり,その道を自ら歩んでいるのですから,私は恵まれています。
  それでも,頭がプログラム漬けになると,自然とリフレッシュをしたくなります。そんなときに役に立つのは本です。
  兵庫の講座で知り合った森實先生からご紹介いただいた『日本の10大新宗教』(島田裕巳著/幻冬舎新書)も面白かったです。貧困からの救済,困ったことからの救済。そこに宗教が芽生える基があるようです。お金の困り事,心の困り事,頭の困り事,体の困り事・・・。今は,心が貧困な時代なので,心を満たしてあげることが,現代の宗教なのかも知れません。そんなとりとめもないことを思いつつも,こういうことをしっかり研究している人がいることに驚き,自分も算数ソフトの世界を構築しつづけ,子ども達の算数思考を満たしてあげられるようになりたいと思います。こんな感触が得られたのも,教えてくださった森實先生のお人柄に,読書中包まれつつ読んでいたからです。森實先生に感謝です。
  読書傾向は,あまりはっきりしていませんが,中国の古典は好きです。今,『荀子』を読み始めています。「青は藍あいより出でて藍より青し」がすぐに出てきます。そこから論が進み,「だから,勉強しましょう!」とつながっていきます。福沢諭吉の『学問のすすめ』も似ています。「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」から始まっていますが,そこから論が進み,「だから,勉強しましょう!」とつながります。
  でも,どんな風に勉強をしたらいいのかわからない,という方とまれに出会うことがあります。勉強をし始めれば,やるべきことが多すぎて,こんなのんきな言葉は消えていきます。好きな事の本を10冊・20冊と読み,自分でも本を書くつもりで記述してみることです。たくさんのやるべき事が見えてきます。

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