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3年生の「わり算を使う文章問題」ができそうです!

8674_4003年生の「わり算を使う文章問題」です。

式を2つ使う文章問題なので,藤本先生はこれを「2段階」と話ししてくれています。

こういう意識を先生が持ったら,それを子ども達も感じ取れるように,指導ができるとグッドとなります。
そこで,図でも式でも,2段階がくっきりするように配置しました。

もちろん,問題文の一部が図や式に飛び出すという,新方式をふんだんに用いています。
ソフトで飛び出す様子をしっかり見たら,その先のプリントなどでは,「ビューン」などといいながら「矢印」を使って解説をするといいです。「矢印」は動きをイメージさせる実に優れた方法だからです。

式の方では,カバーをドラッグしながら見せていくタイプにしてあります。
どんな式になるのか,ちょっとずつ見せながら授業を展開できます。

合計3問もプログラムしてあるので,見ているだけでかなり理解が進むと思っています。
近々,アップします。お楽しみに!

3年生のわり算,算数ソフトで教室中が大盛況!

8675_400藤本先生から,嬉しいメールをいただきました。
子ども達が「わり算の答えを予想して、教室中が大盛況」となったのです。

そうなった算数ソフトは,右の「13B,学習ゲーム/わり算すごろく」です。

どんなソフトかというと,わり算カードを選んで,商の数だけ進むという双六です。
上がりは,4か所もあります。
ですので,簡単にあがれそうなのですが,それがなかなか思うようには上がれません。
9枚中3枚はわり算が見えていますが,6枚は見えないからです。
上がれそうで上がれない。これが子ども達を夢中にさせます。

大盛況になる,もう一つの理由は,ほとんどの場面が一発で上がれる位置になる双六だということです。
一発で上がれる位置にいれば,力が入ります。カード選びは非常に真剣になります。
自然と,見えている3つのわり算を真剣に計算してしまうのです。

双六中にカード変更(シャッフル)できるのも,わり算練習効果を高めています。
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このソフトは,『子どもが夢中で手を挙げる算数の授業』の3年4巻に入っています。

3年4巻には,「あまりのないわり算」と「あまりのあるわり算」のソフトが入っています。

授業に役立つソフトの他に,こういった大盛況となる学習ゲームソフトもちょこっと入っているのも,嬉しいところですね。

算数の特長を生かした,誤答対応

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先日,某小学校の校長先生と話すことがありました。
どうも,引き算の筆算で右のようにやってしまう子がいるそうです。

こういうのは,算数ソフトを見て楽しく「理解体験」をすれば,しっかり頭に入ります。
ソフトでは,2が5の所へ行って,跳ね返されてしまします。見かねた4が3と1にわかれ,1が繰り下がり10になり・・・と動きで示してくれます。
こういう理解のアニメーションは定着も良いです。
定着は理解を見た回数に比例します!

ところで誤答です。
誤答は所かまわず出るので,ある程度の対応レパートリーを持っていた方が良いです。

算数では,「算数の持ち味」を生かした対応をすることができます。

「これ,良いところあるね」と言ってみてください。
間違えているけど,良いところがあるから,それを見つけるように促すのです。

すると,「十の位の4-3は1になる」とか,「5から2を引けば3になる」とか,部分的な正しさを見つけ出してくれます。もちろん,「3の数字が正しい」とか,「文字が見やすい」とか,「数字の大きさがちょうど良い」とかと,基礎的なところへも注目が進む場合があります。さらに進むと「字が読みやすい」とか,「途中で止めないで最後まで書いてある」とか,道徳的な方向での良さも出てきます。

そうして,気がつきます。
ほとんど全部がよくて,たった一つ,「上から引かなかった」という点だけが足りなかったのだということに。誤答した子は,実は傷1か所の軽傷だったのです。

これは,算数の持つ「積み重ね」という特徴を活かした対応です。

6年の「割合を使う文章問題」のソフトができました!

8677_4006年生の割合を使う文章問題が完成しました。
良い時代になりました。
作ってすぐに,DLマーケットでダウンロード購入できます!
目次もついているので,使いやすいです。

内容は2本です。
01,仕事算/全体・部分の図で考える
02,仕事算/1当たりの量の図で考える

昨日も紹介した,右の小さい画面のソフト。これが「02」の仕事算です。入試問題などの基本問題になります。

8676_400右の大きい方は,「01」の仕事算で,「02」とは性格が違います。

「01」の方は,途中で交代するとどうなるか,という問題なので,「部分」を割合で考えます。

「02」の方は,2人が同時に仕事をするので,単位量(1当たり量)で考えます。

こういう違いの理解も,このソフトなら伝わりやすいと思っています。
なにしろ,線分図の中のテープがアニメーションされるので,とても分かりやすくなっています。

気になるのは,分数の計算です。
せっかく,ソフトで理解したけど,分数の計算が・・・・
ということは,ありえることです。
そこで,分数の計算を思い出しやすいように,式に工夫をしました。
先生がここを問いたいなと思うところには,「メクリ」をつけています。
それを単なる計算として見るのではなく,図と対応させて見ることができるので,かなり良い感じの作りと思っています。

ダウンロード購入できるソフトが増えています。
こちらもぜひご覧になってください。

6年の割合を使う文章問題のソフト,もうすぐできそうです

8677_4006年生の割合を使う文章問題のソフトです。
問題文を読めば,すぐにお分かりと思いますが,いわゆる「仕事算」です。

このソフト,1回作ったのですが,どうも気に入らなくなり作り直しました。

図をよりシンプルにしました。
それだけのことですが,プログラムは大幅変更です。
頭が痛くなりましたが,休み休み取り組み,なんとかお見せできる直前ぐらいまで来ました。

問題数を4問にしました。
4問目は3人が仕事をする問題です。でも,この時に気が付くと思います。何人なっても考え方は同じであることに。

作りこみは,1問目では,20日,30日の仕事は1/20,1/30になることを理解するところに重点が置かれています。ここが,一番の肝だからです。
3問目,4問目は,問題を見ただけで,さっと単位分数に置き換えられる頭になっているので,それを考慮したつくりにしています。

これを見て,「仕事算」って,簡単だなぁと思ってくれる子がいてくれたら,うれしいです。

算数を勉強して良かったと,体感させる

新しい単元に入ると,何かしらの新しい概念を学びます。
例えば,4年生の角の単元なら,「角度」という新しい概念を学びます。
2年生のかけ算なら「九九」という新概念を学びます。

こういう新しい概念を学ぶどこかで,「書く体験」をさせてみてください。
子ども達が,「勉強して良かった」と感想を持つようになります。

どんな体験かというと,次の2つを書く体験です。
1,新しい概念を使わずに書く。
2,新しい概念を使って書く。

例えば,角度でしたら,最初に角度を使わずにノートに書かせます。
「じゃんけんのチョキぐらい」
「滑り台の坂ぐらい」
「今曲げている先生の腕ぐらい」
こんな風に角度を書いたら,これは時間がかかりますし,不正確です。

続けて,角度を使ってノートに書かせます。
「20°」
「30°」
「100°」
あっという間にかけます。しかも,正確です。

こういう体験をさせてから,「角度を使わずに100も200も書くとなったら,どうですか」と聞いてみれば,たいていは「大変」と答えてきます。
「でも,数字なら?」と問えば,「簡単」と答えます。

基本的に,算数・数学は簡単・便利な方向へ進む勉強です。
それを利用して,ちょこっと「ビフォー・アフターを書く」ことで,「学んで良かった」と感じさせることができます。
これも,算数の大きな特色です。