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オーバーを日本語で言うと?

外套冬に作法の話を頼まれると,ふっと,「オーバー・コート」の話をしたくなります。
ですが,時間の都合などもあり,話さずに終わることがあります。

オーバーやコートを日本語では,「がいとう」と言います。
漢字で書くと,「外套」です。

私は,この漢字が大好きで,実に良くできていると感心しています。
どうしてでしょう。

よくよく漢字を見ていただけますか。

外套は,「外・大・長」で構成されています。
「外,大きい,長い」です。
何とはなく,「外で着る,大きくて長い服」ととらえることができます。

ところで,教室は外でしょうか。内でしょうか。
誰しもが内と理解しています。
室内では着ないのが基本だと言うことが,この漢字を見ることで,しっかりと伝わってきますね。

教室の中でオーバーは着ないんですよ!!
こんな風に声を上げていた昔が,恥ずかしいです。
理屈のない「ああしろ」「こうしろ」は,調教に等しいです。
ささやかでも,何かしら理由があると,人間的な指導となりますね。
外套も,「価値ある意味づけ」の一つです。
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明後日の水曜日は,千葉県松戸市の寒風台小学校へ行きます。
千教研の学級経営部会があり,そこで授業を参観し,協議会で30分ほどお話をしてきます。
松戸市には,昨年度・本年度と金ヶ作小学校での校内研講師でお世話になりました。
御縁をありがたく思っています。
来年度は三重県の小学校から校内研講師のお話をいただいています。
野口先生の「他律的自律」の心得でしっかりと務めたいと思っています。
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