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5月に『ブランコ乗りとピエロ』を話すかも

昨年の暮れに開催した、野口先生を囲んでの忘年会の席で、「野口塾ビギナーズ」の講師に頼まれました。
こういうこともあるのだなぁと思いつつ、了解をしました。

開催は5月13日(土)です。
たぶん、「道徳読み」の話をするのではないかと思います。
題材は、『ブランコ乗りとピエロ』になると思います。

この作品は奇妙な作品で、その奇妙さ加減が見抜ければ、指導は面白くなります。
それを見つけられないと、なんとも不安定な道徳になるでしょうね。
そういうことが見えるので、きっと、現場では扱いにくい教材と位置づいているのではないかと思います。

分かりやすい学習として、「家」という漢字の比喩をきちんと教えておけば、かなり質高い授業ができます。
ですが、そこまでひらめくことは、なかなか難しいです。
このひらめきは、割り算で「スイートポテト」をひらめく様な感覚と似ているからです。
スイートポテトを授業でやって、大うけした覚えのある先生は5月のビギナーズは必見です。その後は、家という漢字を見ると、とあることを思いだしてしまい、組織の根幹を教えやすくなるからです。

そうして、たぶん、時間が余るので、道徳のあれこれをついでにお話しすると思います。
そういう意味では、5月のビギナーズは、「道徳読み」ファンの先生には見逃せない講話になります。

廣池千九郎の『道徳科学の論文』(第7巻)を少しずつ読んでいますが、この巻を読むには、論語の素養が必要です。
道徳の基本ですので、これから本格的に道徳をと考えている先生は、ちょっとした時に論語に触れると良いですね。

日めくりの論語が教卓の上にあると、道徳という善玉菌が教室にジワーッと広がっていきます。
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