船橋の渡邊先生,河邊先生のお計らいで,海神公民館でお話しをしてきました。
一番楽しみにしていたのは,渡邊尚久先生のお話です。
数年前に小学生向けの七つの習慣の話しを拝聴しました。
この時,こんな濃い内容を小学生向けに分析し,サラリと指導している渡邊先生にとても驚きました。
そうして,今回,お話を伺って,子ども達とのつきあい方にも納得の連続でした。
河邊昌之先生は30代の先生です。15分ずつ3度にわたりお話しを伺うことが出来ました。
一番印象に残ったのは,そのサービス精神です。
切り口もいいですし,指導をいつまでやるかなどへの配慮もいいです。
そうして,それを上回る参加者の先生方へのサービス精神。
師匠筋にあたる萩谷高史先生の教えが浸透しているように思いました。
こういう先生は,伸びます!
萩谷高史先生の鉄棒ビデオ,圧巻でした。
会場は,その事実に感動のどよめきです。
「そういう指導を私もしたい!」という熱望の声が聞こえてくるようでした。
萩谷先生の鉄棒指導,最高です!
土作先生のお話もありました。
人気絶頂の先生ですので,登場しただけで会場はホッとなムードに包まれました。
土作先生が語り出すと,そこは笑いの渦です。
土作先生に教わっている子は,毎日が楽しいだろうなと思います。
講師の先生方のお話の他に,私には,もう一つ,大きな楽しみがありました。
若い20代の佐藤先生が,講座に参加すると知らされていたからです。
佐藤先生は,その実力が評価され,優秀な私立の小学校の先生になりました。
今年の研究予定など話しを聞くことが出来ました。これから先がとっても楽しみです。
私は,算数の話しです。
若い頃に勉強したことを,ちょっと整理して,話しました。
「理解」場面の構造は,右の図のように,3段階になっています。
どの段階の指導も大事なのですが,特に力を入れるのは,どこかと問われたら,それは「図」のところだという話しです。
図は別の角度から見ると,それは「構造」「しくみ」になっているので,理解がグイグイ推進される段階なのです。
しかしながら,その図が一番表現しづらい状態になっているのが,算数なのです。
でも,嬉しいことに,コンピュータの発展により,図がソフトという形で表現できるようになり,あっという間に理解できる学習が進められるようになりました。
その事例として,5年の体積のソフトを見ていただきました。
体積の「しくみ」が分かる「図」は,例えば左のような図なのです。
体積の意味がよく分かります。
これを,縦・横・高さのサイズをあれこれ変更して,繰り返すように何度かみることで,理解がスッキリすすむのです。
見ていても楽しいです。
マウスで操作してみたくなります。
ワイアレスマウスで,子ども達にもさわらせていると,とっても楽しい雰囲気になります。その上,さわった子ども分だけ,回数多く仕組みを見ることになります。
気がついたら,みんな体積の「通」になっているでしょうね。
この続きのような話しは,6月7日(土),東京で開催される明日の教室というセミナーで時間を取って,もう少し詳しくお話しできるかなと思っています。