宇佐美先生の『対話の害』の発売日は7月7日です。
同じ日に,もう一冊,新刊が出ます。
『教師の覚悟』です。
表紙の帯。
驚きます。
「齢八十にして
年間講演数平均120回!」
80才で全国を飛び回っています。
そのことだけでも,大変な驚きです。
著書は100冊を優に超え,しかも,晩酌は欠かしません。
偉大です!
どんな人生を送ってきたのか,勉強したくなります。
この本の編著者は愛媛の松澤正仁校長先生です。
野口先生の膨大な資料を精査し,野口先生から何度も話を伺い,関係者からも話を聞き,この本にまとめてくれました。
松澤先生のように,野口先生に惚れ込む先生がいて生まれるのが伝記です。
『教師の覚悟』。
良い本です。
アマゾンで予約が始まりました。
皆さん,ぜひ,お読みください!!
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宇佐美寛先生の新刊,『対話の害』です。
発売日は7月7日ですが,アマゾンにアップされていました。予約できます。
帯に次のように記されています。
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不自由な,誘導尋問的な「話し合い」が,はびこっている。
「哲学」や「自由」の美名において横行している。
---その典型は,
サンデル教授の「白熱教室」である。
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あのサンデル教授の「白熱教室」が題材になっているのです。
中を読むと分かりますが,実に面白いです!!
池田久美子氏は,宇佐美先生の高弟です。
私はまだ一度もお目にかかったことがないのですが,明日,お会いできるのでとても楽しみにしています。
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仕事の都合で,算数ソフトを紹介する簡単なビデオを作ることになりました。
たまたま,アフリカプロジェクトのパートナーの方が,その手のビデオを作っていたので,あれこれ教えていただき,さっきほんのさわりを試作しました。
ありがたいのはビデオ制作ソフトの仕組みがディレクターに似ている事でした。
チュートリアルの映像で少々勉強をして,とりあえず,「作ってアップ」という基本は理解できました。
使ったソフトは,「カムタジアスタジオ」です。
昔,少し使った「ロボデモ」というソフトにちょっと似ていました。
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話は変わりますが,昨日,紹介をした『キーワードでひく 小学校通知表 所見辞典』ですが,アマゾンですっかり品切れになっています。
アマゾンから入荷数の連絡が届いて,すぐに出荷するのですが,それでも,あっという間に品切れです。大好評なのですね。
すぐに品切れになっても,予約ができるので,順次お手元に届くようになっています。良い時代です。
所見をPCで書くのが普通となってきたので,CDがついているこの本は,便利に使えますね。
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そろそろ通知表が気になる頃ですね。
そんな気持ちになっている先生,『キーワードでひく 小学校通知表 所見辞典』をご存じですか。
文例が2057入っています。
量が多いのもありがたいですが,その文例が実に「なっとく感」が高いのです。
文例を読んでいる内に,どう指導していったらいいのかが伝わってきます。
該当学年の所をザッと読んでから,所見を考えるのも良いですし,所見でちょっと行き止まったらパッと調べてみるのも良いです。
CDも付いています。これもありがたいです。
例文のテキストをその場で修正することができます。
そうして,この本の著者の先生です。
あの実感語り・実感道徳・素材研究・できる教師・・・の山中伸之先生です。
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辞典といえば,言語技術の達人,柳谷直明先生の『国語科「学習用語」辞典~「かくこと」領域編~』があります。
この本は,表紙にも書いてある通り,私家版なので書店での販売がありません。
ですが,このシリーズは人気があります。
書くことに限定していますが,この本を開くと国語の授業に関わる用語が大量に載っています。
言葉の意味だけでなく,授業での使い方にも言及しているので,国語に飛躍を・・・と思われている先生にはナイスな一冊です。
指導要領にそった並びになっていますが,できれば別冊で用語からの索引が欲しいです。
入手したい先生は,直接,柳谷先生へご連絡ください。
柳谷先生はフェイブックをしているので,そちらで検索をすると交流できると思います。
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島根の広山先生と久しぶりに歓談しました。
近々,明治図書さんから『今日から使える!いつでも使える! 小学校国語授業のネタ100』が出ます。
この本を見ながら,国語の話で盛り上がる予定でしたが,来週あたりが発売のようで,国語の話はまた今度となりました。
自分の知っている若い先生が,こうしてどんどん本を出しています。
うれしいですよね。
本の代わりに,広山先生の勤務する学校の研究紀要を見せてもらいました。
紀要の巻頭の言葉は秋田健一校長です。
思いの丈をA4紙1枚に押し込めた珍しい巻頭言で,しばし秋田校長の話になりました。
目にとまったのは,「島田モデル」。
これを用いると,子供達の頭が活性化するのはなぜなのか,そんなところをワイワイと話しました。
ちょうど1週間ほど前,さくら社にホワイトボードが入ったので,そこに島田モデルの板書例を書いてもらいました。
話が具体的になり,面白かったです。
場所を変えて,いつもの中華屋「上海美食」へ。
終電近くになるまで,ずっと語らいました。
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この日,お世話になっているほるぷ出版に行った帰り道,国文の専門古書店「西秋書店」に立ち寄りました。
しばし,棚を見ていたら,「オッ!」とくるタイトルがあったので,購入しました。
『日本の俗信』です。
家に戻り,少し読みました。
○三人で写真にうつると,真中の人が死ぬ。
懐かしい迷信が記されていました。
これなどは,
1,真ん中には年長者が位置しやすいこと。
2,真ん中を遠慮する気質のあること。
これらから発生してきた迷信と思います。
写真の広がりから生まれた比較的新しい迷信ですが,スマホなどで毎日何枚も人の写真を撮る時代になり,そんなことかまっていられなくなっているのが現代です。
迷信の消滅理由の一つがここに姿を現しています。
こういう民俗学的な本は,いろいろと思いを巡らせてくれるので,面白いですね。
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さくら社への道中,電車の中で読んでいるのは,『私の個人主義』です。
まだ,途中までしか読んでいないのですが,講演をされる先生や,これから先の人生で講演をするようになったら良いなと思う先生にお薦めの本です。
この本に記されているのは,夏目漱石の講演記録なのです。
「漱石はこんな風に話すのか」と,漱石の人間味を感じつつ,「さすが!」とその内容に納得します。
講演では,内容のしっかりした話をするタイプの先生,一度は読んでおくと良いです。
笑いを取りつつ話を進める私でも,勉強になっています。
講演は全部で5つ載っています。
1,道楽と職業
2,現代日本の開化
3,中身と形式
4,文芸と道徳
5,私の個人主義
私は,5→3と読んでいます。
その先は1→2→4となる予定です。
この本を読むきっかけは,宇佐美寛先生です。
明後日,宇佐美先生とお会いします。
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算数ソフトを今日も見ていますが,これを使って授業をしているクラスは,いいですね!
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